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2008/08/26

記憶の光

(続き)
渡辺真也さんはマリーナ・アブラモヴィッチ
と知り合いで、
最新作を見せてもらった。

マリーナが骸骨を背負っている。

光が回り込んで、白くきれいに浮かび上がっている。


マリーナ・アブラモヴィッチの作品(2008)と。

「やはり、ユーゴスラビアの歴史というものを
マリーナは背負っているのでしょう」
とシンヤさん。

シンヤというと、白洲信哉とまぎらわしい
けれども、白洲信哉の方は
乱暴者のシンヤなのである。

東京都現代美術館へ。

内藤礼さんの最新作「無題」(通路)を
見る。

内藤さんが一歩どこかに踏み出す予感。

対談。小さくて気付かずに通り過ぎて
しまうようなものに「魂の拡大鏡」
で光を当てる。


東京都現代美術館で、内藤礼さんと。
(photos by Atsushi Sasaki)

東京大学駒場キャンパスへ。

「進化学会」で「意識における相互作用同時性」
のタイトルで発表する。

私の他には、池上高志、岡ノ谷一夫、
藤井直敬、郡司ペギオ幸夫、杉田祐也。

いつもの仲間と、大いに議論を
闘わす。

渋谷の街は雨。

こうして日記を書きながら
記憶の光を、ゆったりと回り込ませる。

そこには無限の表情がある。

われらのささやかな人生は、
4次元時空の中で、不動のパタンとして
存在し続けるのだ。

そして、
光を回り込ませる人もやがていなくなり。

8月 26, 2008 at 05:19 午前 |

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コメント

今晩は。

きょうも、ずっと一日中雨模様。実にジメジメしているが、草木は流石に生き生きとしている。

こうしてPCに向かっている時も、私達の生きている時間というのは眼に見える3次元から、眼には見えない4次元へと流れていってしまう。

そうして気がつけば、私達自身も4次元の世界に行ってしまう。これがきっと「死」というものなのでしょう。

私達は、「死」という4次元の世界の一面と、板子1枚の上で「生」の時間を生きて居る。

お写真の中にあったアブラモヴィッチの作品は、生と死とが隣り合わせということをいやというほど思い知らせてくれている気がした。

生きる、ということは“死を見つめる”ことでもある。そんなことをこのごろ、強く感じています。

投稿: 銀鏡反応 | 2008/08/26 23:13:27

自身の気付かない所まで光をあてる。

それができるのは、
他のものとの 関係性や結びつきがあるからとも思います。

投稿: 奏。 | 2008/08/26 22:35:07

いつも偏な投稿

天才 茂木健一郎博士に 補助線は、不要

出来る事 人である事、症例的反応に徹する のみ

お聞き苦しさ  天下御免 !

投稿: 一光 | 2008/08/26 18:23:42

茂木さん、こんにちは。今日は、珍しく今、時間があり拝見しています
が、骸骨を背負われている作品は?!芸術って奥深いものですね。光りで白くきれいに浮かび上がっているところに歴史が感じられるような作品なのでしょうか。それから「小さくて気付かずに通り過ぎてしまうようなものに・・・」そこにあるものの目線でものを見ることや感じることは大切だと思います。あとは私の日常の中で時間を気にしながら日々の生活があるので、歩くというよりチャリンコで出かけることが多いのですが、毎日のように発見があり、気になるところでチャリンコをとめ、必ず立ち止まってしまいます。そこから
仕事や生活する上でのヒントが結構あります。有難いほど!いろいろと思いをめぐらせている時って、本当に楽しいひと時ですね。ところで、今日は茂木さんの著書のオン・パレード!ですね。気持ち、焦ってきますね~。まだまだ手にとっていない著書がたくさんあって・・・。でも
他の方の著書も、読みたいものがたくさんあって困ってしまいます。私の周りの人たちで本を出したり、作家になった人もいて、結構、忙しく本を読んでいますが、茂木さんはどうやって本を読んでいらっしゃるのでしょう?ご指南いただきたいですね。(笑)琵琶湖へ行く道中、話をしていたのですが、茂木さんのクオリア日記には私の知らないことがたくさんあるから、わからないことをノートに記していけば言葉の宝庫である茂木さんから、確実に学べるかも!って。話し言葉と書き言葉は違うにせよ、そこは空欄スペースを作っておいて、同意語を書き込めば良い、ですね?!(笑)この約四ヶ月の間に、私は茂木さんから本当に多くの事を教えていただいたと思います。クオリア日記からの「贈り物」をたくさん受け取れた!と思っています。それなのに私から茂木さんへは?!(笑)毎日、頑張って投稿をしているのに「贈り物」が無さすぎですね。私ならではの視点となると「赤毛のアン」のことくらいでしょうか。茂木さんに「へぇ~、そうっかぁ~!」と思っていただけるような「こと」をたまには書けるようにしたいと思う今日このごろです?!
(笑)

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2008/08/26 12:19:22

小さな歴史・マイクロヒストリー。そして、記憶の光。
そのものズバリの体験から、今、ここ、に来たものですから。

茂木先生と、漱石と赤シャツ、表現者ゆえの痛み、傷。治癒のプロセスに時間がかかること。長い間、痛みを感じ続けることになるだろう。・・・

闇、深淵。 だけど、だからこそ、見ることが出来る光、さわやかな明るく耀く風の色、記憶の香り。

ようやく、肌のヒリヒリする感じが薄れて来ました。それは、自然現象ということを此処で学ばせていただけたから。

自然と人間が同じなら、自然のなかで、地震が起こり雷光がひかるように、人間の脳がグヂュグヂュと音をたてて軋み、脳が救いを求めて光を見る事だってあるだろう。同じ、自然現象として。

おおらかな、自然讃歌に辿り着けて、ちょっと一息ついています。
茂木先生の言われる、しかたのないこと を、しかたのないこと と、あるがままに引き受けると以外にラクチンに生きられるようです。

投稿: ぶらんか | 2008/08/26 11:31:21

>われらのささやかな人生は、
4次元時空の中で、不動のパタンとして
存在し続けるのだ。


意外と、しばらく、冬の氷の中の魚のように存在していて、氷が溶けると、どこかへ泳いでいくのかも?(^^)

投稿: 四次元時空のクオリアby片上泰助(^^) | 2008/08/26 6:59:57

そして 又 あらたな ナチュラル

 修造学園に感化され  三日未満坊主  近場行脚より帰宅

 三日未満坊主 で 変わったこと

 我が家 優先 :  ゴミの分別 アイロンかけ 草抜き

             靴みがき ・・

 そのあと  余暇 ぱそこん

 三日未満坊主 でも 習慣は変わる   主婦的問題解決

 

投稿: 一光 | 2008/08/26 5:55:47

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