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2008/10/14

プロフェッショナル 柳家小三治

プロフェッショナル 仕事の流儀

笑いの奥に、人生がある

~ 落語家・柳家小三治 ~

60分拡大版。

どんなに貧しくても、苦しくても、
人間というものは、もし
心のままに生きていれば、
まるで呼吸をするように、
笑いがこぼれるものではないでしょうか。

そう、小三治さんは言われた。

笑いをむりに引きだそうとするのでは
ない。
むしろ、自然にあふれてしまう。

そんな名人の一言ひとことに、
やっかいなこの世を生きていく
ための叡智を見る。

NHK総合
2008年10月14日(火)22:00〜23:00

http://www.nhk.or.jp/professional/

すみきち&スタッフブログ

Nikkei BP online 記事
いちばん下からの目線
〜 落語家・柳家小三治 〜
(produced and written by 渡辺和博(日経BP))

10月 14, 2008 at 07:07 午前 |

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コメント

こんにちは。

いま録画していた小三治さんの回を拝見しました。
いやぁーすごい すごい方です。 うまく説明できないけれど圧倒されました。
「名人の人間観察」での、酒の席で酔うに従って口の運動をする人のところで爆笑しました。
小三治さんはリウマチを患っておられるのですね。 わたしも脱髄、自己免疫疾患を患っています。
励まされました。 しばらくHDDに保存しておきます。

ものごとを忘れないための処方箋は「何回も出力」することなのですね。認知心理でいう「リハーサル」の繰り返しでしょうか。茂木さんは脳の弁護人です

わたしも「今のことで夢中」になりたいなぁ。

投稿: 才寺リリィ | 2008/11/06 15:10:50

一番下からものを見る  

・・すばらしいですね

バイク好きだった小三治さん。
長い闘病をされていらしたんですね..
その中も年間200日、すごいです。

どうして好きなのか、
見終わってなんとなくわかったように思いました。
すこし逃してしまったので、また再放送をじっくり見たいです。

先生はお体、さぞお疲れではないでしょうか.. 
空白が訪れますように..

メスグロヒョウモンの日 ずっと続くと良いですね

投稿: M | 2008/10/16 23:40:06

茂木様
昨夜の番組拝見しました。

柳家小三治さんの数々の名言の中で最も印象に残ったのは、
茂木さんに対しての
「先生は、脳の弁護をしていらっしゃる」
という言葉と、その視点でした。
これこそ、下からの目線の最たるものかと。

当番組には多数のプロフェッショナルの方が出演されましたが、
共通に感じるのは何に対してもポジティブであること。

脳の未知なる可能性を論じる茂木さんのポジティブな話をも
「弁護である」と喝破されたその視点には、茂木さんも一瞬
たじろがれた様子が伺えましたが、私の穿った見方でしょうか?

弁護しようのない脳もあるんだよという諦めのような、
しかし、それなりに楽しむ方法もあるんだよという、
「ブルースの視点」とでも言うような達観を感じました。

「プロフェッショナルとは…」への問いに対しても、
これまでのポジティブな回答を
達観したようなところが感じられました。

その達観への憧れとともに、
時代精神を再考せざるを得ないと感じさせる視点に、
とても感動した番組でした。

投稿: keizok | 2008/10/15 12:05:20

昨日の柳家小三治さんの回、穴が開くほど見入ってました。
落語ファンの端くれでして、始まる前からとても楽しみにしておりました。一度だけ生で高座を見た事があります。
小三治さんが座ってほほまれるだけで笑いがこみ上げてくる・・・
そんな雰囲気で「枕」が始まりました。
まじめでおもしろくない自分。その人の人柄を見に来るお客。
そのハザマで悩み抜かれた今。
まだ、おもしろいとは?と自問自答されていることがすばらしい。
深い安心感を抱きました。
小三治さんのDVD10枚組み、購入しましたので、
じっくり味わいたいと思います。

それにしても、茂木さん、一本取られちゃいましたね。
「茂木さん、やっぱり、脳の弁護してるよ。」
茂木さんに質問するときの小三治さんの顔が
ぱっと明るくなりました。
あの瞬間、
茂木さんを、とても、身近に感じられました。
小三治さん、さすが名人!

投稿: sakaguchi noriko | 2008/10/15 8:10:43

茂木さん、こんばんは。番組を拝見いたしました。何と言いますか、何と申し上げたらよいのか、話芸に対する真摯な姿勢、誠実なまでに落語と向き合うそのお姿にじわ~っと感動をおぼえました。「人生、全てが落語に出る。」「笑わせるのではなく、つい笑ってしまう、それが芸というもの。」「素直さを大事に。」発せられる言葉から、生き様や人生哲学が感じられました。ご自身を深く見つめると共に、その話芸は他人を洞察することによって磨かれていくものなのですね!そしてそれは人の心の内側にあるものなのでしょう。底知れぬ奥深さを感じました。ひとつ驚きましたのは、高座に上がられる寸前まで何の話をするかわからない。それは、その日の体調や世の中の出来事、天気、お客様の層などに配慮されてのことなのですね。これは、本当に大切なことですね!改めてそう思うと同時に、「落語」の世界でリアル・タイムで起こっていることに配慮され、お話をしておられるということを初めて知りました
。また、「有名になりたい。」とかではなく、‘今日の自分を明日は越えたい!’な~んだかこのひと言は私の世界とも重なり、殺し文句のごとく、私の心に響き渡りました。(笑)素敵ですね!茂木さんのご質問で「人間は何故、笑いを必要とするか?」・・・う~ん、難しいクエスチョンですが、笑いとは何か?う~ん、やっぱり難しいです、茂木さん
!(笑)無表情はつまらない、怒るのはきつい、泣くのは悲しすぎるし情けないかな?!だからやっぱり自分は少しでも笑顔でいたいと思いますし、とり巻く人々の笑顔を見ていたい。笑いがあるというのは、幸せそのものを感じますし、辛い時こそ「笑い」を求めるのは、その時を凌ぐための栄養剤みたいなものなのでしょうか?カチッとしたアンサーがみつかりませんが、難しいです、茂木さん。(笑)でも、小三治さんが、「150~160覚えた話を今は30くらいしかしていなくて・・
・」とおっしゃられた時の茂木さんの即答は何とも素晴らしくて、「でも、間合いとかは脳に刻まれて忘れない!」みたいなことを言われましたが、本当にそうなのだろう!と想像できました!それって、凄いことですね!最後に小三治さんがおっしゃられた、「今、夢中でいること。
」って、何にでも言えることではないでしょうか?!打ち込める、夢中になれる仕事や人や物があれば、その人生は輝きを増す!素敵なひとことでしたね。感動いたしました!つたないコメントの結びにあたり、プロフェッショナル、記念すべき百人目のゲスト・放送、おめでとうございました!!これからも茂木さん&住吉アナウンサー、そしてスタッフの皆様、感動の放送を宜しくお願い致します!では、おやすみなさい。

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2008/10/15 0:32:43

こんばんは。
プロフェショナルとは何かとの問に「周りから見ると凄い、だけど本人はそんな事思っていない、そんな事より今のことで夢中」、「落語の真髄は笑わせるもんじゃなくて、つい笑ってしまうもの」とおっしゃり、
真夏の過酷な公演にも自らあえて挑み「まだ突っ張って生きてるんですかねぇ。」と言われる柳家小三治さん、落語家としても1人の人間としても、とてもかっこいい方!と思い拝見させて頂きました。
病気になって良かった。1番下からものを見る。背伸びをしない、無理せず今日持っているもので勝負する、今日の自分を明日追い越そう、明日の自分をまた追い越そう、という言葉一つ一つに重みがあり自分もそうやって進んでいきたいと力がわいてくるのでありました。落語が観たいです。

投稿: WAHINE | 2008/10/15 0:18:05

プロフェッショナル 柳家小三治をみた(2008.10.14 22-23)。
大ベテランの小三治は言う。
年間200回を超える高座で、自らの芸で満足したのは年に一度あるかないかであると。
又、落語は笑わせるのではなく、笑ってしまうものが芸であるとも・・・。
何とも、奥が深い。
そして、周りからプロといわれる人でも、本人はただ夢中にやっているのだとも・・・。
高座に上がるまで演目が決まらない、上がってからもまとまらない日があるという。
しかし、こんな日でも観客はどっと沸く。
落語家・小三治にモンスターをみた。(夢・宗竹斉)

投稿: 夢・宗竹斉 | 2008/10/14 23:52:34

茂木健一郎さま

柳家小三治さまは、お酒を呑む表情が格好良いですね、高座の上で召し上がる、お酒が。

高座での正装へのこだわり、主役は登場人物であり噺家は黒子、ご自身が目立つのではなく、あたかも歌舞伎の黒子のような、ただ難しさ、事実、ご自身の前には、演じる主人公は、ご自身の声、表情、身体の身のこなしから主人公を、ご自身の前に浮き上がらせ、観客席からは歌舞伎のように魅せる
それが主人公、脇役などなど瞬時に入れ替わる

柳家小三治さまが黒子に徹しながら演目が進んでいく様子は、本当に
お一人で歌舞伎を演じられている様に私は感じました。

山伏、都会の池袋でも
ご自身に秘められた志、人里離れた秘境の中で
山伏の方が黙々と荒行に挑み確信される、何かを求められているお姿に重なる思いがします

それながら、主人公が、くしゃみで・・・

凄みの効いた、でも、とても柔らかい笑顔、相反することが自然に
テレビ画面から通して私があくまで個人的に感じましたこと、でも本当、凄みのある、柔らかい笑顔

茂木健一郎さま
おそばの召し上がり方
お願いされ、私は、てっきり、お酒を呑むのを、と思っていましたが
その後、自然に
柳家小三治さま
お酒のお話をされたことが印象的でした。

素晴らしい放送でした
ありがとうございます。

投稿: HIDEKI TOKYO | 2008/10/14 23:43:03

茂木さんこんばんは!プロフェッショナル拝見しました☆
日によって、体調や気分の波が大きい私には「その日の自分の持っているものを出す」という小三治さんのお言葉が、グサリと胸にきました。

いまある自分のできる事を、まっすぐに出すこと、、素晴らしいですね。わたしも、そうやってハードルを乗り越えていきたいと思いました。

小三治さんのお師匠のお言葉について・・・。果たして師匠は、本当の意味で小三治さんの落語そのものが、面白くないと言われたのかな??と、わたしは思いました。

もしかしたら、小三治さんが生涯、向上心を持ち続けてゆかれる為の、落語家にとって絶対に必要な「下から目線」を持つ為の、師匠の最高の「教え」だったのでは、、と思いました。

人が、あの人はすごいプロだと思っていても「プロフェッショナルは、いま現在の事に夢中である」という最後の言葉も、心に残りました。

茂木さん、とてもお洒落で、笑顔で、素敵でした。いつも相手の「何か」を上手に引き出されますね!茂木さんのように、自分の何かを引き出してもらえる相手に出会うことで、その人もまた、最大限の力を発揮するものだと思います。次回、脳スペシャル楽しみです!!

投稿: 月のひかり | 2008/10/14 23:38:21

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