« ぱあぱあ言いながら | トップページ | 『学問は青天井』 »

2008/10/25

他人と接して生きる実感を得る

Lecture Records

茂木健一郎
他人と接して生きる実感を得る
2008年10月24日
朝日カルチャーセンター講座 最初の22分

音声ファイル(MP3, 20.4MB, 22分)

10月 25, 2008 at 09:04 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 他人と接して生きる実感を得る:

» 夏みかん、色づく・・・ トラックバック Little Tree
雨上がりの朝。 目の前に、夏みかんの黄色が鮮やかに浮かんでいます。 まだ西の空の遠くのほうまで、雲が広がっていますけれど これから少しずつ、お天気が良くなっていくのでしょうか?... [続きを読む]

受信: 2008/10/26 7:50:09

» 雨にもまけず トラックバック 須磨寺ものがたり
今朝6時、天気が気になり窓を開ける。 予想どうりに雨、どうしようかと悩む。 今日は、「第16回須磨寺楽市」。 準備をしている方がいるので、決行することにした。 [続きを読む]

受信: 2008/10/26 16:56:16

» 人生を質入れするようなもの トラックバック 須磨寺ものがたり
茂木健一郎さんの、 クオリア日記の音声ファイル、 「他人と接して生きる実感を得る」の中で、 南直哉(じきさい)さんのお話が、 ユニークで面白いものだった。 [続きを読む]

受信: 2008/10/27 13:15:00

» 他人と接して生きる実感を得る トラックバック もぎけんPodcast
朝日カルチャーセンター講座 最初の22分 ... [続きを読む]

受信: 2009/12/08 9:03:31

コメント

いまごろ音声ファイル拝聴してなおかつどうでもよい質問ですが、この講演は小三治師匠の番組の収録後ではないでしょうか?
間と抑揚と押し引きがとってもかっこよかった。(ってエラそうな‥)

「もともと上手いんです!!」よね。 失礼しました~

投稿: げなげな話 | 2008/11/13 17:22:48

今度の朝カルのテーマは、
どうしてだろう.. といつも思うことで、とても楽しみにしていたのですが

今回も都合が合わずがっかりしていたところ、
ファイルが公開されてとてもうれしかったです。

乙女チックなタイトル(笑).. は先生がつけたのではないんですね。

他者と目が合うと、ドーパミンはかならずでるものなんでしょうか..
出ない場合どういうことが起っているのか気になりました。

先日、いかに生きるかのファイルを拝聴しました。
すべて聞き終わったらすっきりとして。
博士の声を聴いて、スズメの子のように元気になれました。
やはり先生の存在はとても大きいのだなあと実感しました。


フランスはいま何時なんでしょう..
どんなご飯でしょうか..
熊野路もすてきですね。

こちらはきょう急に相応の気温に戻ったように、
風の冷たい日になりました。

リフレッシュにもなりそうですが、ハードそうですね..
お体をどうぞ御大事に..

投稿: M | 2008/10/28 0:34:35

茂木様
 お忙しい中、コメントを修正してくださりどうもありがとうございました。
                         佐藤雅美

投稿: masami | 2008/10/27 20:29:58

音声ファイルをたった今、拝聴いたしました。
“人生を質入れする”には、うれしくなりました。一般的には、人が何かを目的として、それに向かっている途中や、やる気がなかったり、成果が出てない時、目的のない人は、まるで生きていないか、価値がないみたいな印象があって、すごく不満でした。目的設定して、うまくいかない時も生きてるんでしょ?目的達成した時も、してない時も生きてるんだしずーっと生きてるんだから、一瞬一瞬を生きたいなぁ~。“常に喜べ、絶えず祈れ、そしてすべてに感謝せよ”(テサロニケ人への手紙)は、いい言葉だと思うんですけどね。
 最近私が忙しいから、何となく気持ちが伝わらないのかと思ったら、茂木さんもクオリア日記書くのイヤんなっちゃうぐらい忙しかったんですね。納得しました。
 以前、オーケストラのコンサートを聴いた帰りのこと、久しぶりに生演奏を聴けてなんだかいい気分でふわふわと歩いていたら、ある男性とばっちり眼が合いました。その瞬間、まるでグイッと引っ張られたような気がしたと同時に、一歩その男性の方に踏み出していました。ふっと我に返って、方向転換しましたが、あれはなんだったのだろう…。という不思議な体験でした。音楽を全身に浴びて、私の心が開かれていたからでしょうか…。
 クオリア日記を読むからには、と頑張って「脳とクオリア」を読み、あと少しの所で、「脳と仮想」に突入して、これらが終わったら、「意識とはなにか」を読もう。と思っていたら、次々と話題に出て、何だか見透かされているみたいです。

投稿: masami | 2008/10/27 15:06:59

こんにちは。
先日の、南さんて恐山の方だったのですね。
白洲さんのことで何度もレスをつけようとしては、止めていた、
不思議な出会いを書ける場所を見つけたようで、安心して
書き込みできることを喜んでいます。

実は、私、文字が時々何かを伝えてくれることがあるのです。
勤行をしている時に突然の文字のところで声がでなくなったり、
今回の様に文字が光り輝いたりします。

白洲さんの文字をここで初めて見たときに、うっすらと
その文字のところだけ、光っていたんです。
それで、その文字に含まれているものを探そうと、いつもの様に、「白洲さん」で検索して、お祖父さんが政治家だったとしり、そのところとつながっていたののかも知れないなと思い、いままで実際にあった人とをつなぎ、「天光先生か赤松さんか尾崎さんとの接点かもしれないな」と、
白洲と言う文字の光加減でその程度の物だと思っていたので、
その時はそれだけで流してしまったのですが、白洲と言う文字が出るたびに
光が強くなって、ある日、文字が怒ったように強く光こっちにこいと
ひっぱれるような衝動にもう一度検索しなおしたんです。

そしたら…見落としていた接点があったんです。
それは、「GHQ」と言う接点。
実は、ここで過去に書いた飛鳥語録の「女が泣くところに平和は無い」と言う言葉を、「1945年のクリスマス」を書かれた、著者のベアテ・シロタ ゴードンさんに著書にサイン会の時に書いた頂いたんです。彼女の講演会の後でのサイン会で、その講演を聴いた時に、この人の中にこの語録は絶対存在している、と確信して書いて頂きました。
つまり、白洲さんのおじいさんと、日本の憲法を作った方と私はあっていて、今思うと、日本で初めて議員になった方とも実際にあっていたと
言う本当に不思議な、縁で、不思議すぎて怖くて書けずにいたんです。

政治がらみと言えば、若き周恩来首相が勉学に励んだ本郷で、
周恩来研究センターのセンター長さんとの出会いもありました。
本郷には天光先生もお住まいの土地だとあとから知りました。

それらの出会いと縁からの伝言を私は聞くことができませんが、
先日、茂木先生が書かれていた、「こんな所にでてきた」って不思議な
縁のトンネル…。

ただ、こういう事があったのですよ。といいたくて書きました。

追記 ただ、未だに茂木先生との接点は見つけることができないのです。…しいて言えば、尾崎豊の特集の時かなって…。
大阪球場に尾崎豊が立ったグランドにその1年後に、
私もそのグランドに立っていたことだけです。
…すべてが、袖振り合う縁なので、今回の白洲さんやその他の政治家
の方たちとの縁は稀な、本当に不思議な縁だったのだと思います。
…でも、本の数分だったけど、天光先生とのあの魂の響きあった瞬間は
なんだったんだろうって…。あの先生の目の光。今まで、見たことの
ない光でした。先生はもう、すっかり忘れられていると思いますが…。

投稿: あすか | 2008/10/26 17:25:13

茂木さん、こんにちは

先ほど、こちらのご講義拝聴させていただきました!

南直哉さんから、
「雲水のようだ!」と言われたのですね~!
確かに、茂木さんは、
科学者であられるのと同時に
インスピレーション型のお人で、
しかも哲学者的な面もお持ちなので、
雲水修行されているように見えますよね!
んーーまるでスナフキン!!
吟遊詩人のような。
かっこいいですね!!

質入れしないことかあ・・・
なんか奥が深いですね・・・
でも雲水にしろ、
質入れしない生き方にしろ、
男性は可能かも、
大多数の女性にとっては
けっこう勇気がいることなのではと思いました。

それとも、
性別を超えたところで
一人の人間として
もっと自由になれば、
女性でも雲水は可能ですかね。
あこがれですね。。。

お釈迦様の出家のきっかけは
四苦八苦(生老病死、
怨憎会苦、愛別離苦、求不得苦、五陰盛苦)ですから
茂木さんおっしゃるとおり、
人間として生きる中での苦しみを
おそらく
どの人間よりも痛切に感じておられたことと思います。
そうでなければ
八万四千の法は説けませんね、、、

何故他者を必要とするか、
その問への答えは
恋愛は一番分かりやすいですよね、
本能に近い所にあるし。

男の人を落とす?!瞬殺する方法ですか?!
ゲゲゲ(笑)
でもそれって
テクニックとして使わなくても
本当に好きな人が目の前にいたら
自然にそんな風になってもおかしくないと
思うけど。
ぎゃ~~~青臭いですわっっっ
恥ずかしいですわっっっ
でも青春ですわね(笑)!!!

投稿: ももすけ | 2008/10/26 12:31:23

茂木さん、

昨日のシンポジウムお疲れ様でした。
茂木さんがディスカッションの起爆剤のようで、聞いていて小気味よかったです。あの場に茂木さんがいなかったら。。。なんだか淡々としていたかもしれないですね。日下さんのばっさり切るようなコメントも面白かったですけれど。。。
櫻井よしこさんは素晴らしかったです。見習いたい点がたくさんありました。会場にこころなしか、ある年齢層の男性が多いように感じたのは、櫻井さんがいらっしゃったからでしょうか。。。

また、一昨日の朝カルで、東京物語を抜粋された形ではありましたが、観ることができて、とても良かったです。
あの老夫婦の思いやりを感じると同時に、なんだか可哀想で、観ていて辛くなってきてしまいました。。。

今日も一日お仕事でしょうか?お体に気をつけて。
東京物語で、忙しいからと葬儀後にさっさと帰ってしまう様子は、その頃よりさらに忙しく、めまぐるしくなった現代にも通じる所がありますね。せめて気持ちだけは置いていってほしいものです。。。

投稿: 楠 | 2008/10/26 12:09:50

こんばんは。

音声ファイル楽しく拝聴しました。
ありがとうございました。

短いけど濃密な内容でした。

人生の目的。
考えたことがありません。

もちろん、あれをしたい、これをしたいと思うことは多々ありますが、これらは人生の目的ではなく、生きる手段でしょう。

ですから、人生には目的など一切ない、というほうがスッキリして潔いと思うのです。

最近感じることは、どんな苦しい状況にあっても、生きているそのこと自体が喜びであるということです。
この感覚は説明しがたいのですが、人生の目的という言葉を聞くと、なぜか「人生は祝福であり、喜びである」と思ってしまうのです。

今朝、リビングの雨戸を開けたら、手の甲に何かペッタと落ちました。
見るとヤモリでした。

キッチンになぜか小さなバッタがいました。
つかまえて、雨戸を開けて外の植え込みのなかにそっと逃がしました。

こんな些細なことにも、喜びを感じます。

本来人は世界と関わり合うことだけで喜びを感じることができるのでしょう。
「無垢な喜び」のなかに生きている限り、人はなにかに守られているような気がします。

遠藤さま

無垢な喜び以外に人生はないですね。
もぎ

投稿: 遠藤芳文 | 2008/10/26 1:00:52

こんばんは。
昨晩は興味深いお話を、誠に有難うございました。

実際に南師がどのようにお話されたのか、またその全体像もうかがいしれないままですが、少しだけコメントいたします。

人生を何かの目的で規定しない、ということ自体は、曹洞宗的?にはポピュラーな考え方だと思います。ですがそれを、南師が、「質入れする」という言葉で把握されたことを、大変面白くうかがいました。

私たち人間は、過去からずっと社会的、経済的、あるいは精神的、等々の安全・安心のいわば奴隷になってきた、ということですね。
そういった拘束の価値?を問い、発見することが、私は自由である、ということにつながるのでしょうか?

もし今回のお話が一般に入手しやすい形で活字化されるのでしたら、お手数ですが是非、アナウンスをお願いいたします。

蛇足ですが、スキンヘッドの色気につきましては、以前どなたかが、ショーン・コネリーと、市川海老蔵丈を例にお書きになっていた記憶があります。個人的には南師とこのお二方に加え、ミッシェル・フーコーも強く推したいです。
毛髪の象徴する色気を捨てることで、立ち上がる官能。以前拝見した映画"El Sur"になぞらえれば、不在こそが、ともいえるのでしょう。(きっと) 

それでは失礼いたしました。

投稿: コバヤシアヅミ | 2008/10/25 22:03:04

はじめまして、でも数日前からブログを毎日見せていただいておりました
35歳の主婦です
茂木さんのファンでブログを探したところ、こちらにあたりました
茂木さんがブログを書いていてくださっていてうれしいです
今日は音声ファイルを聞かせていただきました
前日に書かれていた「人生を質入れする」という意味が少しわかったような気がします
プロフェッショナル仕事の流儀で茂木さんのお人柄に魅かれていましたが、この講演にあたり、前日に出会ったことの感動を皆様にお話されているという点で、まさに茂木さんはその瞬間瞬間を生きておられるのだなぁとすごく感心いたしました
またお邪魔いたします

投稿: ヌーヌーママ。 | 2008/10/25 18:01:30

人間が動物と目があった時って
やはりドーパミンが出るのですか?
人と会うのがまだ面倒で猫でも飼おうかと思っています。

投稿: LINUS | 2008/10/25 12:35:13

 茂木先生、こんにちは。楽しい講義をありがとうございました。
 お金をもうけるとかいい会社に入るとか、そういった分かりやすい「幸せ」がはびこっている現代社会において、「雲水」とは、とても勇気が要る生き方ですね。多分、誰しも潜在的には「雲水」で生きていきたいと思っていると思うのです。でも、なかなかそれができなくて分かりやすさに飛びついてしまい、違和感を感じつつも自分を騙し騙し生きている。そういう人も多いと思います。世の中の閉塞感は、生き方や幸せの在り方を規定してしまうことからくるのかもしれませんね。私は、「雲水」で生きている茂木先生に羨望を禁じえません。いいなあ~。
 今回は「他人と接して生きる実感を得る」というテーマでしたが、最近は、他者との関係においてすら偶有性を認めず、人間関係にもドリルのように正解があると思っている人が増えていることは恐ろしいことですね。私達はもう一度、生きるということに潜んでいる不確実性について考えなくてはいけないのでしょうね。
 小津安二郎の『東京物語』も楽しめました。原節子、美しいですね。立ち居振る舞い、言葉遣いが本当に美しいです。こういう身体捌きのできる女性が現代に少なくなっているのは悲しいことですね。「何もお構いできませんで」と、あの抑揚で自然に言える女性になりたいものです。DVDを買って研究します!
 そうそう、アイコンタクトの籠絡必殺技、私もできるようになっておこっと。いいことを聞きました。ありがとうございます!ふふふ。

投稿: ちはる | 2008/10/25 12:31:49

この記事へのコメントは終了しました。