« トカイとサンテミリオン | トップページ | 水の勢い。 »

2008/07/15

プロフェッショナル 森内俊之 vs 羽生善治

プロフェッショナル 仕事の流儀
ライバル・スペシャル
最強の二人、宿命の対決

~ 名人戦 森内俊之 VS 羽生善治 ~

名人戦の最中の、羽生さんの
表情がすごい。まるで追い詰められる
ほど生命力を発揮する野生の動物のよう。

それに対する、森内さんのどっしりと
動かない落ち着きがすごい。
大地のように、羽生さんの動きを受け止める。

モーツァルトとベートーベンのような
天才同士の対決。

人間は、処理できないほどの
大きなものに包まれたとき、
脳の中にそれが収まり切らずに、
オーバーフローして涙を流す。

価値を意識した時、羽生さんの手は
震え始める。

羽生さんの手の震えは、羽生さんの
「涙」なのだ。

すさまじいものを見たような気がする。

60分拡大スペシャル。

NHK総合
2008年7月15日(火)22:00〜23:00

http://www.nhk.or.jp/professional/

すみきち&スタッフブログ

Nikkei BP online 記事
ライバルに跳ね返されたかけがえのない経験
〜名人戦 森内俊之VS羽生善治〜
(produced and written by 渡辺和博(日経BP))

7月 15, 2008 at 06:32 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: プロフェッショナル 森内俊之 vs 羽生善治:

» 将棋名人戦スペシャル トラックバック はちまんの競馬と囲碁
NHKプロフェッショナルの「将棋名人戦スペシャル」を見ました。 何時もこの時間は [続きを読む]

受信: 2008/07/15 23:23:31

» 今日のプロフェッショナルは興奮した!! トラックバック Kashiroman's BLOG "ブログの王子様"
NHK総合テレビ「プロフェッショナル」は、命の灯りを激しく燃やす酸素のような番組内容でした。 [続きを読む]

受信: 2008/07/16 0:24:53

» プロフェッショナル 名人戦 森内俊之 VS 羽生善治 トラックバック のほほん便り
あらゆる意味で、きわめて対照的な、おふたかた、なんですね。文字通り、宿命のライバル。ハンパな創作やエンタメ。裸足で逃げ出しそうな面白さ、そして、途方もない迫力!でした パッと見、弁慶、対、牛若丸? おなじ天才でも、早熟で、閃きの羽生善治名人に対し、遅咲きで、どっしり&じわじわと迫る重厚な将棋をさす、森内俊之九段 その出会いは、なんと28年前。小学校4年生だった、というから驚きです。じつに中3でプロデビューした羽生善治に遅れること1年半後、森内も同じ世界に お互い、ハンパでない... [続きを読む]

受信: 2008/07/16 9:02:16

» 宿命のライバル 最強の二人 名人戦 森内俊之VS羽生善治 トラックバック 須磨寺ものがたり
小学生4年の時から、 同じく将棋の世界に足を踏み入れ、 それ以来、現在プロとなってもライバルとして、 互いに第一線で活躍する、 二人の棋士の壮絶な闘いが繰り広げられた。 [続きを読む]

受信: 2008/07/16 11:57:46

» プロフェッショナル 名人戦 森内俊之 VS 羽生善治 トラックバック のほほん便り
パッと見、弁慶 対 牛若丸?! 風貌、性格、将棋の特徴、等々… あらゆる意味で、きわめて対照的な、おふたかた 文字通り、宿命のライバル。ハンパな創作やエンタメ。裸足で逃げ出しそうな面白さ そして、途方もない迫力!でした おなじ天才でも、早熟で、閃きの羽生善治名人に対し、 遅咲きで、どっしり&じわじわと迫る、重厚な将棋をさす、森内俊之九段 その出会いは、なんと27年前。小学校4年生だった、というから驚きです。 じつに中3でプロデビューした羽生善治に遅れること1年半後、森内... [続きを読む]

受信: 2008/07/17 7:46:29

» プロフェッショナルの意味〜羽生と森内が示したもの トラックバック 酔生夢死浪人日記
 「プロフェッショナル仕事の流儀」(15日、NHK総合)のテーマは、森内俊之と羽生善治が熱闘を繰り広げた名人戦だった。2人は10歳の頃から四半世紀、しのぎを削ってきたライバルである。  7冠制覇、女優との結婚と、知名度では羽生が圧倒している。タイトル獲得69期、優勝32回も森内の同8期、12回を凌駕しているが、最高峰の名人位だけは例外だった。森内は昨年、通算5期獲得で永世位(18世)の称号を得る。羽生(通算4期)にとって今回の名人戦は、第一人者の意地を懸けた戦いだった。  第3局の歴史的逆転負け... [続きを読む]

受信: 2008/07/20 18:43:02

» 「プロフェッショナル 仕事の流儀」ライバルスペシャル~森内俊之氏VS羽生善治氏 トラックバック いち出先機関公務員の××~文系人間の公務員試験の別館ブログ~
7月15日の「プロフェッショナル 仕事の流儀 」はライバルスペシャルと題して今年の名人戦を戦った森内俊之氏VS羽生善治氏を取り上げています。 羽生氏→常識やぶりのひらめき 今まである定跡が絶対だと思わない方が良い。 信じきっている状態だとアイデアが浮かばなく... [続きを読む]

受信: 2008/07/22 6:10:54

コメント

 「デパートの将棋大会でやってた時も、名人戦の舞台も、同じです。」

 羽生さんのこの言葉が良かったです。
 
 お二人とも、表現の方法は違うのですが核の部分(羽生さんの言葉を借りて言えば)は同じなのだろうと感じました。

投稿: 大栗 勝 | 2008/07/26 12:17:49

あまりにも深く、静謐でいながら激しい対局。

そんな中で印象に残ったのが、第二局での、二人にしかわからないはてしのない展開。立会人の人のいびきに、森内さんがくすりと笑う。長考中の羽生さんもつられて笑う。

後で森内さんが、困っているんですが、あまりにいい手だと感心して、と話しておられた。逍遥遊の境地ではないか。

誰も体験したことのない世界を垣間見させて頂いた気がする。貴重な一時間でした。

投稿: ぱんなこった | 2008/07/25 22:29:23

25:00からの再放送で見ることができました。

凄い世界ですね、将棋は。
でも、私は以前に少しお付き合いで指したのみなので、本当の凄さはわかりようも無い。

印象に残ったのは、森内さんの「気分転換」。
ほかの事で気分を紛らわせるときこそ、捲土重来に燃えているんだと思った。忘れようと意識することは、忘れないことで、誰にも経験があると思う。それと、羽生さんの、余り目を合わせない喋り。本物にはこのタイプが多いように思う。

両チームの人数と機能は全く同じで、王と玉がゴール。最初の1点を取られたら負けの、いつ何が起こるかわからないサドンデス。このシンプルな厳しい世界に私もしびれました。

思考実験対決をしたアインシュタインとボーアを思わせた。
究極の番組を有難うございました。

投稿: fructose | 2008/07/22 23:44:53

久しぶりにTVで緊迫感のみなぎるシーンを続けて見ることができました。
羽生さんの研ぎ澄まされたような鋭さと集中力、森内さんの懐の深さというかガシッとした力強さとやはり集中力は、レンズ、画面を通してもよく伝わってきました。
後の時代になって、名勝負の一つに数えられるのではないでしょうか。
このような稀代の名人が戦う姿を垣間見ることのできる幸せを感謝すべきと、改めて感じています。

投稿: IT起業研究所代表小松仁 | 2008/07/17 21:41:36

 私はあの2人においては、言葉はいらない、と思いました。「対局」が「対話」になっていると感じたからです。どんなに言葉を尽くすよりも、お互いを理解できると。ごまかすことができない、その必要もない、駒を打つことが、他の人では理解できない、2人にしか通じない「言葉」なのではないでしょうか。

投稿: B4 | 2008/07/17 21:40:25

素晴らしい番組をありがとうございました。
見ているだけで息が詰まるような緊張感が、ひしひしと伝わって
きました。

羽生さんの手の震えのような、魂から溢れでてくるものがいまの
私の中にあるだろうか。
気づいていないだけで、きっとあるはずですね。
規模が小さいのかな(笑)

突き抜けようとしている方々を見ると、じっとしていられなく
なります。

投稿: yuzuriha | 2008/07/16 9:48:21

とても良かったです。お二方の対局されてる姿は言葉も会話もありませんが、お二人の気持ちが手にとるように分かります。無表情なのに今こう思わはっただろうなぁとか画面からも伝わってきました。控え室の方々はお二人だけのサッパリワカラナイ世界を目の当たりにして心を震わせてらっしゃるでしょうね…。
羽生さんも森内さんも神々しく感じましたが、今もこれからもデパートの将棋大会で目を輝かせながら将棋をしていたであろう永遠の少年なのではないでしょうか…。

羽生さんの震える指先は羽生さんの涙…まさにそう思いました。そんな風におっしゃる茂木さんが素敵です♪

投稿: こゆり | 2008/07/16 0:10:24

今日のプロフェッショナルは凄かった!本当にすさまじいものを見せていただきました。長時間にわたる将棋盤の闘いは羽生様、森内様の人生そのものなのですね。小学校四年生からず~っと今まで戦ってこられてお互い無くてはならない良きライバルであり続けられた!勝負師の世界の厳しさを感じたと同時にお二方とも勝負師でありながら「勝ち負け」だけに囚われず、ある時からは新しいことへの挑戦であったり、対戦相手の心の動き、将棋を楽しむことなど、結果だけに囚われない、チャレンジャーであり続けていらっしゃるのが凄い!と思います。羽生様が語っていらっしゃった、「自分にない資質、自分ではしない判断・・・」ライバル森内様へ対する尊ぶ気持ちと二十四時間、プロである事の意識をどこか持ち続ける・・・。ひとつの道を極め、厳しい勝負の世界で生き抜いてこられた方の重いひと言であったと思います。今日は茂木さんそっちのけで?!ゲストと語られるひと言ひと言を食い入るように聞き、見入ってしまいました!(笑)素晴らしかったです!

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2008/07/16 0:07:36

番組中でのお2人の対局場面…息を呑み、エキサイティングになりつつ拝見した。

まさに命がけ、互いに棋士生命、そして人生の全てを賭けた真剣勝負だった。

とにかく、すごい。の一言に尽きる。

闘っているお2人の表情や仕草を見つめていくうちに、自分の中で何かが蠢き、殻を破ろうとしているのを感じている、自分がいた。

投稿: 銀鏡反応 | 2008/07/15 23:19:12

茂木さん!
そして羽生さん、森内さん!!
素晴らしい放送、本当にどうもありがとうございました!!!

こんなに魂にぐっときた番組は久々です。

羽生さんと森内さん、
正反対の個性を持つお二人。

しかし、お二人の将棋をさすお姿からは、
静かな、深く、熱い熱い熱い!!
パッション、パッション、パッション!!!
人が生きるということはどういうことか!
伝わってきました。

これが命をかけて生きる
本当の人間の姿なんだ、
それを見せていただいたような気がします。

羽生さんは玲瓏の境地、
森内さんは無心の境地、

二つの言葉に共通するものは
我欲を超えたところにある
シンプルで静かな境地であること。

羽生さん、森内さん、
それぞれの個性に学ばされる点も沢山ありましたが、
個性は違えど
目指すものは一つなんだ、

まさに正・反・合の、
ライバル版を見せていただいたような気がします。

凄い!!凄すぎます~~~!!!
興奮冷めやらず、
まだ心臓がどきどきしています!

この放送は、
すべての人に見ていただきたいくらいですね・・・

こんなに素晴らしい番組をつくってくださって、
茂木さん、住吉さん、スタッフの皆さん、
本当にありがとうございました!!

プロフェッショナル、凄すぎます~~~!!!
乱雑で体系化されていない
知識の山をとび越え
澄み切った聖なる領域に踏み込んでいる、
唯一の番組のような気がします。

これからも期待しています、
本当に素晴らしい番組、ありがとうございました!

投稿: ももすけ | 2008/07/15 23:17:29

茂木さん、こんばんは!
羽生さんと森内さんの放送まであと少し。
とても楽しみです!!

私が大好きな漫画家さん、
羽海野チカさんのブログで、
今日のプロフェッショナルのことを
宣伝してくださっています!!

★ウミノの日々
http://www2.diary.ne.jp/user/162279/

羽海野さんは、今、「3月のライオン」という
将棋の漫画を描かれています。

前作「ハチミツとクローバー」が大ヒット、
アニメ化、実写映画化、テレビドラマ化され、
21世紀の名作と
多くの人から絶賛されているマンガを描かれた方です!!

私も、羽海野さんの漫画は大好き!!!
羽海野さんのお人柄も大好き!!!

大好きな羽海野さんのブログで、
大好きなプロフェッショナルの宣伝されていて、
とてもうれしくなって、
書き込みさせていただきました★

わ~~~い
あと30分!!
待ちきれないです

投稿: ももすけ | 2008/07/15 21:29:01

こんにちは、
すべては脳からはじまる、を読んでます、
茂木さんの書物を読むの初めてです、、、つうか読書はあまりしないタイプなので(笑)
ハッキリ言わせてもらうと…めちゃめちゃ面白いです!読んでて楽しいです!
これ読み終わったら 次どれ買おうかな…難しいのもあるだろうし、
あっ プロフェッショナルも見ないと!

投稿: 大阪ケンジ | 2008/07/15 17:09:36

この記事へのコメントは終了しました。