タカさん
大雪山から旭川空港に出て、
それから東京に向けて飛ぶ。
はっと目が覚めると、
前のシートの背に「おやすみでしたので」
というシールが貼ってあった。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の収録。
ゲストは、茶師の前田文男さん。
「どんなお茶も見捨てない」
すばらしい言葉が飛び出す、
印象深いスタジオだった。
ゲストの前田文男さんと末次徹ディレクター
ずっと、「プロフェッショナル」の
デスクをつとめていらした
山本隆之さん(タカさん)がこの度
名古屋放送局にチーフプロデューサーとして
栄転される。
ご担当の番組は、毎週土曜日、
23時30分からNHK教育テレビで
放送中の「めざせ! 会社の星」。
名古屋放送局制作で、全国放送される
レギュラー番組。
タカさん、大変でしょうが、がんばって
ください!
収録終了後、スタジオでタカさんを
囲んで別れを惜しむ。
さまざまな想い出が走馬燈のように
よみがえる。
タカさん、ありがとうございました!
そして、これからもよろしくお願いいたします。
スタジオのV字テーブルに座った
山本隆之さん
山本隆之さんです!
全員で記念撮影
スタジオを出た山本隆之さん
お別れ会。有吉伸人さんと、山本隆之さん。
山本隆之さんがいつも持ち歩いている手帳には、
「プロフェッショナル」の絵はがきが入っていた。
We are all fond of our own ideas. Science takes this "maternal" love a step further. To nurture an idea conceived by oneself, however dear and of sentimental importance, it should be seen from a "detached" point of view. Detachment is one of the most important properties that a scientist must possess, and is central to the blessing of science, within and outside its activities.
The perceptual detachment involved in scientific investigations is in a sense contrary to our naive intuition, would take some willed training and uphill endeavor, but is ultimately very rewarding and even moving. It is to see one's own idea, no matter how dear, as if it was an object put on the table in front of one. It does not matter who brought the idea originally onto the table. It could be one or one's archrival. One would observe it from objective point of view, pointing out the defects as well as the merits, to admire not in a blind manner, but illuminated by the light of reason. It is an attitude approaching madness, in that one does not take care of one's immediate interests in defending one's pet conception, but in the end serving one's final interest, in reshaping and bringing to fruition the full potential of the conceived vision. [62BOS]
6月 13, 2008 at 08:51 午前 | Permalink
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ようやく、ようやく、
長かった一つの物語を、
読み終えることが出来た。 [続きを読む]
受信: 2008/06/13 9:49:32
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コメント
新創世記。ゴダイゴ、ミッキー吉野氏の『仕事の流儀』を観たいです。
西洋「文明」の先、天台の大本。茶の文化に共通する場、関係性の解釈も興味深い。氏の『仕事の流儀』をどのよう未来につなげるか、観てみたい。
投稿: 白井 | 2009/09/07 0:44:12
茂木さん、おはようございます
プロフェッショナルを今までいっしょにつくってこられた、
山本さんが栄転されるのですね。
おめでとうございます!と同時に、
茂木さんの写真からは、
山本さんへの厚い信頼が伝わってきて、
ちょっぴり、私もさびしくなりましたよ。
プロフェッショナルを拝見して、
どれだけ多くのことを学び、感動を与えてもらったことでしょう!
表に出る司会者の茂木さんや住吉さんの陰で、
山本さんはじめ多くのスタッフの方々のご苦労があるのだと
そう考えると、
一視聴者としても、
山本さんに感謝の気持ちをお伝えしたくなってきました。
山本隆之さん、ありがとうございましたm(__)m
名古屋に行かれてからもがんばってください!
投稿: ももすけ | 2008/06/14 6:26:20
>detachment
これは今までどんな科学者からも指摘されることのなかった素晴らしい発見ではないでしょうか(多くの科学者がこういうプロセスを経験しているとしても、detachmentという言葉で表現されたことはなかったような気がするのですが…)。科学におけるobjectivityとsubjectivityのジレンマを解消し、研究途上に現れるさまざまな罠を回避する一方、情熱と愛情を失わずに研究する方法論を提示されていると思いました。科学だけでなく、教育やビジネスなど広い分野に応用できるのではと感じました。
茂木先生の論文を拝読して、私は自分の感情の処理に、数年前からdetachment と似たようなことをしてきたことを思い出しました。
例えば、何らかの原因で、ネガティブな感情(気分、不安、悩みなど)が出てきたときです。
そこでまず、その状態にあることを素直に受け入れ、先入観を交えず、分析や判断もせずに、その感情をただじっと見つめます。すると自分を苦しめていたものは、その感情に対するattachmentであったことに気づきます。
そこにあるのは、カゴに後生大事に入れられた負の感情という、よくさえずる「鳥」です。私は鳥をカゴから出し、両手に包み、そしてあたかも大空に向かうようにそっと手放します(let go of)。鳥をreleaseすることによって、私も鳥から解放されます。そして心の中で、「一緒にいてくれてありがとう。もう帰ってこなくていいよ」と言います。こうしてdetachmentできます。
科学におけるdetachmentとは違うのでしょうが、私にとってこのようなdetachmentは、毎日を心静かに、「理由のない幸福感」を保ち続けていくささやかな方法です。
こんなことを告白する私は、やはり変人なのでしょうか。
投稿: 遠藤芳文 | 2008/06/14 1:01:32
山本様のご活躍を大いに期待しております。
中西悟堂さん(栴檀林:三宿)について、茂木先生(附高:下馬)と三谷幸喜さん(世田谷中学:旧栴檀林)が語り合ったら、なにか生まれる気がします。番組ないし対談を観たいです。ttp://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1247.html
投稿: 白井 | 2008/06/13 23:49:30
山本隆之さんの名古屋放送でのご活躍をお祈りしつつ。
金さんのメールで送られてきた写真、お茶目ですね☆
温かい…ふわっと包まれる文章。
太陽みたいですね。
いつも照らしているような…。
簡単な事。でも 一番大切な事。
信じたいなぁ。信じたい。
投稿: 奏。 | 2008/06/13 22:51:01
茂木さん、今日は。次回のプロフェッショナルはお茶師の方…放送を楽しみにしています。お茶と言えば私の祖母が茶の葉を育て庭で作っていました。(大分県で)特に茶どころではなかったのですが新芽を茶摘みし大きな釜で煎って、揉んで蓙の上で乾して…2~3回くらい繰り返していましたね。茶葉の香りが漂う季節、私は大好きでした!この頃は健康茶流行りで、わが家ではスギナ茶(土筆)が毎晩、食卓へ。お蔭さまで病気しらずの日々を送っています。最後に山本デスクへ…素晴らしい番組を今まで有難うございました!そしておめでとうございます!と。
投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2008/06/13 14:47:00
こんにちわ
私事ですが、タカさんは、私が高専の時のラグビーの部活でお世話になった教官の顔に似ているのです。
タカさんのさらなるご活躍を願って、
\\(^^)フレーフレー(^^)//
\(^^)/<タカさん。
投稿: タカさんのクオリアby片上泰助(^^) | 2008/06/13 10:54:41