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2008/09/03

「モギー」と延ばす少数派

大手町の日経サイエンス編集部にて、
認知人類学がご専門の木村忠正さん


http://www.ne.jp/asahi/kiitos/tdms/hp.j.html

とお話しする。

たいへん興味深いお話だった。
日本人は、uncertainty avoidanceが
強く、そのために、enablerとしての
インターネットをうまく使いこなせて
いないという。

日記のような「私小説」的な使用が
主流になっているのが日本の現状である。

また、wikipediaなどを指標にとっても、
匿名による記入の割合が日本は
諸外国に比べて圧倒的に大きいのだという。

木村さんとは、暗黙知の部分で共感する
部分が多く、インターネットの話、
フィリピンにおける病気認知の研究など、
また機会があればいろいろお話したいと
思った。

楽しくて、時を忘れた。

木村忠正さん、ありがとうございました。

『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の打ち合わせ。

有吉伸人さんが、「アリポン」
問題について語る。

茂木さん、あれはね、「ありぽん」という
発音じゃなくて、「ありぽん」という
イントーネーションなんですよ。

それと、カタカナで「アリポン」
なんじゃなくて、ひらがなで
「ありぽん」なんですよ。

大変失礼いたしました!

私自身のアダナの変遷をたどれば、
小学校低学年のときは「けんけん」
と言われていた。

これは、当時流れていた
「ブラック魔王とケンケンたちも・・・」
という主題歌のアニメに影響されたものと
思われる。

アニメのケンケンは、主人であるブラック魔王が
失敗すると、「ウシシシシシシ」と笑うのである。

今でも私のことを「けんけん」と呼ぶのは、
黛まどかさんくらいである。

そのあと、「もぎけん」というあだなが
主流になった。私のメールアドレスは
kenmogiだが、日本語としてはモギケンの
方が通りが良いのである。

22歳で日米学生会議に参加した時、
英語が達人の「ノンジャパ」の人たちからは、
「もじゃい」と呼ばれた。
「mogi」というつづりをそのように
読んだのである。

「もじゃい」という言葉に
(髪の毛が)「もじゃもじゃ」という
意味をかけたものと思われる。

「けんけん」「もぎけん」「もじゃい」
が私の「三大あだな」だが、

名字を「モギー」と延ばす
少数派もいる。

人に歴史在り。あだなあり。
みなさんも、あだなの来歴を振り返って
みてください。

あだ名とは関係がないが、
このところ、「メンタイコ」
の粒がきらきら光っている
イメージがとてもゆかしく
感じられる。

白いごはんにメンタイコ。
日本の秋はすばらしい。

9月 3, 2008 at 07:20 午前 |

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円周率を3として概算しても良い、 という衝撃の指導要領改訂は 2002年のことでした。 実際に中学入試問題でも、 円周率を3として計算しなさい、 と出題されています。 円周率を3とすると、 どのような矛盾が生まれるのでしょうか。 円の円周と それに内接する�... [続きを読む]

受信: 2008/09/04 9:42:59

コメント

もじゃい先生こんばんは。(*^∀^*)ノ
すみません、こちらの記事を拝見して笑ってしまいました♪
茂木先生が沢山の方々から尊敬され愛されているのが納得です。
明日は朝早いのでこんな時間ですがお休みのご挨拶に来ました。(と言うより毎日朝晩の勝手な一方的コメントでなんだか申し訳ないです(ノ_<。))
それではもじゃい先生お休みなさいませ♪
良い週末をお過ごし下さいませ(´ω`)♪

投稿: WAHINE | 2008/10/03 22:12:24

茂木先生、

こんばんは。
茂木先生のあだ名、面白いですね。特に「けんけん」、由来がチキチキマシン猛レース(というアニメですよね?)のブラック魔王とケンケンなんて。
やっぱりあの独特の「ウシシシ」笑いを想像してしまいます。

私の3大あだ名は、大学を卒業して東京に出て来てからはずっと「くすちゃん」「くすりん(ちん)」「くすくすさん」かしら?苗字が由来ですね。
「くすちゃん」とは正社員時代の上司からもそう呼ばれていました。思えば、気さくな上司達でした。。。

学生時代は名前とはまったく関係のない別のあだ名で呼ばれいて、今でも帰省すると友人たちからそのあだ名で呼ばれ、あっという間に当時の楽しい関係に戻っていきます。
まさに歴史あり。。。思い出あり。。おそらく一生ついて回ると思うと、不思議です。

私の中での茂木先生のニックネームは「mogimogiさん」です。呼び方はモジャイモジャイさんではなく、モギモギさん。。。
ゴロがいいと思うのですが、いかがでしょう?心の中で勝手に呼ばせて頂きます。。。。

投稿: 楠 | 2008/09/04 23:55:16

茂木先生 こんにちは♪
小学校の時のあだ名は、クラスの男子に言われたのですけど、私はそれが嫌でした。本人が嫌なあだ名は、あだ名ではありませんね。でも女の子はみんな名前で呼んでくれたので、そんなに気にはなりませんでしたけど。それとそれとは別に「みんなであだ名をつけよう!」と言うことになり、私は幼稚園の頃、三輪車で溝に落ちて、その時頭をコンクリートにぶつけて少しハゲてしまいました。それを見つけられて「あっ!10円ハゲがある!今度ハゲって呼ぼう!」とクラスの男子に言われた時は、ほんとにその場に凍っちゃって、ほんとに悲しかったです。でもそれもその場で終わったので、良かったんですけど…なかなかあだ名も難しいですね。体のことや気にしているだろうことを、つけるのは絶対良くないですね。先生はいつも素敵なあだ名で、あだ名の思い出は、暖かい思い出ですね♪

投稿: 平井礼子 | 2008/09/04 22:04:43

おはようございます。
いつも楽しく日記拝見させていただいています。
私もテレビで見るもぎさんのこと勝手に“モギー”や“もぎもぎー”と呼んでいます。
プロフェッショナルの番組もモギフェッショナルと勝手に。
・・・すみません。

投稿: kasumi | 2008/09/04 7:46:02

茂木さん、おこんばんは。
実は、こころのなかでひそかに『モギー』とお呼びしておりました。表記はモギーで、発音はモギィです。
茂木さんの不思議な魅力に、すこしでも触れたくて近づきたくてのモギー!です。

投稿: 柴田愛 | 2008/09/04 0:20:44

こんばんは

有吉さんの あだ名のお話、イントネーション等、ご自身で、これだ!っていう物があるんですね

言われてみれば、思い出にも繋がりますもの。こだわらなくては!


このところ空が随分と高く感じるようになりました美味しい物が沢山あって、色々食べたくなっちゃいますまさに食欲の秋ですね 

投稿: 奏。 | 2008/09/03 23:16:26

今晩は。

昨日の日記にあった「アリポン」はひらがなで「ありぽん」だったんですね。

いやあ、私はてっきり“アリボン”と思いこんでいましたが、きょう、それを読み直したら“アリポン”ということで…。

如何やらこちらが読み間違っていたようです…何ともはや、お恥ずかしい

「モギー」…そういえば、去年の紅白歌合戦で、笑福亭鶴瓶師匠が茂木さんを「モギー!」と呼ばれていたことを、思い出しました。

「Mogi=もじゃい」って呼ばれていたなんて、初めて知りました。

そういえば、英語圏の人達はカメラの“Nikon”のつづりを「ナイコン」と読むそうだ、との話を何かの本で読んだ覚えがあります。

「もじゃい」は、こう書くと失礼ですが、“なんぼのもんじゃい”の“もんじゃい”とか、あと“もんじゃ”によく似たニュアンスを感じます(笑)

それはさておき、

私もネットを始めてだいぶ年月が経つけれど、今のところは、やはり日記的な普段遣いが主流です(汗)。

投稿: 銀鏡反応 | 2008/09/03 21:11:56

こんにちわ

私の場合、「たいちゃん」「たい」「たーすけ」でした。

茂木さんが、将来研究所を持つと、「けんけん研究所」「もぎけん研究所」「もじゃい研究所」「モギー研究所」になるのでしょうか?(^^)

投稿: あだなのクオリアby片上泰助(^^) | 2008/09/03 16:38:14

茂木さん、こんにちは。「インターネット」での匿名・・・不確かさ、曖昧な感じでの投稿、少し耳が痛いかな?!私は実名でクオリアに参加させていただこうかなぁ~と思っていたのですが、やはり出来ませんでした。それは何故かと言えば、職業的なことで弊害がある場合もあるかもしれないと思ったのと、夫から「匿名で参加すれば」と言われたので・・・考えてみれば「職業名」も持っており、本名で参加してもよかったのかも・・・と今頃になって思っています。(笑)それから「フィリピンにおける病気の認知」ですか?言語学を教えてくださった先生がフィリピン事情に詳しい方でしたが、日本では血が近い者同士の結婚は無いことはないにしても、避けますね?でもフィリピンは親戚同士の結びつきが多く、その結果として生まれてきた子供をみても身体的な異常は見られない。とおっしゃっていたのを思い出しました。私たちの認識や知識はどこからきているのかな?とクラスメートのみんなとしばらく議論いたしましたが、どうなのでしょうか???ところで「ありぽん」というイントネーションですか?ひょっとしてイントネーションではなくてアクセントのことでは?!と思ったのですが、細かいことをいうようですが、微妙に違います。(笑)単語の音の高低をアクセントと言い、
例えば私が勉強をしていた時は、「頭高型」・「中高型」・「尾高型」
「平板型」とあり、「ありぽん」の「あ」にアクセントがある場合は、
「頭高型」。「り&りぽ」の時は「中高型」。「りぽん」を同じ高さで言う場合は「平板型」。これは考えられませんが「ん」だけを高く言う場合は「尾高型」となります。そしてイントネーションとは、文章全体の高低の調子(抑揚)のことになりますので、「ありぽん」の場合は、恐らくイントネーションではなく、アクセントの違いのことなのではないかなぁ~!と思ったしだいです。いかがですか?有吉様。(笑)
それから「あだな」ですか?!私のあだなの変遷は「黒デメキン」・「さるとび」が小学校の時のあだな。さるとびはアニメの主人公と同じ名前だったので先生たちからは「さるとび○○」と呼ばれていました。
「黒デメキン」は同じクラスの男の子からつけられたのですが、「私の目は出てないもん!」っていつも言い返していましたね。でもいつの間にか定着してしまい、ちょっとした手紙などにいつも「黒デメキンへ」って、みんなが書くようになってしまいました。懐かしい想い出です。
そのあだなをつけた男の子も「けんちゃん」と言いましたが、文字は「賢二」だったと思います。その頃、「ケーキ屋けんちゃん」とか「けんちゃんとちゃこちゃん」というドラマが流行っていたので、その彼は「椎茸屋さんの息子さん」だったので「しいたけやのけ~んちゃん!」ってからかっていましたね。(笑)中学になると生物&物理の先生が、
「声はハスキー、名前は悦楽の○○ちゃん」と言う先生がいて、少し問題になりました。私の親は「気にかけてもらっていいじゃない。」ってケロッとしていましたが、他の方のご父兄からご忠告が入ったみたいです。(笑)でも、その先生のお陰で広告代理店のスクールの門をたたいたようなものなので、今は感謝しています?!自分の本当の声と出会えたのは、その先生のひと言があったからです。多分、私の昔の声は息もれが多くて声になっていなかったのでしょう。思い出すだけでも嫌ですね~。千葉にいる時は、「アムロちゃん」と呼ばれていました。目が似ているからと言われていました。私の顔はどうも目に特徴があるらしいです。さて、「めんたいこ」は毎晩のように私は食べています。夫から
呆れられるほど。(笑)どんなご馳走を食べてもシメがめんたいこなのです。大好物です。私にとってはお漬物みたいな感じです。茂木さんのお母様も小倉でしたらよく召し上がられるのではないですか?いつの日か、美味しいめんたいこをお送りいたしましょうか。(笑)

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2008/09/03 15:21:29

あだ名って面白いですよね。つけやすい人もいるし、つけづらい人もいるし・・・つけてもその人に直接言えないことも多々(笑)
私も振り返ってみました。2.3個ありますねぇ~。
そして、突然なぜメンタイと思ったら!
ごはんの事。心がほんわかしました。

投稿: ウラッコジュース | 2008/09/03 14:39:41

モギー、ですか!笑 乳児用のお菓子みたいな名前だな〜と思ったのは私だけ!?
でも、あだ名といえば、その名を呼ぶ人との関係や、その名を呼ばれる時期、というのがありますよね。思い出すのは、中学生の頃、いつも硬派な級友男子宅に電話をかけた時、電話口に出たのはお母さんらしき方。「○○ちゃーん」息子を呼ぶお母さん。「ちゃん?!」…その日から彼にはあだ名が与えられ、散々からかいました。(茂木さんも経験有りでは?)また、幼い頃の友達が呼んでいた懐かしいあだ名。気持ちも昔にタイムスリップ!? 名前をつけるのはラベルを付けること。あだ名をつけるのは対象とより接近する行為だなと思いました。

投稿: 山川 | 2008/09/03 13:09:55

こんにちは。
今日は久し振りのおてんとうさまなので嬉しくて簾をかけないで、素足をわざと直射日光に差し出したりして感触を愉しんでいます。
やっぱり、メンタイコですか?ゆかしいのですね!ひとりでに笑ってしまいました。
脳と仮想をついに読み終えました。最終章が最も凄かったです。
 私の今のなりに、こんな事を考えました。
 この世は摩擦で傷つく処。しかし、傷は良いもの。なぜなら、創造の源だ から。 さらに、傷ついても大丈夫。なぜなら、仮想に托せばなんとか生 き抜いていけるから。そして、仮想は、なんと、自分の脳で自家発電して しまうものなのだ。  おそろしいことに!!

 

 

投稿: ぶらんか | 2008/09/03 11:55:12

あははは。
やはり、もぎけんで 間違いなかったのですね

私は、旧姓が珍しく 
志土地 しどち っていいます。
あだなは、シド で 気に入ってました。

投稿: つきよみ | 2008/09/03 11:33:24

茂木さんおはようございます!三大あだな、どれも素敵ですね。個人的には「もじゃい」が好みです!呼ぶ側も呼ばれる側も、赤ちゃんのように無垢なイメージです。ちなみに主人も「けん」から始まる名前で、髪も同じく「もじゃい」です。子どもの頃についた「あだな」のまま、大人になっても「ぶーちゃん」の方がおられます。あだなの持つパワー、その持続力のすごさに驚かされます。笑。

投稿: 月のひかり | 2008/09/03 9:32:03

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