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2008/04/14

悦ばしき知識

さだえおばさんは、
日曜の朝亡くなった。

土曜にお見舞いにいった時に、
たかあきおじさんが、
「昨日に比べると、
なんだか手足が冷たくなって
来ているんですよね。」
と言ったのが切なかった。

「きのうは、友だちがきて、
話をして、握手をしていたのですが。」

さだえおばさんは、私の父親の
妹である。

人が生まれるところと、死ぬところを
しっかりと見ておくことは
大切なことだと思う。

そもそも生きていることが
かけがえのない奇跡である
ということを、私たちは思い知らされる。

銀座の日航ホテルにて、
大宮エリーさんと対談。

大宮さんはとにかく元気な人で、
自らトラブルに巻き込まれ、
しかしそれを俯瞰した目で見る
類い希なる才能を持っている。

週刊文春の連載も絶好調。

将来は、「フランスで活躍している」
イメージがあるという。
大宮さんならば、実現するに違いない。

大宮エリーさんは、
2008年5月4日から、初の
演劇作品『GOD DOCTOR』を
東京の新国立劇場で、続いて
5月22日から兵庫で上演する
予定。

皆さん、ぜひ見に行って下さい。

http://sp.eplus.jp/god/index.html 

東銀座で、辰巳琢郎さんから
ご依頼されたお仕事。

料理をすること、味わうこと、
共有することについてお話しする。

貝印株式会社は、創立100周年を
迎えたそうです。
おめでとうございます。

共同通信ホールで、
ジョイセフ主催、クラブキング共催の
母性に関するイベント。

内田也哉子さんと、いろいろな
話をする。
とても間合いの良い方で、
不思議な空気感がある。

桑原茂一さんが、しきりに
「ややこさんいいんですよ。
大好きなんですよ。」
と言われるのが、とてもわかる。

ぼくも、何かに感染しました。
ややこさん、ありがとうございました!

茂一さんに、目黒まで送って
いただく。
わざわざ遠回りしていただき、
もうしわけない。

住吉美紀さんが出演される
ライブ「ドリガズ」を見る。

前半は芝居仕立てで、
後半で三人の「ドリガズ」
たちが、それぞれ二曲ずつ歌った。

『プロフェッショナル 仕事の流儀』
関係者も、スタイリストのうけだけいこさん、
「編集の天才」小林幸二さんご夫妻、
デスクの河瀬大作さん、
ディレクターの須藤祐理さんが
いらっしゃる。


小林幸二さんご夫妻



河瀬大作さんと、須藤祐理さん

河瀬さんが、須藤さんのことを
こづいて、「こいつ、最近勘違いして
いるんですよ。」と言う。

「だいたい、髪の毛が、佐藤可士和に
なっているし」
「それに、見てくださいよ、この
ジャンパー」
後ろを見ると、なるほど、ど派手な
模様が描かれている。


須藤祐理さんのど派手な背中

すみきちの後半の選曲が二つともとても
良くて、心地よい時間の流れに、
もっと聞いていたいと思った。


前半のコントでのすみきち


後半、「ドリガズ」の衣裳のすみきち

すみきちブログ
にライブに至る道のりが描かれています。

電通の佐々木厚さんが、私と住吉美紀さんの
ツーショットを撮った。


撮影 佐々木厚

近くの中華料理屋で、佐々木さんと
二人で飲む。

しょっちゅう会っている
佐々木さんだが、よく考えると
二人だけで飲むのは久しぶりである。


佐々木厚さん

四方山話をした。
紹興酒を、すこしばかり
たくさん飲んだ。

帰りの電車の中で、ドアのところに
立ってFriedrich Nietzscheの
Gay Science(邦訳題名『悦ばしき知識』)
を読み始めた。

ドイツ語の詩を英語に訳すのに
特に苦労したとある。

紹興酒を、少しばかり
たくさん飲み過ぎたらしい。
何度も、思わず眠ってしまって、
ひざがかくんとなった。

そのクランチーな感触が
「岸の向こう」から伝わったかすかな
消息であるかのように、
今朝もまだ残る。

すべては「悦ばしき知識」のために。


The very fact that conscious experience exists at all is a testimony that there is something missing in our current view of the world. Physical processes, the causal evolution of which is described with a great accuracy by mathematical equations, seems to hold no room for subjectivity in the world view as it stands today. If the mental processes had a separate degree of freedom from the physical world, a dualistic view would naturally arise, and there would be no problem in allowing consciousness a place in the picture of the universe. However, neurophysiological data available today seem to suggest that conscious experiences go closely hand in hand with the physical processes in the brain, so that there appear to be no extra "degrees of freedom" in which the mental processes are allowed to operate. Thus, we are faced with a great dilemma. On the one hand, conscious experiences seem to be so markedly different from things physical as we understand them. On the other, conscious experiences are clearly coupled with the physical, so that it almost appears that there is no "extra dimensions" intrinsic to mentality, causing some (with a considerable amount of carelessness) to deny the existence of consciousness altogether. ([21])

4月 14, 2008 at 08:31 午前 |

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文芸春秋5月号に、 特集「脳力革命」というテーマで、 4人の論客が、科学ジャーナリスト東嶋和子と、 対談形式で話を展開している。 [続きを読む]

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コメント

たびたび同じような内容のメール失礼いたしました。
あぁ~勘違い!と言うか ほんとに間抜けで 自己嫌悪に陥ってしまいます。
穴があったら入りたい!とはこのことです。
茂木先生の「脳を活かす勉強法」は拝読させていただきましたけれど こんな脳でも 関係なく成長するのでしょうか恥をかいて成長するんですね トホホ…の気分です。

投稿: 平井礼子 | 2008/04/17 11:51:59

はじめまして。楽しくブログ拝見しました。
日曜日の中華料理店で奥のほうの座席で食事をしていて、先生を拝見しました。
そのような悲しみのなかにいらっしゃったとは思いませんでした。
紹興酒を酌み交わすお二人はとても楽しそうにお見受けしましたが、様々な思いを抱えていらしたのですね。
おばさまのご冥福をお祈りいたします。
余談ではありますが、佐々木様はお気持ちが高ぶって声が驚くほど高らかだったのでしょうか?たからかぶりに少しびっくりしました。

投稿: みちぞう | 2008/04/17 2:48:59

茂木先生いつもクオリア日記楽しみに拝読させていただいております。
お父様の妹のさだえおば様がお亡くなりになられたこと心より御冥福をお祈り申し上げます
私の祖母のことを思い出していました 祖母は最後は寝たきりで意識があるかどうか わからない状態だったのですが その日私が病院に行った時 目を開けて私のことを見てくれました
目を開けることは一度もなかったので最後に気力を ふり絞って 私のことを見てくれたんだと思います
それから 大きく息をして亡くなりました
何かで人の耳は最後まで機能していることが多いと聞いたことがあります。
さだえおば様も きっと最後まで意識はあって感じていたと思います
あらためて さだえおば様の御冥福をお祈りいたします。

投稿: 平井礼子 | 2008/04/16 10:15:44

Friedrich Nietzsche 抜粋ですが、わたしにも読めたので大感激♪わたしの解釈は、脳内のニューロトランスミッターは数学の公式と変わらない、1+1=2であることと同様の正確さに従い、曖昧さを許さない。しかしそこから作り出される心は、数学の公式のあてはまらない、プラスアルファの自由度がある。

脳の解剖生理とそこから作り出される心。わたしは、その全く違う二つの存在の在り方がひとりの人間に存在している状態について、解離や葛藤、無意味さ、ミステリアスな魅力を感じ、ひじょうに面白い!!と思う。

茂木さんへ、面白い世界観を教えて下さって、ありがとうございました☆また面白い世界観があったら、紹介していただけると嬉しいです♪

投稿: 悪ガキトモコ | 2008/04/16 1:16:40

茂木先生 いつもクオリア日記楽しみに拝読させていただいております。
お父様の妹の さだえおば様お亡くなりになられたこと 御冥福を心からお祈りいたしております。
私の祖母と父の時のこと思い出していました
祖母は 最後は何日も寝たきりで意識があるかどうか わからなかったのですけれど
その日 私が病院に行った時 目を開けて私をみました
それまでは目を開けることは一度も なかったのですが 意識があって 最後に 私がくるのを 待ってくれていたんです。その直後 大きく息をして亡くなりました。
人の耳は 最後まで機能していると何かで読んだことがあります。
おば様も 最後まで意識がきっとあってお幸せだったと思います。毎日 何気ない日常を送れることは ほんとに幸せなことだと思います
あらためて さだえおば様の御冥福 お祈りいたします。

投稿: 平井礼子 | 2008/04/15 23:40:09

こんばんは。

おばさまのご冥福を心よりお祈りいたします。

投稿: s.kazumi | 2008/04/15 21:48:19

続きです★

先週のプロフェッショナルで、宮本さんがおっしゃってた
『母親に抱き抱えられて死んだ子供達の死に顔に苦しみの表情はなかった』
凄く印象に残っています。

辛い死に方であっても、愛を感じて死ぬときに、恐怖はないのだな、というようなことを感じました。

そういえば、以前飼っていた兎もそんな風に死んでいきました。

病気で、とても苦しいはずなのに、私に、撫でてって最後まで甘えてきました。

私は最後まで撫でてあげました。そして最後は静かに死んでいきました。

生死を見つめると、人にとって何が大切なのか、見えてきますね。

知人に末期医療を主にされているお医者さまがいらっしゃいますが、
特に心のケアに力を入れているようです。

愛を感じて死んでゆく方は、皆、安らかに、亡くなってゆくそうです。

投稿: ももすけ | 2008/04/15 9:38:29

茂木さん。茂木さんのおば様、お亡くなりになられたのですね…
ご愁傷様です。
茂木さんのおば様のご冥福を心より祈念申しあげます。

私が初めて人の死に接したのは、私のおばあちゃんが亡くなった時でした。
私が初孫だったので、とても可愛がってくれました。
危篤を知らされて、タクシーで病院に向かい、おばあに会った時は、親戚が皆集まっていて泣いていました。
急いでおばあの元にいき手を握りました。
私は、おばあ、神様はちゃんといるから、安心して。って伝えました。その後すぐおはあは息を引き取りました。
まるで私の到着を待ってくれていたようでした。
死に顔は本当に安らかで、眠っているだけのようにも見えました。
しばらくしてから、おばあの夢を見ました。雲の上に、先に亡くなったおじいと叔母さん、そしておばあがいて、ありがとうありがとうと手をふっていました。

続きます→

投稿: ももすけ | 2008/04/15 9:24:48

 叔母様が亡くなられたとのこと、お悔やみ申し上げます。
 
 私事ですが、この週末、久しぶりに実家に帰りました。

 母に私の好物の手料理をおねだりして、作ってもらいました。すごく美味しかった。
 
 「最後の晩餐に何を食べたい?」と聞かれたら、間違いなく、「母の手料理」と答えるでしょう。
 
 私にとっても、何よりも大切で大好きな家族、両親と姉、そして姉の家族…。
 
 最近、年齢を重ねるにつれ、こんなことを時々考えます。
 
 年齢の順に天に召されるとして、父、母、そして姉。私には、自分の身内の死を、たった1人で受け入れそうにありません。
 
 誰か、そばで私を支えてくださる方がいないとダメでしょう。

 
 バリキャリですから、一見芯が強そうに見えるでしょうけれど、意外に脆いものです。

 哀しみの余り動きを止めてしまいそうな心臓と、止めどなく流れる涙をそのまま受け入れてくださる方がいないと・・・。
 
 茂木先生には、そんなときに支えてくださる、ご家族がいらっしゃるので羨ましいです。
 
 私のように独り身の私はどうしたらよいでのしょう?

投稿: K.M | 2008/04/15 1:54:34

茂木さん、こんばんは。

昨日の日記にあった、さだえおばさまがお亡くなりになったとのこと…。
…心から、お悔やみ申し上げます。

私は今だ、自分のごく近い肉親の死には巡り合っていないが、もし、明日にでもそれが訪れたら、自分は果たしてその死を見つめられるのだろうか。

直視できなかった(おそらくできないだろう)としても、肉親の死を経験したことで、本当に心の底から、「生きている、ということは、まさに奇跡なんだ!」と実感するに違いない。


ところで、住吉さんが、ライヴをなさったそうで…お写真を拝見するに、とても楽しそうな様子が、伝わってきます!

ステージで歌われるお姿も初めて拝見しました。

茂木さんとのツーショットも、とてもグッドです。

…そういえば、最近、本当に生の音楽とは縁遠くなってしまった気がしている。ライヴハウスにはもう4年くらい足を運んでいないし、ここ数年はもっぱら、読書と散歩、そして博物館めぐりばかりになっている。

如何なるジャンルでもいい。生の音楽に、また身を委ねてみたいと思う。

投稿: 銀鏡反応 | 2008/04/14 23:09:11


さだえおば様。

謹んで、ここへ
ご冥福を心より
お祈り申しあげます。


江崎文恵

投稿: 美容師 | 2008/04/14 21:58:48

こんにちは。
ジョイセフのチャリティーに参加させて頂きました。
世界、とりわけ途上国と言われる国々の妊産婦、産まれてくる赤ちゃんの現状、知ってるつもりでしたが、数字として突きつけられると痛いです。昨日あの場で本当に微力ですが支援の輪に参加できて良かった、と思います。有り難うございました。

ところで茂木さんの論の中で、ギャップの理論というのがあったと思うのですが、私が見るところ、まさに茂木さん自身がそれにあてはまるように思います。
もしかして、少しご自身で意識してらっしゃいますか?

茂木さんの書かれた文章は、概ね端正で、時としてはっとするほど美しい言葉もちりばめられていますが(時々やんちゃな片鱗が見られますけど)、トークショーとかで話される茂木さんは、まるでやんちゃぼうずの様。見ていて微笑ましくなってしまいます。
照れているのか、話したくないのか、振られた話題を変えてしまったり、ステージ上での歩き方からして、わざとなのか、本気なのか分からないひょうひょうとした歩き方。
。。。そう簡単に正体を明かさないってことなのか、それともやっぱりそれが地なのか。。。つかみどころがあるような、ないような。。。
確かに芸能人という訳ではないのですから、プライベートを必要以上に明かす必要もないですね。

ややこさんは、ゆっくりと言葉を丁寧に選んで話している感じで、勢いで突っ走る茂木さんと対照的で面白かったです。ややこさん、本当にすごくいい感じの方で、ファンになりそうです。

それにしても、トークショーの日だけでも、ものすごい過密スケジュールだったんですね。当日の質問ではないですが、ご自身のための研究の時間や、寛ぐ時間とかあるのか心配です。まさに仕事が人生そのものみたいです。

お体に気をつけて。
おばさまのご冥福をお祈り致します。

そして、すべてお母さんと子どもに笑顔を。(^O^)

投稿: 楠 | 2008/04/14 21:15:44

初めまして。
茂木さんの『脳を活かす勉強法』を昨日読み、
本日初めてブログを拝見させていただきました。
私にとって茂木さんの本を読んだことが、
「一回性」の一つになりました。
私は大学浪人をしていますが、偏差値の高い大学
の方がやはり多くの知識を持ち個性の豊かな人々に
出会えるような気がします。
私は作家になりたいので、そのために大学で知識を蓄え、
変人達と出会い、変人になろうと思います。
茂木さんはすでに・・・・。
風邪に気をつけてください。
それでは、失礼します。

投稿: こじろう | 2008/04/14 19:34:36

茂木さん、おこんばんは。

さだえ様の
ご冥福を心よりお祈りいたします。

投稿: 柴田愛 | 2008/04/14 17:52:39

こんにちわ

(英語が苦手なのでよろしくお願いします。)
脳内の分子の量子的影響と平行宇宙が関係していて、平行軸に宇宙が分かれるとき、意識が発生するのかも???

茂木さんのブログ英語の部分を翻訳サイトで、翻訳すると、より複雑になる感じがします。(^^)

投稿: 量子のクオリアby片上泰助(^^) | 2008/04/14 16:16:52

今、生きていることが奇跡。。
だとしたら…生きていることを悔やむような時間は、送りたくない。
やはり、ココにたどり着く。


…土曜日、父の知人が亡くなったと聞き、その方について。昨日・今日と茂木先生のクオリア日記、祖父が亡くなった時の事を考えながら、フッと物思いにふけり色々な事を考えてしまった。


図書館に行き、借り続けていた本をご免なさいと思いつつ返してくる。
新しく本を借りてきたけど、今度は1冊。
沢山借りて、延滞してると他の読みたい人に迷惑かかってしまうし、また借りに行けばいい。。

あの空が愛しい。。
近く感じた午後。

投稿: 奏。 | 2008/04/14 15:38:27

こんにちは。

お昼までしとしとと雨が降り続いていました。
なかなか母親の旅立ちを受け入れることはまだできないのですが、
受け止めて、母親にとって“大切”な道理だったのだと解ってみようと、思います。

おばさまのご冥福をお祈りいたします。

投稿: 才寺リリィ | 2008/04/14 14:07:48

すみきちさん、きれいに写ってますね~。特に衣裳が。

投稿: かまくら | 2008/04/14 9:54:39

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