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2008/10/14

「下から目線」の落語力

ヨミウリ・ウィークリー
2008年10月26日号

(2008年10月11日発売)

茂木健一郎  脳から始まる 第124回

「下から目線」の落語力

抜粋

 落語家の柳家小三治さんとお話する機会があった。私が司会を勤めるNHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』にゲストとしていらしたのである。(中略)
 小三治さんのお父様は校長先生で、子どもの時から厳格に育てられたのだという。テストで90点をとっても、「お前はなぜ100点がとれない?」と詰問される。正座させられて、一時間も説教されることがざらだった。
 「いつも一番でなければならない」
 そんなプレッシャーの中で育った小三治さん。中学生の時、落語に出会って、目から鱗が落ちる思いがしたという。「これで救われた」という気分になったというのである。
 いつもトップであるということが、ともすれば自分より下の人たちを見下ろす「上から目線」になってしまうとすれば、落語は対照的に徹底的な「下から目線」。その発想の大転換に、小三治さんはその後の人生を託すことができる何かを見取るのである。

全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。

http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/

10月 14, 2008 at 06:56 午前 |

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コメント

今日のプロフェッショナルと繋げて読めるので楽しみです。
茂木先生は幼い頃から寄席に通われていたのですよね。
人を笑わせるのってとても素敵な事だと思います。小三治さんのおっしゃるよう笑いは嬉しいです。
大学どうのではなくドイツ語の本が読みたいとおっしゃったwさんの考えていた事も、明日の楽しみです。
そして「ひらめきの導火線」の増刷おめでとうございます♪
茂木先生の脳の弁護ユニークでした(笑)柄シャツ素敵でございました♪それでは、それでは、お休みなさいませ。(*^ω^*)

投稿: WAHINE | 2008/10/15 0:45:00

茂木さん、こんにちは。「下から目線の落語力」を読ませていただきました。「長屋の花見」はよく知られているお話しですが、私が子供の頃
、こうしたお話しは生活の中にあったように思います。私の幼児期は確かに食べることに困る時代ではなかったのですが、それでも絵本を見て
いて、そこに描かれている‘洋食’を想像するに、「これはいったいどのような味がするのだろう?!」と思ったものです。大人になるにつれ
、実際に見て味わった珍しい食べ物や高級食材を口に含んだ時の感動は忘れられません。(笑)今の時代は何でも手に入れようとすれば可能な時代。便利であるその裏には感動なき淋しさがついてまわりますね?!
よく同世代の人たちと話をしていますと言われることは、茂木さんがお書きの通り、どんなに経済が悪くなったとしても何十年も前の暮らしよりマシなのだからと。「下から目線」の覚悟があれば、怖いものなどない!・・・本当にその通りだと思います。ところで、茂木さんは幼い頃
、プリンのカラメル・シロップで「石油が出た!」と遊んでいらっしゃったのですか?これは初めてお聞きしましたぁ~。(笑)お風呂でブリキ?!の金魚のおもちゃを浮かべて私もチャポチャポさせては喜んでいたことを思い出しましたが。まぁ~、これからの時代は、本当に私たちの人生で何が起こるか予測がつきませんが、たとえ窮地に立たされたとしても笑いを忘れずに、そのことから目を逸らさずに、元気にのり越えて行きたいものだと思いました。最後に「落語」は聴けば聴くほど、楽しくもあり奥が深いものですが、茂木さん、大分県の民話に「吉四六さん」(きっちょむさん)というお話があるのですが、ご存知ですか?!
落語ネタのようなものがあり、と~っても愉快です。大分県出身の声楽家で立川澄人さんが晩年、その吉四六さんを演じていらっしゃったので
知る人ぞ知るお話なのですが、一度、ググってみてください。(笑)
では。

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2008/10/14 13:39:32

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