« アカタテハから学んだ | トップページ | 近くにいて下さって »

2008/08/31

プラ・ビィーダ

ヨミウリ・ウィークリー
2008年9月14日号

(2008年9月1日発売)

茂木健一郎  脳から始まる 第118回

プラ・ビィーダ

抜粋

 黄色いバスにゆられて移動し、アレックスの話を聞いているうちに、コスタリカの人たちの生き方に大いに共鳴するようになった。
 アレックスが言う。
 「コスタリカには、軍隊がないんだ。コスタリカ人にとっては、「陸軍」は軍隊アリで、「空軍」はハチドリで、「海軍」は亀なんだよ!」
 自然とどのように共生するかということを含め、コスタリカの人たちの選択には、文明にまみれて生きている私たちが大いに参考にすべき叡智があるように感じた。
 コスタリカ人は、自分たちの生きる上での哲学を「プラ・ビィーダ」と表現する。スペイン語で「純粋なる人生」といような意味。何がプラ・ビィーダなのか、明確な定義があるわけではない。しかし、イメージとしてはこれ以上ないくらい鮮明に伝わってくる。
 自分たちを包む自然と、調和して生きること。何が生きる上で本質かを、見きわめること。そして何よりも、やさしい笑顔があること。

全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。

http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/

8月 31, 2008 at 09:32 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: プラ・ビィーダ:

» 運・鈍・根 トラックバック 感性でつづる日記
「さぁ!今日から9月のはじまり!」 実りの秋を迎えるにあたって、 今朝、自分の頭 [続きを読む]

受信: 2008/09/01 6:31:31

» 知る事について トラックバック 詩う珈琲挽き
最近、みなさまのブログを読ませて頂いて<マロンさんの心の旅>や<クレマチスさんのクレマチスの丘><ぶぶぅさんの長野県木曽郡唐沢の滝>など例え行けなくても、楽しくなったりしますし、娘がこれから飛騨高山と白川郷へ行く話をしていると、地図をながめて結構、離れているんだなぁって思ったりするのは好きですね。小学校の頃、うちのクラスでは地図帳を使って、休み時間に遊んでいたことがありました。東海道五十三次を誰が1番、早く正確に言えるか競ったり、よく見ないと気付かない地名を索引を使わずに調べる競争(ヒントは県名だけ... [続きを読む]

受信: 2008/09/01 10:43:35

コメント

社会性という環境は人になにを与えるのか。
日本は失敗を許さない社会だった。戦後、これだけの時間を経てもオリンピック金メダルへの報道をみていると日本の、そして各国の国民性がわかる。

茂木先生の文章を読んでみたことのないコスタリカの景色が脳に映る。

でも、日本の景色はわからない
少し悲しいですね

投稿: 本郷 | 2008/09/01 23:13:39

茂木先生、こんばんは。
シュシュポスの神話の章を読んで感動しました。
6年間ほど、あれは何だったのか、解明したい現象が脳裏を離れずにいましたが、この章に答えが出ていました。
貝から真珠が、樹木から琥珀が、そして人間からは、音楽や芸術が、創造される。私の忘れられないできごとも、傷が癒える過程で放射される様々な仮想の中のひとつだった。仮想に托された切実な思い。本質は、何か。起源を明らかにすること。脳科学は、素晴らしいと開眼いたしました。有り難うございます。

投稿: ぶらんか | 2008/09/01 21:56:29

人間の軍隊行進はなくっても、あのコスタリカの、水をいっぱい含んだ緑の森には、蟻の軍隊行進が、きょうも地面を長征している。

人間の軍隊は、人の生命や文化だけでなく、自然の生命まで壊してしまうけれど、蟻の軍隊はずっと自然の中で生きている。

ブラ・ビィーダ…「緑」との共生。大自然と人とがしっくりと馴染んで、共に生きること。

硝子や鉄骨といった、冷たい素材で出来た、ビリビリした電波がブンブン飛び交い、情報の雨あられがのべつ幕なく降る、現代文明に浸かった島国で生きる私たちが、おおかた忘れてしまった生きかた。

ずっと昔の、私達が貫いていた、古きよき生きかた。

自然と馴染み、互いになごみあい、助け合い、恵みに感謝し、豊かに明るく平和に生きる。

そんな生きかたに、私達の内面は再び渇仰し始めたようだ。

投稿: 銀鏡反応 | 2008/09/01 21:22:39

茂木さん、おこんばんは。
『プラ・ビィーダ』
パッとみて好きな感じがしました。
茂木さんの新刊、あした手もとに届きます。楽しみです!

投稿: 柴田愛 | 2008/08/31 18:06:35

プラ・ビィーダ
白い紙にマーカーで書き写しました。
このような叡智をわが身に刻んで、痕跡にしていけたなら、30年後ぐらいに
生き生き元気、ゴールの花道 をくぐれるのではないかしら?と考えまして・・・。意欲あるとしよりは最強である。をめざして!!

只今、脳と仮想 第8章 仮想の系譜 を読み進めています。とても面白くてためになります。  次の御著書も待機中ですが、焦らずマイペースで、私の脳が吸収できるスピードでしっかり味わいながら、楽しい想像を自由に遊ばせながら、ご本と一緒に時間旅行をしている気分で読んで行きます。

投稿: ぶらんか | 2008/08/31 12:08:30

こんにちは。コスタリカのプラヴィータは、日本では古き良き時代の田舎暮らしに、求めることができるのではないでしょうか。幼い頃、祖父母に早朝に手を引かれて、氏神様に参拝、畑や地元の朝市から手に入る新鮮な食材に感謝、家族揃っての食事、、そうした景色がふと蘇りました。<自然を愛し、和を尊ぶ心>、いま現代は環境問題や高騰する輸入食材(食料自給率の低下)問題を機会に、多くの答えを、我々の過去の記憶から得ることができるのかもしれません。Hisashi

投稿: Hisashi | 2008/08/31 10:48:19

コメントを書く