« 感性の歴史 | トップページ | プロフェッショナル アンコール 田村恵子 »

2008/09/30

空と私がつながっている

美しい人とalpha maleはどちらも
他者を必要とするが、その成り立ちが
違う。

美というものは他者に見られることを
前提とするが、その「他者」は
どんどん遠方に退いていって、
ついには「神」となることも
できる。

私たちは、仮想の「神の視点」
を内在化して、自らを律する
ことができる。孤独な道を歩んで美しく
なることもできる。

一方、alpha maleは、絶対的に他者を
必要とする。
権力者は、もっとも他人依存的である。

この世に一人しかいないのに、威張り散らしている
というのはナンセンスである。

孤独を愛する人は、名誉や地位ではなく、
「美しさ」こそを自らの心の友と
すべきであろう。

講談社にて、アトムのグッズのコレクターの
井澤豊さんと対談。

「鉄腕アトム」が連載されたのは1950年代から1960年代。
アトムの誕生日は、2003年4月7日とされている。
 
手塚治虫さんは、数十年後には、人間のような
知性を持ったロボットが誕生すると思っていた
わけである。

あの頃の未来観は明るい。そして、時間の
進捗に関する感覚が速い。

今の研究者だったら、アトムのようなロボットが
できるのはいつか、100年後、200年後でも
到底無理だと考えるかもしれない。

『プロフェッショナル 仕事の流儀』
「脳活用法スペシャル」のスタジオ
収録の打ち合わせ。

細田美和子さんがデスク。

観客の方を100名お迎えしての収録なので、
ディレクターも、生田聖子さん、
末次徹さん、大坪悦郎さんと三人が
揃った。


おいしそうにケーキを食べる生田聖子さん


有吉伸人さんと、山口佐知子さん


末次徹さん、住吉美紀さん、大坪悦郎さん

楽しい収録になりそうである。乞うご期待!

雨が降って、一気に秋らしくなった。

雨が降っても走る。近くの森を走る。

雨粒が身体に当たるたびに、一粒ごとに、
空と私がつながっているような
気がして。

普段都会で傘を差してしまうのが
もったいないような気がした。

9月 30, 2008 at 06:53 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 空と私がつながっている:

コメント

権力者は、依存的。気づき。威張っている。魅力無い。  孤独に美しく・・・忘れないように。  

投稿: | 2008/10/01 16:21:36

・・・・・なんて素晴らしい発想、感性・・・・・空と私を雨がつないでいるの・・・素敵な非凡な純な子供のような・・・・・そうですよね、雨は、使者ですよね。愉しくて、幸せになりました。いっぺんに!!  だから、クオリア日記の窓を開けたくなるのです。  家族の手術で、なかなかやっぱり、大変でした。

投稿: | 2008/10/01 16:10:48

茂木先生 こんにちは♪
「空と私がつながっているような気がして」素敵な感覚ですね。小学生の頃家の裏に、避雷針をつけた無線のための鉄塔が何本も立っていて、ある晩ものすごい数の雷が落ちたことがあります。地面の下から地響きが轟いて、真っ青な稲妻が部屋の奥まで入り、真昼のように明るくなりました。歌にありますけど、ほんとうに稲妻は真っ青です!私は恐いながらも結構楽しんでいる自分がいて、自然の脅威を感じてワクワクしていた覚えがあります。安全な場所だとわかっていたからワクワク出来たんですね。子供の頃は雷が鳴ると、恐いながらも家の高い木の下に隠れながら見ていました(今思うと一番危険でしたね)雨でも風でも匂いでも、自然を感じられる感性を忘れずにもっていたいと思います。雹には、あたり損ねて残念に思っているので次回機会があったら、絶対体験したいと思ってます!「雹よ降れ!」自然はワクワクがいっぱいです♪

投稿: | 2008/10/01 12:24:22

茂木さん、こんばんは~~ o(_ _)oペコッ

【私たちは、仮想の「神の視点」
を内在化して、自らを律する
ことができる。孤独な道を歩んで美しく
なることもできる。


孤独を愛する人は、名誉や地位ではなく、
「美しさ」こそを自らの心の友と
すべきであろう。】

むはぁ~~~ Σ(`0´*)
高貴さに満ち溢れた素晴らしい文章ですね
眩しくて、美しいです

現代社会は、
情報にあふれかえって、
人々が孤独を避けるような傾向があるかと思いますが、

孤独というものも、
もっとバランスをとって見なくては。
幸福な孤独というのは、
今日の茂木さんの日記のようなことを言うのだと感じました。

私の母は、私と正反対で、
仕事をバリバリこなすタイプで、
上手に世を渡るのがうまいというか。
自己内部の探究は苦手らしいのですが、
(よって孤独というものもあまり知らない)
それでも母の生き方は
私にない美しさを持っていて、尊敬しています。

私はどちらかというと、
自分の世界を大事にしたい、ある意味母から見れば
身勝手な部分もあるのですが、
母は、自己内部の探究が苦手な分、
他者の気持ちを推測することも苦手で
(ミラーニューロンをあまり意識しない?)

そういう意味では、ちょうどバランスのとれている
親子関係だと私は勝手に納得しています(^_^;)

空、
空って世界中につながっていますよね、
今、
ここに落ちる雨は、
どこか遠い国の誰かの涙かもしれないと、
ふと思うときがあります。

茂木さんは、とてもお優しい方なので、
その雨を全身で受け止めていらっしゃるのかな。


投稿: | 2008/10/01 1:09:03

こんばんは。

今から15年以上前のことです。
うつ病が何年もまとわりつき、良くなったかと思うとぶり返すというアリ地獄に苦しんでいました。

そんなときあるお医者さんから、
「あなたのことを上から常にテレビカメラのように見ているもう1人の自分を持ちなさい。それが習慣化すれば、苦しんでいる自分を客観視できるようになりますよ」
と言われました。

薬も処方してくださるのですが、この言葉が強く印象に残り、これがどんな薬よりも効きめがあったことに気づいたのはかなり時間がたってからでした。

古代ギリシアの神殿の入り口に「汝自身を知れ」という言葉が刻みつけられていたそうですが、これは自分のなかにテレビカメラのような目がなければほんとうに難しい。

今は、テレビカメラというよりは、「鏡」であればいいと思っています。

鏡自体は「かっこいい」とか「かっこわるい」、あるいは善悪の判断をしません。
判断し、分析し、裁くのはあくまでも鏡のこちら側の自分(自我)です。
ただ自分のありのままを映すだけです。
そこには「静謐」と「同時性」があります。

静謐のなかで、自分を同時的に見つめることができるもの、それが「鏡」なのでしょう。

そしてあるとき気がつきました。
自分のなかにはなにもない。鏡も自我もほんとうはないのだと。
滝は上流からの水が止まれば、ただの崖にすぎません。
崖は自分は滝だと思っているかもしれませんが、水は崖の上から来るのです。
このように「鏡」も、崖であるわたしたちに常に新鮮な輝きで降り注いでいるのかもしれません。

そして「魂」も自分のなかにはなく、常に降り注いでいるものなのだと気づきました。

このとき、わたしは病から解放されました。

>私たちは、仮想の「神の視点」
を内在化して、自らを律する
ことができる。孤独な道を歩んで美しく
なることもできる。

わたしにとって「内在化」とは、この魂の流れに気づくことでした。

投稿: | 2008/10/01 0:36:22

こんばんは。

前回もハズレたし、今回もたぶんダメだろう、と思って、その時丁度悩んでいたことを質問にして書いて申し込んだら、なんと、当ってしまいました。生田ディレクターさんからお電話を頂き、しかも家の近所にまで話を聞きにいらして下さいました。。。
お忙しい中、たくさんの方とこのように接していらっしゃるのかと思うと、大変恐縮してしまいます。
なので、収録に、恐る恐るではありますが、参加させて頂きます。
どんな楽しい現場になるのだろうと、楽しみを抱きながら。。。

投稿: | 2008/09/30 23:42:50

alpha maleとは、どんな方なのでしょう?そこら辺がよく分かりませんが、美しい人もalpha maleもどちらも他者が必要だと思います。


ただ…その表現する過程でちょっとタイミングがズレていたりするのかしら…と。(これは解釈ちがってしまったかしら…)

私たちは、他者の中で生かされているし…

「雨粒が身体に当たるたびに、一粒ごとに、空と私がつながっているような気がして。」
というイメージ、どんな感じだろうかと、ずっと考えていました。

空と私との間に、雨が降ることによって、線上でつながっている感じが思い浮かびました。

投稿: | 2008/09/30 23:40:21

こんにちわ

最近、気づいた事で、「世界征服」と「世界統一」は、違う。茂木さんが言っていた、「オックスフォード」ど、「ケンブリッジ」ぐらい違うと思います。


「脳活用法スペシャル」期待しております。(^^)

投稿: | 2008/09/30 15:13:39

>雨粒が身体に当たるたびに、一粒ごとに、
>空と私がつながっているような気がして。

素敵な感覚だなーと思いました☆
私は道産子で冬生まれだからか、寒い季節の方が好きです。
寒くなると心の底から深呼吸が出来るような感じがします。
その時、私は自然と繋がっているような気がします。
「生きてる」と実感します。

雪が降る前には、「雪の匂い」がするんですよ!
また、北海道では雪が降る前に白い綿をつけたような「雪虫」が
飛び交います。見たことありますか(^▽^)?

私は難しい話はよくわからないのですが…
茂木さんの「感覚」が大好きなので、
いつかいろんな感覚のお話をしてみたいなーと思いながら
ブログを拝見しています。

でも…プロフェッショナルのスペシャルかな?
スタジオ収録はずれてしましました…残念です(涙)

投稿: myuta | 2008/09/30 14:25:21

茂木さん、こんにちは。今日も大阪は雨です。空と茂木さんが繋がっている?!(笑)愛犬たちのお散歩があるので、仕事と仕事の合間の空き時間にはよ~く空をみていますが、空と茂木さん・・・何だかインパクトのある言葉に思えるのは私だけでしょうか?!さて、「美しい人とアルファ・メイル」ですか?う~ん、難しくて果たして私に理解ができているのでしょうか?絶対的に「他者」を必要とする。う~ん???「こ
の世にひとりしかいない?!」、「孤独を愛する人?!」難しくてよくわかりません。孤独を愛する人なんているのですか?それって、寂しいですね。今日の茂木さんは何をおっしゃりたいのかが、わかりません。私、疲れているのでしょうか?(笑)「鉄腕アトム」は私も大好きでした!懐かしいです。雨に打たれるのもよいですが、身体を温かくしないと風邪をひいてしまいますので要注意ですヨ。では・・・。

投稿: | 2008/09/30 12:36:28

孤独な道を歩んで美しくなることもできる、孤独を愛する人は、名誉や地位ではなく美しさこそを自らの心の友とすべきであろう…
とても深い言葉だなぁと胸に染みました。
茂木先生の文章はどれも素敵で読んでいるとよく分かりませんがドキドキしてきます。

雨粒が身体に当たるたび一粒ごとに空と私がつながっているような気がして…なんて本当に素敵ですね!
空とわたしがつながっているなんて考えた事もありませんでした。雨は嫌いですが、今朝は雨も悪くないかもなんて思いながら嬉しい気持ちで駅まで向かいました。
空と私がつながっているなら茂木先生とわたしもつながっているような気がしたからです(●ω●)
あっスミマセン、茂木先生を崇拝しておりますので勝手な妄想です。
それでは急に寒くなりましたから風邪など引かないよう素敵な雨の1日をお過ごし下さいませ。

投稿: | 2008/09/30 10:31:07

コメントを書く