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2008/08/16

空気のようなもの

 今回のコスタリカ旅行は、
生態学者や昆虫学者が研究のために
滞在する施設を泊まり歩いている。

 ラ・セルヴァでも、昆虫学の
研究館があったし、今滞在している
モンテヴェルデにも、立派な
研究設備がある。

 ハーバードやMITといった
アメリカの大学の学生たちも
滞在して研究していく。

 そのようなところに滞在する
メリットの一つは、虫好き特有の
変な行動をしても、誰も不審がらない
ということである。
 いわば、空気のようなもの。
 放っておかれる。それが良い。

 ラ・セルヴァでも、モンテ・ヴェルデ
でも、西田賢司さん、桜井一彦さんが
タッグを組んで「集虫灯」をしかけて
いたが、そのようなことをしても、
誰も何とも思わない。

 私と日高敏隆先生は、今回、西田
さんの「共同研究者」として、コスタリカ政府
から正式の「調査許可」をもらっている。

 おかげで、熱帯雨林や雲霧林の
生態系について、随分いろいろな
ことを考える機会を得た。

 至福というのは、このような時間の
ことを言うのであろう。


西田さんの許可証に添えられた、私と
日高敏隆先生の写真。


集虫灯にあつまった虫たちを調べる桜井一彦さん


ヘッドライトをつけて夜の探索にでかける桜井さん


吸虫菅を扱う日高敏隆先生


突然「虫こぶ」を熱心に調べ出す西田賢司さん。
(不審者ではありません)

8月 16, 2008 at 09:12 午後 |

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コメント

茂木さん★こんばんは★☆

コスタリカ通信、
茂木さんが生き生きとされているのが
伝わってきます

空気のようなもの…

茂木さんは、
本来、このような場所に居るべき方ではないか、と思いました。

このような場所を
八割、
テレビなどに出るのは
二割。

そんなお仕事の仕方が、
茂木さんにあっているのかなあ…って。

ファンにとっては寂しいですけど、
疲れている茂木さんを見るのはもっと辛い。

またまた生意気で申し訳ありません…(;^_^A

茂木さんは、素敵な方だから、周りがほっておかないというのも
あるかもしれませんが。


コスタリカ通信、
コメントするのが追いつかないくらい
沢山、更新されてて、
ふとそんなことを思いました。

日高先生と並んで
網を持っている茂木さん、
楽しそうです(*^o^*)

またコメントしに来ますね~(*^o^*)

投稿: | 2008/08/18 2:54:18

今晩は。

輝くばかりの生と、厳粛な死が共存するだろう、コスタリカの森。そこはやはり、虫を愛する人々にとっては、まさにこの上もない世界なんですね。

集虫灯に集まった虫たちを調べられたり、夜の森に探索に出かけられたり、「虫こぶ」を熱心に調べだしたり…虫好きゆえに苦労をものともせずに、夢中で取り組んでおられる姿は、素晴らしいです。

「むしこぶ」…で思い出したのですが、以前、都内某所を散策していた時に、ハッパに沢山の「こぶ」のついた街路樹を発見し、好奇心も手伝い、「嗚呼、これが話に聞く『むしこぶ』というやつだな…!チョイト調べてみよう」と、こぶのついた葉を1枚毟り取り、こぶの部分に爪をかけ、中身を調べて見た事があります。

もっとも、この時、調べた場所が場所だけに、他の通行人に“あの人、変な人ねぇ”って見られやしないかしら?と、周りの空気が気になったのを覚えています…。

で、葉についたこぶを調べて見たら、中には何も入っていなかった。如何やら、これは大気汚染で出来た1種の「おでき」のようなものなのかな?そんな感想を持ちました。この街路樹が生えていた傍には、クルマが引っ切り無しにバンバン行き交う、幹線道路が通っていたからです。

クルマからでた排気ガスのせいで、葉にこぶが出来たのかもしれないと、その時は思った。

でも、あのハッパのこぶは、今思うと、専門家の方のところに持っていって、よく調べてもらったら、虫こぶかどうか、もっとハッキリしたのかもしれない。

脱線話はさておいて、コスタリカの森の空気は、虫も鳥も、それを調べる人々をも、生き生きとさせてくれているように見えます。

そんなコスタリカでの日々も、本当に後わずかになりましたね…。

茂木さんや日高先生、その他皆様にとっても、有形無形の「宝物」を得られたことと思われますし、私たちも今回の日記を通して、かの地の自然の、想像を超えた豊かさの、その一片に触れられたかな、と思えます。

と…書きつつ、実は、私はアリとか地を這う虫は平気なのに、蝉やカブトムシ(蝶や蛾は別ですが)は何故かちょっと怖い!と思うほう(ゴキブリは無論苦手です)だったことに改めて気付いた。

投稿: 銀鏡反応 | 2008/08/17 5:18:17

おはようございます

今回の旅行は、施設で泊まられたのですね

皆さん、虫好きの方ばかりでステキな一時を過ごされた事でしょう(*^_^*)


空気は、普段意識されないで私達に吸ったりはいたりされていますが、無いと生活できません(o‘∀‘o)

森や植物も動物…そして人も空気があって生きられますから

自然にふれると、心がゆったりとしますね(^ ^)

コスタリカでのステキな一時。残り少ない滞在時間ですが、楽しい時を!
ここ数日のクオリア日記…沢山の素敵なお土産を携えて、いざ日本へ

帰りの道中、どうぞお気をつけて☆

投稿: | 2008/08/16 23:47:42

こんにちわ

確かに、写真でやっている事を日本でやっていれば、怪しまれそうですね(^^;)。

コスタリカでは、研究者受け入れは、立派な観光業の一つ?。研究者が新しい発見をしてくれるほど、コスタリカが世界で有名になるし、観光業の鉱脈をお金を払ってまで発見してくれるのですから、コスタリカ政府は万々歳!?(^^)

投稿: | 2008/08/16 23:32:24

茂木さん、そちらは朝ですね。おはようございます。今回は研究者の方
々が利用されるという施設にお泊りなのですね。なるほど!見る人が見れば確かに「怪しい」かもしれませんしね。(笑)気兼ねなく振る舞えるということは今回の旅では重要なことですね。至福の時間・・・なるほど、このような時に使われる言葉なのですね。ところで茂木さん、昨日、大阪の「石井真寿美獣医師」が、日高先生によろしく!というメッセージを出しておられましたでしょ?(探検昆虫学者のところで)関西では知らない人はいない、有名な獣医師の方です。毎週土曜日の朝日新聞の夕刊にコメントのコーナーがあり、私も毎週、必ず拝読しています
。私の愛犬に何かあったら診ていただこうかと思っていたのですが、うちのこたち、とにかく元気で、今のところは大丈夫なので。石井先生の動物病院は私の自宅からわりと近くのようですし、こころ強いです。予防薬等をいただくホームドクターもよい先生で愛犬たちは幸せものです
。石井先生は、著書も何冊も出されている方なのです。私も犬と一緒に生活をしていますので、結構、いろんな方の書かれた著書は読んだりしていますが、「虫」に関してはあまり興味・関心がなかったですね。触れる虫は、コオロギ、セミ、クワガタ、カブトムシ、てんとう虫くらいでした。(笑)この間、茂木さんがバッタの写真を出しておられましたが、バッタって黄緑色ですよね?でも黒かったですね。色も姿、形も微妙に違ったりするのですね。帰国までのカウントダウンがそろそろ、ですか?でも案外、仕事が恋しくなったり、していませんでしょうか?!
(笑)どうぞ皆さんと楽しく、お過ごしください。
(許可証って車の国際ライセンスのものと似ていませんか?)

投稿: | 2008/08/16 23:21:18

生を見て 死を思う    メメントモリ

コスタリカ 樹林の旅

        お盆休み クーラー内に居ながらにして

             密林の空気

暑さの質も少し変わり   現実の森へ   心置きなく無事返還

投稿: | 2008/08/16 23:16:15

虫が苦手な私には想像も及ばない世界がいろいろありそうですね。以前はゴキブリ(の触覚なら)がつかめたのに今はつかめないのはどうしてでしょうか?キャンプファイアーの時にゴキブリの大群に追いかけられたのがトラウマになっているからでしょうか?いずれにせよ、虫恐怖症のnaoより。

投稿: nao | 2008/08/16 22:41:32

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