« 指がポキっと鳴った | トップページ | 「脳活用法スペシャル」再放送 »

2008/05/23

初夏の大三角形

プロフェッショナル仕事の
流儀の収録。

 102スタジオ前に、
大場葉子さんがいた。

『トゥープゥートゥーのすむエリー星』 
の見本ができたというので、届けて
くださったのだ。


トゥープゥートゥーを届けてくださった大場葉子さん

 サンデー毎日の連載が始まるにあたって
大場葉子さんと打ち合わせをしている
中で「そういえば、ボク、昔毎日小学生新聞に
SF童話を連載していたことがあったんですよ」
とふと思い出し、大場葉子さんが
「それ、出しましょうよ!」
と言ってくださらなければきっと
ずっと眠ったばかりだったろう、
23歳の時の作品。

大場葉子さんに感謝!

大場さんとお話していると、
なんと、あちらから、
「あらっ!」
幻冬舎の大島加奈子さん(増田健史と結婚して
増田加奈子さん)がいらした。

柴田周平デスク
(しばきち)がディレクター時代に
撮った『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の第35回にゲストで
いらした青森のりんご農家の
木村秋則さん 
についての本を、大島加奈子さんが作って
くださっているのだ。


有吉伸人チーフプロデューサー(ありきち)
と大島加奈子さんのツーショット。

大場葉子さんもソファでにこにこ
していて、私の大切な人たちが
初夏の大三角形。

うれしいなあ。

ゲストは、国連難民高等弁務官事務所
(UNHCR)の高嶋由美子さん。

ウガンダの難民キャンプで働いて
いらっしゃる。

学んだ。心が動いた。

打ち上げで、高嶋さんは住吉美紀さんと
ガーリートーク炸裂!


高嶋由美子さんと住吉美紀さん

女性たちのパワーにたじたじと
なって、ぼくと山本隆之デスク(タカさん)は
端の方で小さくなっていた。

今回の編集を担当した市川芳徳さん、
担当ディレクターの石田涼太郎さんが
ぼくたちの席に加わる。


市川芳徳さん、石田涼太郎さん、山本隆之さん

いつも打ち上げをする「二合目」。

ナプキンに、タカさんが、

「編集マン 市川芳徳さん NHKのなかでも
小林さんと並ぶ エース」

と書いた。

そうだ、
NHKの西口を出て、タカさんと
「二合目」に歩いている時、
ゆったりとした気分でお話した
のだった。

タカさんたちは忙しい。
いつも時間に追われる中で、
クオリティの高い番組を作り続けている。

「ぼくもねえ、タカさん、ずっと
働きっぱなしのような気がします。
このままずっと働き放しの人生
なんですかねえ」

タカさんがはははと笑った。

やりたいことがあるから、
充実している。

たそがれの薄闇は、
刻々の人生という軌跡を
やわらかく包んでくれるかの
ようだった。

I come from a country where two atomic bombs have been dropped on the populated cities of Hiroshima and Nagasaki, killing tens of thousands of people. Great many sufferings have been caused by warring technologies, and science has been behind them. Standing in front of the Atomic Bomb Dome in Hiroshima, one may wonder if the "blessing of science" is not in reality a "curse of science"
It is true that science has sometimes been used in wrongful ways. It is certainly the case that the "blessing of science" has been lost in the dark from time to time. However, the benevolent effects of science is deep and widespread. We do not yet appreciate the full extent of the blessings of science.[52BOS=The Blessings Of Science]

5月 23, 2008 at 07:37 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 初夏の大三角形:

» ダンボール製の滑り台 トラックバック 須磨寺ものがたり
昨日、外出先から帰る道すがら、 商店街のあるお家の前庭で、 子供たちの遊ぶ姿を眺めていたら、 どこかで見たことのあるものに再会した。 [続きを読む]

受信: 2008/05/23 11:43:20

» システムの破綻2 トラックバック Tiptree's Zone
 意識の構造の起源には、言語における「語り得ぬもの」、数学における「不完全生定理」、そして物理学における「不確定性原理」のようなものが秘められているかもしれないということは、誰もが一度は考えてみたことがあることだろう。  意識というシステムが自己言及的に....... [続きを読む]

受信: 2008/05/24 1:16:55

» http://www.community-platform.jp/cell15/modules/wordpress/index.php?p=929 トラックバック 御林守河村家を守る会
授業の可否(4) 昨日は快心の授業でした。 授業後の生徒の反応も上々でした。 と、自分で思っているだけなのかもしれません。 なぜこのように否定的なことを言うのかと申しますと、 自分の仕事に自信を持つということは、 進歩をあきらめたということでもあるから�... [続きを読む]

受信: 2008/05/24 5:15:34

コメント

茂木さん、こんばんは
トゥープートゥーの住むエリー星、
見本ができたのですね~!
もうすぐで私たち一般読者の手元に届くでしょうか。
楽しみです

それから、あのリンゴ農家の木村さんのことが
本になるのですか
うわ~~~すごく楽しみです
プロフェッショナルに木村さんが出られたときは
ものすごい衝撃を受けました。

木村さんは、私の中でプロフェッショナルベスト3に入ります
(そして私は青森の人に弱いんです、青森の人の透明感に)
言葉にできませんが、
あの静かな感化力

人は生きていく中で
複雑に物事を考えすぎてしまい
本質を見失うことが多々ありますが、

木村さんはそれを超えている・・・と思いました。
複雑の向こうの
シンプルな本質、聖域に達しているようにも見えました。

私もまだまだ凡人なので
せめて死ぬ間際くらいにはたどり着きたい境地です。
木村さんの笑顔は
アルカイックスマイルに通じると思いませんか。
死ぬときは、あんな笑顔で死にたいです

それから、
茂木さん、
いつもとてもお忙しいのでしょうね。
突き指も治られたばかりだし、
たまにはどうぞゆっくりなさってください・・・
と言いたいところですけど、
情熱の茂木さんのことですから、
動きたくなるのでしょうね

私は一時期、
働けないくらい体長を崩したことがあって、
それがけっこう長く続いたものですから
社会から見放されたような孤独感を味わった時がありました。

私は南国育ちなので
もともと怠け者なんです(爆)
南国の人が皆怠け者だとは限りませんが・・・
きれいな海を見て、
美しさに浸ってぼーっとしているのが好きなので・・・

だから、働けなかった時期は、
やはり人間は、働くようにできているんだ・・・
って実感しました(爆)

でも何でもバランスが大事だと思いますので
茂木さんもお体はどうぞご自愛くださいね

ところで住吉さんと高嶋さんの
ガーリートーク!!
やはりファッションや恋愛のことでしょうか?

私はプロフェッショナルを見るとき、
まず、茂木さんの顔色で体調を確認してから(笑)
住吉さんを見ます!!
住吉さん、かわいいんですもの
住吉さんのファッションも好きです~~~
NHKの女子アナでは、住吉さんが一番好きです
男性アナは、ニュースの登坂淳一さんと武田真一さん
ニュースを見るときは
やはりお二人の体調チェックはかかせません(爆)

投稿: ももすけ | 2008/05/24 1:49:16

私たちは 何かを 想像する為に
存在しているはずだ
それは 我が子の笑顔であったり
モノ創りの喜びであったり、

創造する喜びを 忘れないで欲しい

お庭のおままごとや テカテカの泥団子
砂場の小さなお山と 掘り続けるトンネル
 
そんな 日常の特別を 忘れないで欲しい
それらが 壊れたときの 後悔を 忘れないで欲しい

私たちは 何かを 壊す為にいる訳じゃない

理不尽に怒り吠える事
不当な事象に哀しむ事

恕を大事にして欲しい

私たちは 何かを 壊す為にいる訳じゃない

今日は 良い事がありました
友だちが 増えました
ちょっと 嬉しかった♪

健一郎先生、
いつも 長い文章で ごめんなさい
もう少し ここに 居させてください、ね


投稿: hi | 2008/05/23 23:42:26

冬の寒い晴れた夜に、首を上げて大三角形を見上げ、青白く輝く三つの点を何時までも見つめていたものだ。

この間の土曜日、仕事を終えて、都内某所を散策していた。

初夏の眩しい陽射しを浴びて、空き地や道端の雑草たちが生い茂り、家々の庭の花々は美しく咲き薫っていた。

雑草たちは、都会の荒れた土壌に深く根をはり、花を咲かせ、実を結び、種をつけている。

あの「奇跡のりんご」を生み出した木村秋則さん…番組で拝見した、屈託のない、優しい笑顔が思い出される。

筆舌に尽くせぬ、数々の苦労のエピソードも…。試練を乗り越え、生み出された、野生の味のするというりんご。口にする事はかなわないが、スーパーの果物売り場でりんごたちを目にする度に、ふと木村さんのことをうっすらと思い出すことがある。

さて「プロフェッショナル」を毎週のように拝見する度、スタッフの皆様の思いや大変なご苦労がしのばれます…。

何時も見ていて質の高さが落ちないと感じられるのは、常に本当にいいものを作ろうと、真剣に、懸命になってご奮闘される皆様のお蔭だと思います…!

これからの「プロフェッショナル」大いに期待しています。


投稿: 銀鏡反応 | 2008/05/23 23:03:41

こんにちわ

(英語が苦手なためよろしくお願いします。)
私もロボット、人工知能の安全性を考えた事があります。ロボット、人工知能がクオリアを持つ事である程度の安全性が生まれる、と、考えた事があります。また、あの世が有るか無いか、科学的に否定も肯定も出来ませんが、否定も肯定も出来ない状態でも、ロボット、人工知能の安全性が生まれるとも、考えた事ががあります。


写真を見ると、高嶋由美子さんと住吉美紀さん、タカさん、加速してますね。(^^)

投稿: 加速のクオリアby片上泰助(^^) | 2008/05/23 22:09:26

こんばんは茂木先生。

半年近くになるでしょうか、ずっと気になる人がいる。


ある時。
思いは告げずにいた、昔好きだった人が突然たずねてきた。
長年つきあっていた人と別れたそうだ。


なんだか動揺した。
これは、脳がすでに気になっていた人への思考回路を持っているためか、勘違いしたままにその彼を重ねて見てしまったのだろうか。

はっ!として、目が覚めた。
一人よがりの思考三角形。


ゆび。
よかったですね
よい兆候ですね!

おつかれさまです。

投稿: 美容師 | 2008/05/23 22:02:22

梅雨入り前の…または梅雨の中休みか、明けて本格的な夏が来る前の 晴れ。

カラっとした…でも何処かに梅雨時の木々の湿り気が漂って、心地いい。
木々の緑が一層深く。見ると心地いい。

包みこんでくれている。。

そんな晴れ間。。こんな感じを受けました。


茂木さんと編集者さんたちの笑顔。プロフェッショナルの番組の皆さんとのお食事会など。

なんとなく包みこまれる感じです。

投稿: 奏。 | 2008/05/23 13:41:52

この記事へのコメントは終了しました。