« 「対立概念に補助線を引け」 | トップページ | 『すべては音楽から生まれる』13刷 »

2008/04/05

「宿題」

花見の時に寒かったのが悪かったのか、
あるいはその次の日に薄着で歩き回って
いたのが祟ったのか、
とにかく風邪のような症状に
なった。

クシャミが連続して出る。
人によっては、「それは
いわゆる花粉症ではないか」
と言う人もいるかもしれないが、
私としては、「違う。断固として違う!」
と一切認めないのである。

毎年、ひと春に一回くらい、
連続してクシャミが出る「セッション」
があり、それは続いて
やがて収まる。

やがて収まるのだから、
断じて花粉症ではない!

したがって、マスクというものも
しない。

10年近く前に「マッハの原理」
に関する論文を書いた時に
(book chapterとして
Response Selectivity, Neuron Doctrine, and Mach's Principle.
in Riegler, A. & Peschl, M. (eds.)
Understanding Representation in the Cognitive Sciences.
New York: Plenum Press. 127-134.
pdf file
に掲載)
ロジャー・ペンローズから
寄せられたコメントの中にあった
「宿題」。

その「宿題」の解決に向けて
考えるところを、
ディレクターの本間一成さん、
カメラの愛甲明正さん、
音声の藤村宗信さんが
撮影した。


撮影する本間一成さん、愛甲明正さん、藤村宗信さん

時ははからずも
「クシャミ大魔王」の全盛期である。

時々、本間さんが質問をしてくる。

「つまりですねえ、クシャン、志向的
同時性は同値関係であると考えられる
んですがあ、クシャン、感覚的同時性は・・・
あっ、鼻をかみますからちょっとまって
ください。」

「感覚的同時性はですねえ、クシャン、
必ずしも同値関係であるとは限らない
のですよ。クシャン。」

クシャン戦士はみっともなく
よれよれになりながらも何とか
闘い抜いたのだった。

 Interaction simultaneity is deeply connected with causality. In particular, the manner in which sensory and intentional simultaneity are mutually connected through the general metacognitive processes, in which qualia are generated and perceived by the self, has an essential role in the "assurance" of causality structure in conscious perception. The reason why this particular assurance must be given in the formation of the subjective time has crucial implications in considering the nature of free will, whether it exists or not. ([13])

4月 5, 2008 at 11:51 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「宿題」:

» この花の名前をおしえて下さい トラックバック 御林守河村家を守る会
庭先に咲く花です。 この花の名前をご存じの方 コメントしていただけませんか? 谷間はいま花に満ちています。 しかしそれもまもなく散り やがて青葉の季節がきます。 [続きを読む]

受信: 2008/04/06 5:28:28

» ひとりで、お花見・・・その2 トラックバック Little Tree
朝の空も…春模様、小鳥の声が遠くに近くに響いています。 このところ、なぜか夜の9時頃には眠くなってしまい 私一人でうつらうつらしていることが多くなりました。 そのせいなのでしょうか?今朝は、6時にスッキリと目が覚めました。... [続きを読む]

受信: 2008/04/06 8:02:29

» シネマの残り香 01:荒野のルパン三世  トラックバック 旅籠「風のモバイラー」
宮崎駿の卓越は、ルパンをメルセデスSSKからチンクエチェント=フィアット500に [続きを読む]

受信: 2008/04/06 8:50:19

コメント

茂木先生。

花粉症、風邪、どちらにしてもいやですが、その後は...。

一昨日は風も強くさむかったですね。

その日、わたしも出かけてました。

思った程の混雑もなく、比較的ゆっくりみる事ができました。

暗示的要素もふくめ、その空間で何をおもうのだろうと、何かきっかけやヒントがいただけるのではと、淡い期待もだきつつ、しばしその曲線や光沢を前に向き合いました。
清らかなたたずまいは、ずっと見ていてもみあきる事もない。
クリアーでシンプルにいつづける。
その中へ、真をもちつづける事が大切なのかな。

投稿: | 2008/04/06 9:16:06

おはようございます。
博士の英語論文を、まだ中途ですが拝読させていただいております。
昨日、ある書物の中の
「遺伝子のダーウィニズムの後を、シナプスのダーウィニズムが引き受けている」(われわれの大脳におこりつつある<進化>)
という文から、これまで凝った本ばかり読み、当然と思われるものが疎かになっていたことに気づかされておりましたので、ダーウィンの「種の起原」と「人類の起原」を図書館から借りてきました。
本の目次を目にしながら、ふと、知識の基底なしに、先端研究書などを読んできたこと、それなりに理解していたであろうことに、疑問が湧き、なぜ理解可能であったのかと思うと、現使用言語情報の体系にその秘密がありそうに思いました。
自己生存環境内の情報(おもに言語及び聴覚、視覚)それらの中に存在するシステムの中に、脳内に解読システムを存在させてしまうものがあるのではないかと、暫し考えました。
素人の考えですので、笑われてしまいそうですが。。

投稿: Nezuko S | 2008/04/06 8:06:14

こんにちは。

おや!クシャミが止まらないご様子・・・。大丈夫ですか?

早くよくなられるとよいですね。

ちなみに、私は(自慢にはなりませんが)これまで花粉症にはただの一度もかかったことがなく、ここ3年間、如何なる寒い時期であっても、風邪らしい風邪もひいていません。

クシャミにめげず、ロジャー・ペンローズ博士から託された「宿題」を解かれる茂木さんのお姿が目に浮かんできました。


投稿: 銀鏡反応 | 2008/04/05 13:53:59

茂木さん、こんにちは(^O^)♪

不調だった耳の聞こえも無事回復し、音が聞こえすぎてビクビクしております(;^_^A

花粉症…私も杉花粉にほんの少しアレルギーありますが、軽い方なので、東京でも余程大量に花粉が飛ばない限りは、クシャミが出ることはありませんでした。

沖縄は幸い、杉がないのでその点とても助かっています(^-^)

茂木さん、昨日の日記で暗示について難しいことを書かれていましたが、

病は気から!!
茂木さんの
決して花粉症ではない
という自己暗示が茂木さんをきっと助けることでしょう!

私は暗示で視力回復に挑戦していますが、
遥かに難しいです…(笑)

茂木さん、もしかして視力も良い方ですか?視力も悪くなりかけると暗示かけたのですか?

花粉症も、自己暗示で乗り切ってくだサイ!

投稿: | 2008/04/05 13:09:50

久しぶりに辞書をひっぱりだす。
ひたすら意味を調べる。。だいたいの意味をつかみ、やっと文章の全体像を把握する。


私の中にある暗示的なクオリアを大切に抱き、自然におきてくる意志を信じて進んでいこう。

そこに輝く光と出口を見つけられると思うから。

投稿: | 2008/04/05 13:01:40

コメントを書く