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2008/06/14

まだまだ歩きながら

シャープは、数年前、「これからは
ブラウン管テレビの製造をやめ、
液晶テレビしか作らない」と宣言した。

当時は、多くの人が「時期尚早なのではないか」
と思ったが、時代は確かにそのようになった。

似たようなかたちで、最近、
心に決めたことがある。

後から見ると、そのような
決定をしたことが
正しかった、と思えるような
ことがあるのではないか。

講談社で、西川浩史さんと
『赤毛のアン』の本について。

ライターは、三浦愛美さん、石井綾子さん。


西川浩史さん、三浦愛美さん、石井綾子さん

「小説現代」の高橋典彦さんが加わり、
昼食。

 ソニーコンピュータサイエンス研究所。

 学生たちと、研究のディスカッションをする。

 星野英一は、object recognitionと
locationの関係についての認知実験。


星野英一くん

 高川華瑠奈が、subliminalな刺激提示による
顔の情動認知におけるlateralityについて


高川華瑠奈の発表を見つめる関根崇泰

 須藤珠水は、イミテーションにおける
mirror とrotationの二つのstrategyの
関連性。


須藤珠水

研究所を出て駅まで歩く間、
関根崇泰がついてきて議論を続けた。

関根は、歩きながら器用に
紙を広げて、ポイントを説明する。


歩きながら説明する関根崇泰


まだまだ歩きながら議論する関根崇泰

 朝日カルチャーセンター。

 自由意志の問題、笑いのメタ認知、
そしてミラーテストを論じた。

 『欲望する脳』を作って下さった
集英社の鯉沼広行さんがいらした。
 韓国語版の契約書を持参された
ので、署名する。


鯉沼広行氏

 筑摩書房の増田健史さん
(タケチャンマンセブン)がやって
きて、からんだ。

 何だよ〜とか、
 てめえこのやろうめ〜
などとジャブを交わす。

 でも、志は一緒なのだ。
 
Understatement
Towards the end of the DNA paper, Francis Crick and James Watson state thus : It has not escaped our notice that the specific pairing we have postulated immediately suggests a possible copying mechanism for the genetic material. This was quite arguably "the understatement of the century".
A reserved manner of expression is a hallmark of the careful scientist. When I was in the United Kingdom studying in the laboratory of Prof. Horace Barlow, Horace would often demonstrate the exquisite charm of the English understatement. At one time, I gave Horace the draft of a paper on qualia, in which I developed some rather exotic ideas. Horace came into the tea room the next day. How was the paper? I asked eagerly. Horace laughed, and said "it is certainly a useful idea". Horace was a strong believer in the validity of the statistical method, whereas I raised a strong objection towards the use of statistical ensembles as a means to study the mind-brain problem. Horace's statement was thus at once an indication that he did not necessarily agree with the main points in my paper but at the same time enjoying the rather strange (to him) ideas developed in it. "It is certainly a useful idea" was Horace's way of understating the opinion, rather than going at full length about it. [63 Blessings Of Science]

6月 14, 2008 at 10:43 午前 |

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» 予測はできない トラックバック 旅籠「風のモバイラー」
目が覚めると昼過ぎ。久々に爆睡してしまう。 起きてテレビをつけると、地震を伝える [続きを読む]

受信: 2008/06/15 2:46:24

» 自由意思と因果的決定論 トラックバック 劉蛻日記〜ryuuzei〜
 自由意志と因果的決定論が「両立」するという「説」は、カント的な意味ではないらしい。 人が、「自由意志」の結果として認識するのは、複雑な因果プロセスを整理し認識する 「ブック・キーピング」に相当するという「説」のようだ。 しかし、それでは自由意志があることにはならない。あると思うだけだ。 続く...... [続きを読む]

受信: 2008/06/22 7:02:12

コメント

茂木先生,おはようございます。

>後から見ると、そのような
>決定をしたことが
>正しかった、と思えるような
>ことがあるのではないか。

私は職業柄,仮説を立て,十分な根拠(情報)に基づいて
その仮説が実行可能だと思われるときに
物事を決定することがよくあります。

その根拠(情報)はあらゆる信頼できるソースです。
私が扱う情報は少々特殊で,
そのサーチには高度な知識が必要ですが,
後に判断が正しかったとされるときは嬉しいものです。
(もちろん,理屈で解決できないことも多いですが)

朝日カルチャーセンターお疲れさまでした。
非常にお忙しいのに,生き生きと講義いただいて
感謝いたします。
脳とこころは,まったくの専門外ですが,
私にとっては毎回新たなものを吸収できるので
非常に刺激になります。
自らの専門分野に凝り固まっていたことを反省しました。

コメディの視聴。
ただのお笑いだと思っていましたが,見方が変わりました。

また次回の講義も楽しみにしております。
「トゥープゥートゥーのすむエリー星」へのサイン
誠にありがとうございました!

投稿: | 2008/06/15 7:31:22

スマステ見ました。
茂木さんの腕にされていた青空に雲の時計に目を奪われてしまいました。。。 

ぼやぁ〜っと画面全体を見ていたら、ん?腕に青いモノ?なんだろ?
じ〜っと、ひたすら見る。。(すみません。内容そっちのけ…)
やっと分かって、すっきり眠れます♪
内容は、後で録画したものをみます。


茂木さんが心に決めた事。何なのでしょう?
気になります。


私も色々考え、決めた事があります。それと合わせてバランスよく出来れば良いということもあります。


あとで、こうすれば良かった!と思うことも多い私。

でも頑張りたい。

投稿: | 2008/06/15 0:10:10

こんにちわ

私も笑いに付いて考えた事があります。笑いの、その言葉で、過剰の連想と世界観の広がりにより、過剰的に学習効果が起き、ドーパミンが一時的に過剰放出して、笑いになるのではないかと考えた事があります。


関根さんが、このブログまで、出張してくるのを期待しております。(^^)

投稿: | 2008/06/14 13:35:33

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