篤姫の裏山
サンデー毎日
2008年9月21日号
茂木健一郎
歴史エッセイ
『文明の星時間』
第30回 篤姫の裏山
一部抜粋
全文は「サンデー毎日」でお読みください。
屋敷の横を抜け、裏山に登る道へと進む。急に気配が強まる。たくらみに満ちた静寂に包まれ、五感が鮮明に開かれていく。
邸宅から足を延ばせばすぐそこにある山。篤姫も、幕末の志士たちたちも、幾度となくこの山を登ったのではないか。
山に登ることで、胆力を鍛える。構想を育む。エベレストや富士山に比べれば小さいかもしれないが、そんなことは知ったことではない。大切な島津の殿様の山である。そう想えば、日本どころか宇宙の中心は「今、ここ」にこそある。
http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/
9月 8, 2008 at 09:16 午前 | Permalink
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コメント
茂木さん、こんにちは★
「エベレストや富士山に比べれば小さいかもしれないが、そんなことは知ったことではない。大切な島津の殿様の山である。そう想えば、日本どころか宇宙の中心は「今、ここ」にこそある。」
サンデー毎日の福田総理の
複雑な表情の写真と
茂木さんの
「島津のお殿様」を読んで、
今の時代は、
篤姫の時代とは正反対だな。と思いました。
web2.0で、個人の意見が世間を揺るがすことも可能な社会を
作ったと感じますが
(違っていたらごめんなさい)
まっ黒な想念も
純粋な想念も
その中間の想念も
様々なものが
あちこちから発信され飛び交っていて
今の総理大臣はそれをひとつにまとめるのは
難しいよなあ・・・と思います。
福田さんや阿部さんの味方するつもりはありませんが、
もっと体力があって、
インターネット時代の闇さえも
乗り切るだけの知恵を持つ
そしてリーダーシップのある人しか
総理大臣ってできないような。
際限なく枝葉が伸びている時代に、
幹を指し示すことができる人。
篤姫の時代、
島津のお殿様は、少なくとも
幹を読み取ることのできる
優れた方だったと思います。
今の日本は、
中心を嫌うし、中心を見失っていますよね。
今後の日本の行方も、
国民にかかっているのでしょうね。
投稿: ももすけ | 2008/09/08 16:16:09
初めてコメントさせていただきます。
数週間前に手にした、「脳を活かす勉強法」が、自分の人生の流れを変えたようです。
試験等、狭くはっきりした目標があるとき以外、他にもやらなければならないことを抱えている中で、勉強や読書に時間と体力を投入することは良いことなのか、要するに費用対効果としてどうなのかという疑問をずっと持っていました。
ですが先生のケタ違いの読書量!
即利益になることにしか力を使いたくない自分のセコさに気付きました。
・・・方向転換したおかげで、頭が疲れます。
でも、以前より生きている感じがします。
ありがとうございました。
これからも先生の著書を読ませていただきたいです。
投稿: ひろ | 2008/09/08 10:56:11