具体を探せ
新宿御苑には、独特の
空間性がある。
成瀬己喜男監督の『山の音』
のラストシーンで、
新宿御苑に立った原節子が、
確か「ヴィスタ」とつぶやくのだった。
四谷区民会館から御苑を
見下ろして、小さな声で「ヴィスタ」
と言ってみた。
新宿区主催の夏目漱石に
関するシンポジウム。
私と、『新聞記者夏目漱石』の
著作がある朝日新聞の牧村健一郎さんと、
漱石の孫で、エッセイストとして
活躍されている半藤末利子さん。
舞台のそでで、演出を担当
されている方の様子が気になった。
足袋に草履を履いている。
中山弘子新宿区長が挨拶に向かう時には、
ドアを開けながら「いったらっしゃいまし」
と声をかけている。
堤清人さん。
45年間、ずっと舞台の演出に
かかわって来られて、
特に演歌の地方公演が多かったのだと
いう。
風情というか、雰囲気というか、
そのようなものは相応しい
人からにじみ出るもの
だと知る。
漱石は、英国留学中、
国の将来を担って英文学を調査
するという自分の使命が重くて、
また、大英帝国の栄華を前にした
時の、日本のあり方に悲観的
にならざるを得なくて、
「夏目狂す」という噂が立った
ほど精神的に追い詰められる。
そこで漱石が至った境地が、
「自己本位」。
価値や基準は他者から与えられる
のではない。
あくまでも自分を基準として
全てを組み立てていく。
そう考えたら、どんなに楽に
なることか。
文学の概念を、英文学でも
漢文学でもなく、ゼロから
もう一度打ち立てた。
それが、漱石の知性の鋭利な
刃となった。
「自己本位」の確立。
これこそが、明治以来日本人が
達成できていない生き方
ではないかと思う。
権威に弱い。
流行にふらふらする。
自分の感覚を信じたり、
貫いたりすることができない。
日本人にとっては、今日でも、
夏目漱石は偉大なる教師である。
吉祥寺へ。
池上高志の学生の
JJオートクチュリエが主催した
アートのイベント。
乱入して、池上高志とバトルを
やった。
池上高志、塩谷賢、竹内薫、
田森佳秀、郡司ペギオ幸夫、
白洲信哉、島田雅彦、・・・
ぼくの親しい友人には、
共通の特徴がある。
渾身のスピードで
ボールを打った時、
同じくらいの強いボールを
打ち返してくれる。
日本では、
たいていの場合、「この人は
何でこんな事を言っているんだろう」
と周囲が
シインとするのが通例。
ぼくたちは、あるいは
「外人枠」で生きているのでは
ないかと時々思うことがある。
池上高志とのラリーは、いつも
楽しい。
池上高志というぼくが出会った
「具体」の中には、無限の吸引力
がある。
具体の力。
ぼくは別に「科学者」になりたかった
んじゃなくて、「アインシュタイン」
に興味があったんだ。
科学者一般なんて、知るもんか。
同様に、「小説」に興味がある
んじゃなくって、
夏目漱石とか、ドストエフスキーとか、カフカとか、ジョイスとか、
特定の作家たちの、自分が愛して
やまない作品に心を惹かれるんだ。
だから、「科学とアートの融合」とか、
そういう言い方は粗すぎるんだよ。
もっと、specificじゃなくては
いけない。
自分のことをぐいぐい惹き付ける、
そんな具体的な明けの明星を
探せよ。
必死になって具体を探せ。
見つけたら、具体に一生かじりついて
いけ。
それが、認識と行動を一致させる
道だ。
12月 8, 2008 at 07:15 午前 | Permalink
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接待部長とも呼ばれる白い猫は
わたしの愛にゃんラキくんです。
来客があればかならずすり寄って
白い毛をズボンのすそにすりつけます。
先日、モリサワ(カメラ店)のご主人森沢さんが
撮影して下さいました。
カメラを意識しているのか
いつもよりちょっとりりしい... [続きを読む]
受信: 2008/12/08 7:32:45
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■ビラ配りのバイトを今しているのですが、この前心温まる出来事がありました。。。 ビラ配りって、皆さんよくお分かりになるとは思いますが、基本的にスルーされます(笑) ティッシュとかボールペンとか、そういう付録があれば話は別なのですが、あくまでチラシですので..... [続きを読む]
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心を生みだす脳のシステム 、
「私」というミステリー・茂木健一郎を読む。
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» 党首会談(9) トラックバック 御林守河村家を守る会
昨年、「支配線」という概念を
拙論『紋章と封建制度』のなかで私は提唱しました。
もちろん物理学のいう「世界線」から着想したもので、
それは以前の「歴史線」と同根です。
「支配線」とはこのような概念です。
個人に対して命令権をもつ組織が複雑化するほど
個人... [続きを読む]
受信: 2008/12/09 8:26:24
» ひりひりじんじん トラックバック ただやるのみ
ひりひりしているなあ
からだが追いついたら、
わたしもひりひりじんじんしたい。
あともうちょっと、待ってろ、世界。
茂木健一郎『クオリア日記』
具体を探せ
-----------------------------------------
〜前略〜
そこで漱石が至った境地が、
「自己本位」。
価値や基準は他者から与えられる
のではない。
あくまでも自分を基準として
全てを組み立てていく。
〜中略〜
もっと、specificじゃなくては
いけない..... [続きを読む]
受信: 2008/12/09 23:01:49
» [Art][Exhibition]「SOUND/MINDSCAPES 音の風景、こころの風景」展@吉祥寺ArtCenter Ongoing トラックバック Yutaka Iida The Weblog
副題は「『知覚』から考える美術とコンピューターサイエンス、展覧会と連日公開トーク」。去る12月7日(日)、最終日のクロージングトークを訪れた。 http://ongoing.jp/gallery/sound.html ゲストは茂木健一郎さん、池上高志さん、鷲見淳さん。そしてトークの進行が、... [続きを読む]
受信: 2008/12/24 0:02:00
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちは。
先生は孤独ではないですね。。
数日前の日記でも思いましたが
すばらしいお仲間を持たれてお幸せですね。
本当のことを知ること
根底に流れている目標というか、そういうものがぶれない人たちだから、
安心して思いきり意見をかわせるんですね。
とてもうらやましいです。
キノコの島田さんも.. 的確そうで
先生のとてもよき理解者なのですねえ。
以前教育テレビで、大好きなオペラをひとり語りされていて
すごく真面目に、すこし熱っぽく語られているのに、
どこか可笑しかったです..
漱石先生や茂木先生のような人が日本にたくさんいたら
どんなにいいかと思いました。
認識と行動
わたしもなかなか一致していないので頑張りたいです。
今週も日記を読んでいて、書きたいことがいろいろでした。
銀座の女性のお話もすばらしかったですね。
保証された未来など「現在」とおなじだ。
風の旅人の本をたのしみにしています。
前にもいろいろあって、ためるとよくないと気づきました..
もう少しまめに書けたらいいなあと思います。
先生にご迷惑でないとよいですが..
蝋梅がちらちら咲いていました。
冬至ではあるのに、
不思議なくらい暖かですね。
今週の頭はひさしぶりに博士が夢に出てこられ
いろいろありましたが、思い出してほっこり過ごせました。
生放送も見られました。
年末の、お忙しい先生
疲れやおなかなどお気をつけください..
投稿: M | 2008/12/21 16:52:23
漱石のシンポジウム参加しました。「自己本位」と言う生き方は世間や他人に罵倒されようが、自分の筋を徹底的に貫く強靭な意志を必要とするし、非常に厳しい生き方だと思いますが、これ以上やりがいのある楽しい生き方は他にないと僕も思います。僕も命を賭けて自分の人生に挑み命を輝かすための具体を早く見つけたいです。
僕は彫刻やら絵やらやっていますが、全く方向性が定まっていなくて今無茶苦茶辛いです。茂木さんの言葉は僕の肺腑を衝きます。
必死になって具体を探せ。
見つけたら、具体に一生かじりついて
いけ。
それが、認識と行動を一致させる
道だ。
人生短いしこれから死に物狂いで具体を探したいと思います。
投稿: 小林秀雄崇拝者 | 2008/12/11 1:00:36
>ぼくの親しい友人には、
>共通の特徴がある。
>渾身のスピードで
>ボールを打った時、
>同じくらいの強いボールを
>打ち返してくれる。
>日本では、
>たいていの場合、「この人は
>何でこんな事を言っているんだろう」
>と周囲が
>シインとするのが通例。
>ぼくたちは、あるいは
>「外人枠」で生きているのでは
>ないかと時々思うことがある。
なんと、
全く同じ事を感じている人がいたなんて・・・
すっごく、嬉しくなりました!
よし、明日もまた、頑張るゾッ
寒くなりましたね。くれぐれもお身体ご自愛くださいませ!
投稿: Lee | 2008/12/09 21:30:50
普段から茂木さんのプログを拝見させてもらっています。
今回の内容に大きな衝撃を受けました。
具体。
まだ何も出来ていないけれど、
16年生きてきてうっすらと見えてきた私の中の具体に全力投球していこうと、心を新たに出来ました。
投稿: もんじ | 2008/12/09 18:18:41
モギー先生おはようございます。
今朝も公園を走ったのでしょうか?
駆ける肢体が、宙を浮きすぐ地に着く…
地球人だと自覚する瞬間ですよね。自力ぢゃ重力に勝てませぬ。
日本人て、カギカッコ好きなのかな。
括り、その鋳型からはみ出すモノは異とされます。
なので…
「変人」が時折称賛に聞こえます(笑
モギー先生はアインシュタインと
希望をともにしてきたのですね。
素敵!
ミルトンとは何をともにしているのでしょうか?
私の場合は、ジョイスやボルヘスが
かならずやって来ます。
感嘆を手土産に!
カフカとは…忍耐を共有して。
故人は行き来自由らしいです(笑
「モギー・フリスクオリア」
TO BE HERE, NOW
投稿: 玲 | 2008/12/09 9:14:53
自己本位と具体という言葉が僕に引っ掛かりました。
自己本位になることは下手をしたら自己中心になるかもしれないですよね。
自分と他者の関係の中で如何に折り合いをつけながら自分という軸を持ち、自己を主張していくかは難しいと思います。
理想と現実のギャップを一歩ずつ埋めて、自己本位を達成したいです。その為にも自分の中にある具体的な手本、僕で言えば茂木さんを見習って日々を過ごそうと思います。
投稿: まうい | 2008/12/09 8:48:59
Your today's article reminds me of 秀雄.
見るは行う。
ふざけるんじゃねえ、と。
c u later.
投稿: J | 2008/12/09 7:25:49
最近、
「自分で自分を大切にする」って、よく言うけど・言われるけど、具体的には何をしてるんだろう・したらいいんだろう?
…のように、自分が何か考えるときのテーマは、『具体的には?』という共通点があったので、
数日ぶりにこちらに伺って、タイトルが『具体』だったことに驚き、思わず書き込みました。
たかが共時性、されど共時性。
『考え抜く』そして『食いつく』というヒントを、勝手に頂いて帰ります。ありがとうございました。
投稿: kisshi | 2008/12/09 2:23:27
茂木先生こんばんは♪記事から先生の熱い魂を感じ胸に深く深く響きました。
漱石の自己本位の意を自身が正しく理解出来ているかは、分かりませんが、多年の間懊悩した結果ようやく掘り当てた鉱脈。単なる利己主義やエゴイズムではなく、自己を捨てることにより得られる自己のような、何か超越したものを感じます。 ついつい楽な方や愉しい事に流されがちな日常ではありますが、芯はしっかりもっていたいと思います。
揺るぎない自己の形成にはやはり他者との関係が大きく関わり、先生のおっしゃるように、必死になって具体を探すことが、「他の存在を尊敬すると同時に自分の存在を尊敬する」漱石の個人主義に結びつくのではないかと思いました。
正しい師をもつ事が出来れば木村さんのリンゴの木のようにしっかり根をはり、嵐がこようと負けないのではないかと思うのです。
私は勝手に先生にかじりついていきます。(笑)
それではお休みなさいませ。(*⌒ω⌒*)ノ☆☆☆
投稿: wahine | 2008/12/09 1:43:46
先ほど『私の個人主義』を再読しました。やっぱり、漱石はいいこと言ってますねー。
「その時私の不安は全く消えました。私は軽快な心をもって陰鬱なロンドンを眺めたのです。」
漱石さん、このとき、ぱーっと、心が軽くなったんでしょうね。よかった。
そして「私は多年の間懊悩した結果ようやく自分の鶴嘴(つるはし)をがちりと鉱脈に掘り当てたような気がしたのです。」と続きます。
さーてと、当方も今週末はマイ・ツルハシでも買いに行くこととしましょう・・・
投稿: 砂山鉄夫 | 2008/12/09 0:51:18
茂木先生の言葉が胸に突きささりました。
凡庸な自分を省みると共に、漠然と人生を憂うことは
真剣に物事に向き合っていなかったのだと気づかされました。
『ぐいぐい惹き付ける明けの明星』のフレーズに心が躍りました。
明日は早起きをして、東の空の金星を拝もうかしらん。
投稿: ボレロ | 2008/12/09 0:10:03
私に出来ることの中で、その人その人に対して…手伝えることを探していくこと。当たり前なことかもしれませんが、大切だと思います。
探して探して、見つけた具体をこれからも大切にしたい。と、思います。
投稿: 奏。 | 2008/12/08 22:19:00
人は何かに憧れるとき、やはり、カテゴリーそのものよりも、その何かがもっている確かなものに引かれていくのだろう。
もしかしたら、嘗て古のアテナイで、ソクラテスのもとに集いし、プラトンをはじめとする若き弟子達は、別に「哲学者」に興味があったのではなく、ソクラテスという「具体」の存在が放つ、内面からの輝きに引かれて、弟子になったのかもしれない。
何々に興味があったわけでもなく、自分を引き付ける、胸を打つ、または愛すべき人間、人格、作品、言葉…それを発するものに出遭った時、人はそれらの色に精神の白布を染めあげていくのだ。
それが、己を啓発し、深く掘り下げ、自らの理想と指針を見出す為の哲理を秘めているものなら、尚更のこと…。
世間の流行に惑わされ、振りまわされ、結局棒に振って終わる人生は嫌だ。世間というノイズ塗れの暗天にはっきりと輝く“明星”を捜し求める人生のほうが、よっぽど素晴らしいと、私は思う。
投稿: 銀鏡反応 | 2008/12/08 21:40:01
具体にかじりつけとは、自分を惹きつけるものを生涯追求して手離すなって解釈でよろしいのでしょうか? 茂木さんの言葉は、いつも考えさせられます。
確かに日本人は他人と違うことを嫌い同調しようとする気風が強いですよね。本来は違うから尊いのに。
しかし日本的な和の精神も大切だと思います。和敬清寂って言葉が好きです。他人との違いを認めながらお互いにリスペクトし、逆境でも平常心を失わないそんな精神力を日本人は本来持っていると思います(特に昔の日本人は)
大塩平八郎さんとか坂本龍馬さんとか織田信長さんとか皆さん昔の人ですが独自のビジョンがあったなぁと。揺るぎない自我を確立されていたなぁと思います。
逆に現代で明確な自我を確立することのほうが難しいかもしれません。
揺るぎない自分がほしいです。
まずは先入観をもたないことから始めたいと思います。とりとめなくて申し訳ありません。
投稿: 眠り猫2 | 2008/12/08 18:24:15
今日は素晴らしい日でした。東京からの大阪へのグリーン車内で先生にお目にかかる事ができ御言葉をいただきました。団塊世代の一人として、仕事本位に走ってきましたが、本当に悔いのない人生とは何か?自己本位に考えてみたい!!ありがとうございました。
投稿: 鈴木武 | 2008/12/08 17:07:39
なんかすごく分かります。世の中の人は、何か流行やら社会に流され過ぎだと思います。
僕はトヨタで期間工として働き、試験で正社員に登用されましたが、2年で鬱になり、休職しています。いま、こんな情勢になってしまったので、休んでなかったらどうなっていたんでしょうか。
所詮、正社員でも歯車でした。僕はついていけなくなり、鬱になりました。それでも、働かないと食っていけません。
これからの人生は、自分のために金を稼ぎ、自分のために生きようと思っています。
投稿: はげぼーず | 2008/12/08 15:02:26
「教えてアインシュタイン」という本、お勧めです。ページをめくりながら、あたかもそこにアインシュタインが存在するかのような、不思議な錯覚を覚えました。
投稿: harco | 2008/12/08 13:40:38
ひさしぶりに、「やわらか脳」時代のクオリア日記のような
アツイ茂木さんの文章を読ませていただいた気がして
うれしいです!!
投稿: 雄大 | 2008/12/08 13:37:58
「外人枠」な人にはなかなか巡り合えませんが、出会えた時の充実感は何とも言えません。
生きていることの躍動感を感じられる味わい深い瞬間に出会うため、今日も視界を広げて歩いていこうっと。
投稿: しずく | 2008/12/08 12:57:43
初めましてmayと申します。28歳の主婦です。
自分のことをぐいぐい惹き付ける、
そんな具体的な明けの明星を
探せよ。
というわけで、まさしく茂木氏は私にとっての「具体」です。
なぜなら、私は脳科学には疎遠な人間ですが、
主人が茂木氏の番組のファンであることがきっかけで、
茂木氏を知り、今、何となく茂木氏の考えや物の見方が気になります。
脳科学が気になるというより、脳科学と世界を絡ませながら生きる
茂木氏が気になり、そして面白い方だな~と思います。
私にとって、茂木氏の考えに触れるのは、ラカトシュのバイオリンを
初めて聴いた時と同じ感動があります。
それは、なんというか、引きずり込まれる感じです。
まだ、少しずつ著書を読ませて頂いている最中ですが、
1月にはカルチャーも受講させて頂くつもりでいます。
それでは、厳寒の折から、くれぐれもご自愛ください。
投稿: may | 2008/12/08 11:40:55
今日の文章は実にステキですね
茂木さんの言葉が胸に響きます
自分の感覚を信じたり貫いたりすることができない
たしかにこの国はそういう問題をかかえていますが
信じていれば道は開かれるかと思います
投稿: 伊達泰弘 | 2008/12/08 11:38:17
具体に
かじりつきます!
投稿: 邦之 | 2008/12/08 11:15:53
世の中の風潮や人の言う事に引きずられないことが大切だ。事実は違うかもしれないのだ。奇蹟も繁栄も溢れているし、尽きない泉であるから。全体で考えよう。 そんな事が起きぬけの頭に浮んでいました。 そして、今日のクオリア日記を拝見しました。 漱石も危うい時期があったのですね。 自分の感覚を信じ、貫く。 自分を基準としてすべてを組み立てて行く。 知性の鋭利な刃。 ボールの打ち返し=トリオやカルテット、室内楽の丁々発止の醍醐味のようですね!! 面白そうです。生き生きしてしまいますね。 マーシー・シャイモフ、ウォレス・ワトルズ、ウィリアム・w
・アトキンソンを書店で購入した昨日の夕暮れ、赤々と燃えるような素晴らしいオレンジ色の太陽の光にずーーーっと包まれました。鳥の海の長い橋を渡る前も後も。見慣れた山々も架かっている雲も倍音いっぱいのオレンジ色の煌めく温かさ、西日の射す家々、建物も愕く様に華やかに綺麗でした。 ぐいぐい惹きつけられた、晩秋の果実の豊かな耀き、・・・私の明けの明星のように。 ドリーム・チームを私も創ろうと決心しました。 茂木―先生、たくさん、たくさん、素晴らしい事をありがとうございます。
投稿: ぶらんか | 2008/12/08 10:13:57
茂木健一郎さま
肩書きではなく本質、具体
茂木健一郎さま、シンプルでありながら凄い意志を持ってないと貫けない本質と私は、
投稿: TOKYO / HIDEKI | 2008/12/08 8:18:29