創造性の聖地
サンデー毎日
2008年9月14日号
茂木健一郎
歴史エッセイ
『文明の星時間』
第29回 創造性の聖地
一部抜粋
DNAの構造を解明した当時、クリックは36歳。一方のワトソンは25歳。研究所からほど近い「イーグル亭」で、ワトソンとクリックは研究上の議論を続けたという。
最初に「イーグル亭」を訪れた時、ビールをゆっくりとすすりながら、往時の二人の様子を想像してみた。以来、「イーグル亭」を再訪する度に、おしゃべりのクリックと若きワトソンが熱心に議論するありさまを思い浮かべる。
全文は「サンデー毎日」でお読みください。
9月 1, 2008 at 09:26 午前 | Permalink
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コメント
学生のころ、『Double Helix』を英語の勉強のために繰り返し読んだ。
中でも次の3箇所が印象的だった。
・クリックが四つの塩基の構造を書けないことがばれて、化学者にあきれられた
・いよいよ組立てにかかったとき、クリックが顔をしかめるたびにワトソンは胃がキュッとした
・最後の文章、『25歳では、もうバカをやってる場合じゃない』
ワトソンの近年の『DNA』(ブルーバックスで読める)も、まことに立派なものです。
投稿: fructose | 2008/09/04 3:09:25