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2008/05/21

大森林が復活する

朝の嵐。

あきらめて傘を閉じて歩く。
風を全身で受け止める。

『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の打ち合わせ。
国連難民高等弁務官事務所の
高嶋由美子さん。

石田涼太郎ディレクターが
ウガンダで取材してきた
VTRを見る。

難民キャンプの人たちの
表情が明るい。
身体の動きにリズムがある。

ああ、この人たちと共有できる
何かを生み出したいなと思った。

漂泊の思いがやまずにいる。
ある特定の文化、歴史的背景の
中でだけで通用するのではなく、
宇宙の暗闇に浮かぶこの
地球の塊の隅々に息づく
どんな人の心にも響くような、
そんな表現はきっとあるのではないか。

びゅんびゅんびゅんと
地球は宇宙空間を行くよ。

Milky way galaxyの中にある
恒星の数は、脳の中の神経細胞の
数とほぼ同等である。

日本テレビにて、環境問題についての
特番の収録。

羽鳥アナウンサー、坂口憲二さん、
優香さん、アンジャッシュのお二人、
原口あきまささん、麻木久仁子さん、
中川翔子さん、高田延彦さん。

人類が滅亡した後、
地球がどのようになるかを
予測したビデオが興味深かった。

道路上には草が生え始め、
高層ビルも次第に崩壊し、
やがて、何もそこには
なかったかのように
大森林が復活する。

居住地から人間がいなくなると
どうなるかが実際に「実験」
されている場所がある。

ロシアのチェルノブイリ。

1986年の事故により、
住民が避難して20年。

かつてサッカー場だった場所では、
芝に木々が生え始め、
もともとの森林地帯への回帰が
徐々に進行していた。

スタジオで隣りに座った
中川翔子さんのネイルは、
何だかとても複雑なアートが
施されていて、
原口あきまささんと感心して見る。

「凄いですね。これ、やるのに
どれくらい時間がかかるんですか?」

「2時間くらいです。」

「夜眠る時は「外す」ですか?」

「そのままですよ。」

「どれくらい持つんですか?」

「三週間くらい持ちますよ。」

「そんなに持つのか!」

「一度やってみたら楽しくて、
クセになってしまったのですよ。」

ボクはキーボードをタイプする時に
爪が伸びていると当たって気になるので、
ネイル・アートはきっとがまんできない。

しょこたん偉い。

難民キャンプの人たちと、
森林に覆われた地球のイメージが
どこかで響き合う。

思えば、子どもの頃に科学者を
志したのは、自然法則は
地球上のどこでも成り立つと
思ったからだった。

すべての表現は、ある特定の文脈を
引き受けてなされるが、
そこから羽ばたく普遍性を志向すること。

夕方には嵐はすっかり収まり、
晴れ上がった空の風情が
何ものかに誘っていた。

When I was about 10 years old, I sometimes imagined myself standing on this great chunk of rock called the earth, while it moved whirling around in the universe. That vision always made me dizzy. I was affected so acutely by the fact that I was centered on this tiny body, while the cosmos extends to great eternity. I pined and sighed at the unbearable contrast, looked at my own pair of tiny hands, and wondered why the world was constructed in this way that we were made to live a life accompanied by a great divide between the actual and the imaginable. [50POL]

(As of today, there would be two lines of essays posted in this space, with common numbering but with the suffixes OOC=[Origin of Consciousness] POL=[Philosophy of Life])

5月 21, 2008 at 07:15 午前 |

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コメント

いたずら小僧が笑ってる
笑う背中に 母の声
いたずら小僧が泣いてるよ
泣いてる肩に 父の手

家族 大事にしたいですね
それから
友達も
それから
まだ出逢わぬ 誰かも

今日も 楽しい一日でしたか?
健一郎さん

投稿: hisako | 2008/07/30 17:44:28

>自然法則は地球上のどこでも成り立つと
茂木先生 やっぱりおもしろい おもしろすぎます。
(興味深い方のオモシロイです ふざけてはいません)

チェルノブイリの悲しいことは、大地に散らばった放射能が
水や土に潜み、根が吸い上げ、木々の枝や、葉や、実に
より濃度が濃くなった状態で
何年も 何年も この先ずっと
事故の記憶がなくなってしまった後までも残ること

事故の痕跡が消せないとしたら、
自然本来の復活と言えるのだろうか

イタイイイタイ病は母の胎盤を通して
より濃縮されて子に引き渡された
なんて悲しい なんて苦しい

原爆の記憶が今この瞬間にも 身体に
子や 孫の世代の 胸の内深くに痛みを残しているように
チェルノブイリに痛みと苦痛がこの先も残り続けると思うと

枯れ葉剤も
クラスター爆弾も
地雷も
いつまでも いつまでも
なんてしつこい
なんて愚かな

あまりにも辛すぎるから
じっと爪の先でも見つめてみるの?

白塗り お歯黒の平家の顛末を思う
先生 爪をかまってる姿はちょっと、、、、

纏足(てんそく) コルセット それはそれで
その時代の文化でしたから
いずれも もう 世代交代しました。

人の浮き世の上っ面が
いかに変容しようとも

>自然法則は地球上のどこでも成り立つ

今気になっているのは
「海洋深層水」
お願い、くみ上げないでください。

海水の深いところの 低温部分を
かき混ぜています
回り回って 北極の氷が溶けていませんか?

飛躍しすぎですか?
でも フロンガスで オゾンホールって例が
あるじゃないですか。

茂木先生 海洋調査関係の方 お知り合いにいらっしゃいませんか
“ 風が吹けば桶屋が儲かる ”式の発想の柔軟な方
ついでに 商業主義に懐疑的な方

わたしの勘は当たります
ただし数十年の時間を要します 

投稿: Mitunori | 2008/05/22 12:00:30

今日は緑が目にしみる日でした。
日差しもシャープになってきたような気がします。
『脳を活かす勉強法』、茂木先生への日頃の感謝を込めて、横浜有隣堂にて購入。
少し読みました。「変人論」気に入りました。私も変人だからです。でも、変人修行がまだ足りない。その昔、「宇宙人」というあだ名を頂戴したことを思い出しました。

>Milky way galaxyの中にある
>恒星の数は、脳の中の神経細胞の
>数とほぼ同等である。

銀河の星の数ほどの神経細胞
きっと、それは脳の中の星
緑を感じ、水を味わうとき、脳の星は光る
もし、銀河の光輝が、
脳という銀河の光輝を支えているとしたら…(まっはか1?)
満天の星空に、胸が震えたのはいつのことだったか
昼間、銀河の星が脇役に退くとき、脳の星が主役の光を放ち、
夜、銀河の星が主役となるとき、文明の光が脳の代わりとなる
そして、銀河の光輝が消えていく

>人類が滅亡した後、
>大森林が復活する。

人類が滅亡したとき、最初に復活するのは、
銀河の偉大な光輝でしょうか。
でも、感動し、あらゆるものに生命の輝きを見ることができれば、
「無垢の兆し」があれば、
人類は滅亡しない、と信じたい。

To see a world in a grain of sand,
And a heaven in a wild flower,
Hold infinity in the palm of your hand,
And eternity in an hour.
(Auguries of Innocence by William Blake)

いつも、ありがとうございます。

投稿: 遠藤芳文 | 2008/05/22 0:16:33

茂木さん、こんばんは★
つれづれにコメントを書いておりましたら
変なボタンを押してしまい
途中で送信?されてしまったようです、すみません汗;

茂木さんがネイルされるとしたら!

情熱の深い赤と
森林の緑!

私がネイリストだったら、
このどっちかをテーマにして
ネイルするかも
と思いました

銀河の恒星と脳の神経細胞の数は同じなんですね!
こういうのを神仕組み、っていうんでしょうね。
東洋医学で使うツボの数は
一年の日数と同じ、365あるそうです。

私も空にはよく誘われますよ★
日中の空も、
夕方の空も、
夜空も。

雲ひとつない晴天の日、
太陽の周りに虹が円を描いているのを
何度も見たことがあります。

自然現象の不思議と神秘と美には
驚かされてばかりの
ワンダーランド・沖縄でございます★

投稿: ももすけ | 2008/05/21 23:38:09

あの忌まわしい事故があったチェルノブイリに草木が生えだし、元の森林へと戻っていっているとは!…。

そういえば、1945年に原爆を落とされ、それから数年も経たない頃のヒロシマでも、放射能の災禍を乗り越えてか、被曝した町のあちこちから草木が生え出し、緑が蘇っていった、というエピソードがあったのを、思い出した。

核や放射能の「呪い」をも力強く跳ね返す、大自然の偉大なる生命力!

それは銀河の中の、命の惑星のひとつである地球に秘められた、自然治癒力のように思えてならない。

それにしても、今の今まで、人間は自分達を増やし過ぎたばかりに、あまりにも大自然をいろいろと痛めすぎてきたものだ…。

最早、人類が完全に地球上からいなくならない限り、大森林も大海原も、本来の姿に戻ることはないのだろうか。

大自然を蘇らせる為、今、私達に…少なくとも私にも出来ることは…もうこれ以上、大自然を痛めつけることをしない…ことしかないのではないか。

それと、もうそろそろ“何かにつけて戦争をしたがる”性を人間自体が乗り越えていかなくてはならないだろう。

互いを殺し合う、悪しきエゴの連鎖は、人類と自然との共生を出来なくさせてしまいがちだから。


投稿: 銀鏡反応 | 2008/05/21 21:52:40

以前、写真で…難民キャンプの中で撮られた子のものを見た。

その撮られた背景を教えてくださり、写真を見たけれど。私は衝撃的だった。

まわりの状況は、良いとはいえない。でもその中で写真の子の眼は、とても キラキラ していて、希望という光りを宿しているよう。


一人ではできないけれど、二人ならできる。
したいこと。。
響きあい。
いろんなコトの共有。。。自然と人との共生。

仲間があれば、もっと広がる。。
響きあい。
教えてもらえること。。
いろんな わ 。
くるくる回る。回る。

そうしてまた響きあう。


本日のクオリア日記より、こんな言葉のイメージが浮かんだ。

投稿: 奏。 | 2008/05/21 13:15:32

平成4~5年に関口宏さんが司会をなさっていた「ワンダーゾーン」
という番組で取り上げられていた事が、十数年経っても、忘れられません。
それは、先住民の方々が、石に刻まれた言い伝えです。
(十数年経っているので、記憶の差し替えがあるかもしれませんが)
「この大地の下に眠っている物を、起こしてはならない。
もし、それを人間が使ったなら、地球は滅亡するだろう。
ただし、人間が考えを改めるなら、地球を救う事が出来る」
という旨だったと思います。
結局、先住民の言い伝えは守られず、掘り起こされた物は「ウラン」でした。

木々が切られアスファルトで地面が覆われる時、「地球の叫び」が
聞こえます。「息が出来無いよ。苦しいよ。」
地球が、青い涙を流しています。
一体、私は何をしたら良いのでしょう?
ツバルの人々から国を奪い、チェルノブイリの人々の故郷を奪い、
20年経っても、放射能汚染は消えません。

茂木先生の著書を読ませて頂きました。
哲学、医学、科学あらゆる分野に精通されている先生だからこそ、人々の心にきちんと伝えて頂けると思います。

どうぞ、この地球上に存在している様々な生き物が滅亡していかないように

投稿: 玉露 | 2008/05/21 12:36:56

夕暮れ時
縁側に腰掛けて サンダル ばたばたさせながら
お留守番する あの頃を 思い出し、


「僕の足下 ありんこの歌」

縁側下に 何やら 黒い線
乾いた砂と 小さなタンポポの横
1メーターくらいの 黒い線
(ありんこの行列の絵)

態と落としてやった お八つのドーナツ
いっぱい付いた お砂糖が散らばって
1メーターの線が 移動する
(移動中のありんこさんの絵)

僕の足下 働きありんこ 移動中
目指せドーナツ 細切れにして全部持ち帰り
皆で力あわせて さぁ 女王様にお届け
(お城で待つ女王様と赤ちゃんありんこの絵)

意地悪な僕は ドーナツを 10センチ 右にずらす
ありんこの行列 僕をにらんで 右に移動
(いたずら小僧のニカニカ顔の絵)

もっと意地悪な僕 今度は 左にずらっしゃう
先頭のありんこ 僕の ひとさし指を のぼってきた
(おお!っと びくつく実は恐がりな僕の絵)

痛いッ! ごめんよ もう しないよ
僕は お詫びに あま?い飴を細かく砕いて 地面に並べた
(序でに 巣穴までお手伝いの絵)

ごめんね これ 持ってって
(お持ち帰り中のありんこ樣方の絵)


僕は 私で
私は 僕、
似た言葉を持つ人との
ご縁に感謝いたします

投稿: hi | 2008/05/21 12:13:52

こんにちわ

難民キャンプなのに、どうして明るいのだろうと考えた。そこは彼らにとって新天地なのだろう。


しょこたん、長いつめで、毎日何回もブログを出している・・・しょこたん凄い(^^)

投稿: 新天地のクオリアby片上泰助(^^) | 2008/05/21 10:21:34

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