« 佐賀市文化会館講演会(本日) | トップページ | ビートルズの変貌 »

2008/06/30

自分の知己

福岡空港から、
 それいゆのスタッフのお二人と
自動車で佐賀に移動。

 「一時間くらいで着きます」
 「あっ、ありがとうございます。」
 「佐賀にはいらしたことが
あるのですか。」
 「はい、以前佐賀大学医学部の会に
呼ばれてうかがったことがあります。
あと、伊万里に母の親戚がいるの
ですが・・・」
 「伊万里は、佐賀です。」
 「あっ、そうなのですか。それと、
唐津にも母の親戚がいるのですが・・・」
 「唐津も、佐賀です。」
 「あっ、そうですか。それと、
昔、親戚の人と、吉野ヶ里遺跡に行った
ことがあって。」
 「吉野ヶ里も佐賀です。」
 「あっ、そうですか。」
 母の旧姓は牟田口という。
 「それは、佐賀の名字ですね。」

 どうやら、私は佐賀と縁が
深いらしい。

 会場の佐賀県民文化会館
のほど近くに住んでいる、
私の大叔父(母の伯父)の
牟田口勝さんが訪ねていらした。

 20年ぶりにお目にかかる。


牟田口勝さんと。

 牟田口勝さんの娘さん
もいらっしゃる。
 大叔父さまの娘さんは、
私の何に当たることに
なるのかしら。

 牟田口勝さんと
しばらくお話しする。

 そうですねえ、なつかしいですね
と話が弾む。

 お帰りになった後、
服巻智子さんが、「おわかりに
なったのですか」と言うので、
正直に、「いやあ、実はあまり
良くわかりませんでした」
と答えた。

 「そうでしょう。佐賀弁でも、
かなり上級者コースでした」
と服巻さん。
 「佐賀の若者でも、わからないかも
しれません。」

 それでも、心地よいリズムと
テンポが耳に残る。

 服巻さんが『プロフェッショナル 仕事の流儀』
にご出演いただいたのは昨年の秋。

 服巻さんのホームグランドでの
お仕事ぶりを拝見する。

 服巻さんがお仕事をされている
NPOそれいゆのスタッフが、
ピンクのTシャツを着て会場のあちらこちらに。

 講演は、第一部を子ども向け、
第二部を大人向けということで、
 約3時間にわたって
お話しした。
 終了後、本のサイン会。
 会場の都合で、時間切れに
なってすべての方に書いて差し上げる
ことができなかった。

 申し訳ありませんでした。

 それいゆのスタッフのみなさんと、
食事会。

 皆個性的な方々ばかりで、
本当に楽しかった。

 皆さん、ありがとうございました。

 佐賀ニューオータニホテルは
以前泊まったことがある。

 佐賀城のお堀端の暗闇を
しばらく歩く。

 カエルが鳴いている。
 彼らの鳴き声は、静寂に
空間をつくる。

 いつでも、薄暗がりの中に
自分の知己を見つけることができる。

 異郷の闇の底に何かかっちりと
した足場を見いだしたような気がして
安堵する。

6月 30, 2008 at 04:48 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自分の知己:

» オーナーさまからの感想メール(4) トラックバック 御林守河村家を守る会
梅の木オーナーさまから送られてきた 梅採りの感想メールです。 (10)2008/06/14 (土) 22:43 河村様 奥 様 本日はありがとうございました。 今年の春は、 近所に咲く梅の花や枝振りを、 いつもより随分熱心に見ていました。 空へ向かってぐんぐんのびるその枝の... [続きを読む]

受信: 2008/06/30 7:28:54

» ああ、七夕やね! トラックバック 須磨寺ものがたり
スケジュールとは、 その通りにいかないもので、 お天気だのみとなるとなおさらである。 [続きを読む]

受信: 2008/06/30 9:19:08

» 都市5 トラックバック Tiptree's Zone
「約5500年前に地球全面核戦争が勃発し、そして生き残った人々が結集して、君らが“ゾーン5・1”と呼んでいる都市をつくった。そのことは事実だ。しかし、君らのほとんどが知らない、もう一つの事実がある。君らとは別の地域で存命したものは、地球外生命と、この地球....... [続きを読む]

受信: 2008/07/01 2:10:05

» オーナーさまからの感想メール(5) トラックバック 御林守河村家を守る会
梅の木オーナーさまから送られてきた 梅採りの感想メールです。 (12)2008/06/15 (日) 23:03 河村先生 先日は梅を送って頂きありがとうございました。 東京にいる妻の両親、妻の弟夫妻もたいへん喜んでおりました。 妻の母親は母校の女子学院で1kg100円で売ったと... [続きを読む]

受信: 2008/07/01 4:06:58

コメント

今更のコメントですが、流れつきました~。
茂木先生は佐賀にいらしたことがあるのですね!
驚きました。私、佐賀出身です。
はるばるいらしてくださって、佐賀の人もさぞ
喜んだことだろうと思います。長時間の講演、
ありがとうございました。
佐賀のお堀は、私が通った高校のすぐ近くです。
故郷が懐かしくなりました。

投稿: | 2009/08/02 23:27:02

茂木先生 こんにちは♪
佐賀の大叔父様との再会、ほんとにひさしぶりで、お話しが弾んだことと思います。もともと、縁があるところだったのですね。それと、その地域に多い名字って、やっぱりあるんですね。私も珍しい名字です。今の名字は母方の名字で(両親が離婚した訳ではありません)母が一人っ子で昔は代々、家を継ぐと言う時代なので、次男だった父が婿養子にきました。「サザエさん」のマスオさん状態でしょうか(笑)その父方の名字が珍しく、関東では私の家と親戚だけだ!と生前、父が言ってました。宝塚市に一族が集まっているようなこと言ってましたけど、父が幼い時に一家で引っ越したので、もうどうなってるか、全然わからなくなりました。名字は親戚に迷惑かかると困るので、出せませんけど…。名字から、自分のルーツをたどって行くと、面白そうですね!最初にその名字をつけた人は、どうゆう理由でつけたのか、知りたい!と思いました。名字のルーツ♪

投稿: | 2008/07/01 13:17:55

おはようございます。

佐賀での講演、本当にお疲れ様でした…!

佐賀とご縁があるとは、このエントリーで初めて知りました。

伊万里と唐津、といえば陶磁器で有名ですね。

ということは、茂木さんの、一つのルーツは“焼き物の故郷”と深い関わりがあるのかな・・・?

大伯父様とのお写真、お二人がとても素敵な笑顔で写られているのが印象に残ります。

『プロフェッショナル』の服巻さんの回を思い出します。自閉スペクトラムを持つ少年たちの成長を願い、懸命に取り組んでおられた姿が目に浮かんでまいります。

今日から暫く、からりとした梅雨の晴れ間が続きます。おからだに気をつけて頑張って下さい。

投稿: 銀鏡反応 | 2008/07/01 5:45:35

こんにちわ

私は、四国に住んでいますが、東京の地名は良く聞きますが、群馬、栃木の私の脳内マップは、混沌としています。もっとも、群馬、栃木の人も、四国の脳内マップは、混沌としていると思いますが・・・。


お写真を見ると、3人とも、目の辺りが似ているような・・・。(^^)

投稿: | 2008/06/30 19:55:32

茂木 健一郎先生

佐賀市文化会館大ホールでの講演会を聴きに行きました。
脳科学のおもしろさを、子供にも大人にもわかる言葉でお話されたのには感銘致しました。また、講演後、サインを求める会場の方々の長蛇の列に、ひとりひとり丁寧に絵入りのサインを書いておられたお姿にも感動いたしました。私は時間切れでついにサインをいただけず残念でしたが、待っている間にますますファンになってしまいました。(「待ちの効果」か)
私も脳科学者のはしくれ(ゲノムの方の人間です)で、茂木先生が子供達に人気のある職業の第1位にしたいとおっしゃっておられた博士(医学)です。「科学者になれ!科学者はいいぞ!」と子供達におっしゃっておられたのをお聞きし、自分は子供達から憧れられる職業に就いていたのかと再認識致しました。私も若いときは、ノーベル賞を目指してまっしぐらに研究し、ハーバード大学、NIHに留学して「統合失調症の分子遺伝学的研究」をしておりました。しかし、無理がたたり、何度も倒れて、40歳を過ぎて難病の診断に至り、余命幾許もないと悟り、死の準備のために、親元に近い佐賀県精神保健福祉センターの所長になりました。落伍者の私は、子供達に「科学者になれ!科学者はいいぞ!」とは申せませんが、「ゲノムから見た精神疾患の多様性」を、患者さんやご家族の方に知ってもらえるよう、命ある限り、地道に講演活動を続けていくつもりです。
今後も、茂木先生のご活躍を佐賀から拝見致しております。
どうかいつまでもお元気で、未来ある子供達に夢を与え続けてください。

佐賀県精神保健福祉センター所長
峯田 聖 (Mari Mineta)

投稿: | 2008/06/30 17:22:30

する時は博多でレンタカーを手配し、やまなみハウェイを通り、湯布院を経由し大分県竹田市の郷里へ…。とっても良い所がたくさんあります、九州は!ところで佐賀文化会館でのイベント、皆さんとても感激しておられるご様子!自閉症の事は詳しくはわかりませんが、動物療法も良い効果があがっているとお聞きしました。茂木さんのお話しで沢山の方々がまた勇気づけられたことでしょう!茂木さん、お疲れ様でした!今日は九州の薫りを届けてくださって有難うございました。

投稿: | 2008/06/30 16:04:32

講演会お疲れさまでした。内容聞いてみたいです☆
クオリア日記にアップされるご予定があれば、嬉しいです!!

焼物で有名な唐津や伊万里。吉野ヶ里遺跡も佐賀県なのですね!

茂木さんの講演で行かれた佐賀に、ご親戚の方々がいらしてというお話…親近感というか、なんだか世間って意外に狭いのね。。と云う感じを受けました。


自身の事を知っているモノや人と出会った時のホッとする瞬間。


寂しさやいろんな焦り、急に一人だなぁと感じ、人恋しいこと。
そんな時の、最も見知った人やモノが自身と寄り添ってくれている感、なんとも言えないくらいホッとしたことがあります。
この事を考え、心が温かくなりました。


お忙しいご様子。お身体ご自愛ください。

投稿: | 2008/06/30 15:57:25

今日は。茂木さんのルーツ(母方の)は佐賀県でしたか…何だかより親近感が湧いてきて嬉しいです!大叔父様の娘さんは…親戚としか、もう言いようがありませんね九州の方はちょっぴりシャイで人情味があって、どちらかと言えばラテン系!それいゆの様な明るい気質の九州人が私は大好きです。武田鉄矢さんのお母様みたいな…茂木さんのお母様も?!勝手に想像してしまいました!福岡空港は街中にあり便利が良いですね?夫の実家は唐津まで車で約15分くらいの所で福岡県の端っこです。私の故郷は阿蘇に近く、大分県の端っこなのですが、いつも帰省

投稿: | 2008/06/30 15:43:07

方言の持つ 独自性 土着性
仰るところの 固有のテンポと響き
そこから 様々な 民謡が生まれるのが 理解できますね。
何やら 音から 言葉の意味を 探るような。
大叔父様のお話は
民族音楽を聴いているような そんな 時間だったのでしょう?

茂木先生のほんわり顔、
やっぱり こっちの方が 好き。


投稿: | 2008/06/30 9:19:27

コメントを書く