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2008/04/06

偶有性の時代の国家観・人間観

「偶有性の時代の国家観・人間観」

茂木健一郎

PHP研究所 VOICE 2008年2月号 p.142~p.151
(『「日本論」の危うさ』として所収)

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4月 6, 2008 at 05:02 午後 |

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揺るぎ難いものが 崩れていく・・・ 自分という存在がますます小さく分割され ますます小さな存在となっていき・・・ 芥子粒よりも小さな存在となる。 世界はどんどんと広がりを見せているというのに 童話にあるように 小さく小さくなって 蟻さんになーれ・・・ ....... [続きを読む]

受信: 2008/04/07 11:12:11

コメント

茂木健一郎 様

初めてメールさせて頂きます、Bonnes Ideesと申します。
現在、香港在住です。


日本では先生がJ-waveの別所哲也さんの番組に出演されたのを聞き、
その発言から何か「ぴん!」と感じるところがあり、
それ以来NHKの番組を楽しみに見ていました。

現在は見れないのが残念!と思っていた所、エルメスのポッドキャストから、偶然先生が登場されているのを聞いて、まぁ~嬉しいと思い、何度もその意味を反芻し、「ふむふむ」思うところあり、その後こちらのwebに行きつきました。

●【】は先生の「偶有性の時代の国家観・人間観」から引用させて頂きました。

【グローバル化した世界の中では、様々な境界を越えて人々が行き
交う。一つの文脈からとらえた価値観だけでは、「持続可能な生」
は支えることができない。】【常に、「他者の目」を通して自分自身をメタ認知し、評価し続ける。そのような姿勢なしに、世界に通じる卓越した価値を示すことはできないのが現代なのである。】

●これまでの環境がそうさせるのだと思いますが、香港から日本を見る限り日本人が今後、国際社会で発展していくような気がしません。
(リーダーになれる可能性は十分なのに)


特に政治家に関して、日本は「こういうキャラで世界と
勝負するぞ!諸外国の面々、良く聞いておけ!」と言えないのは
なぜなのでしょうか?魂がない感じがします。
他国のニュース番組を見ても明らかです。(米、仏、独、中)
簡単にいえば覇気がない。
(モテナイ人が上手く自己表現できないような感じ。。。)


私も憧れる白洲次郎さんは今の日本の政治家とは、
全く違う人間性を持ち、基本の価値観が大きく異なるのはなぜなのでしょうか?

彼は申し分なくカッコ良いと思います!
素晴らしい要素をたくさんもった日本人が「間違った教育」のせいで、
個性を伸ばす機会を逃し、国際社会で諸外国と同じ土俵で戦うことを
誰もが強いられる中、うまく自己表現できていないことにもどかしさを感じます。

近所にある(香港)一本筋が入った美味しい日本食の経営者+スタッフは、聞くとなんと全員中国人。大丈夫か日本人!という感じです。

●現在、香港に在住している私が、客観的に日本を見るとき、先生と同じ考えで、日本の今の停滞を危惧しています。

私は30代後半ですが、日本に在住している、同世代や20代の友人を見る限り、若さに対し、とても保守的(停滞しているともいえる)で、新しいものを受け入れ、自分を磨く材料を避ける傾向にあるように思えてなりません。

●本当の個性は他者と比較することで、洗練されより磨かれるのだとしたら、日本の土壌はその比較をさけることでぼやけた存在となり、
多くの人が毎日、「誰かがどうにかしてくれるんじゃないか?」を期待して、個人の責任領域である「自分の人生を生きる=自分を幸せにする責任と努力」に対して無責任だと思うのは私だけでしょうか?

香港に来てまだ3か月ですが、生活しながら思うことは、
こちらの人は過去の歴史で痛い思いをしているせいか、
国や政治家に期待などせず、自分でコントロール可能な
お金」に基本的価値をおいているような気がします。

他者に振り回されない為に、自分を何より信頼し、手っとり早い「お金」を稼ぐことが何よりの目的。

しかしその道すがら、旅行や食事、スポーツ、エンターテイメントなどを仕事同様老若男女が生活を楽しんでいるのではないか?と感じています。

全てが良いとは思いませんが、個人主義がうまく機能している
部分は見習うべきだと思っています。

夫の同僚は香港チャイニーズが多く、その大半はおのおの別の国籍を
持ち、イギリスやカナダに留学経験があり、家もいくつか所有しているようです。
(会社員でなくなった時の収入も、今から視野に入れて働いている)


そういう人は、自分を一番信頼し、もはやどこの国に所属しているかを論じるよりもむしろ、「自分自身がどう生きたいか」にフォーカスして生活しているような気がします。

自立状態がとても高いと感心しています。

みな元気で、人生のハンドルは自分で握っているように感じます。


日本にいるだけではなかなかそういうスタンスで生きることが、
奇異なので、ひとごとになってしまいますが、こちらではそれが
当たり前なので、刺激を受けつつ、自分たちがどうしたいかを
最小単位であると信じる家庭(今のところ、夫+妻)で考えたいと思っています。 


●私は個人の力が実は結構大切なのではないか?と思っています。
電車で足を組みかえると、向かいの人も足を組みかえる、、、人は知らないうちに影響を受け、そして影響されていくのだと思います。

あくびをすると、あくびがうつる。。。


●しかしながら、もっと影響力のある先生のような方が、積み重ねた知識を生かして、世の中を啓蒙していく活動と連動して、できれば上から変わっていくことが必要だと思います。
(政治家、優良企業、個人経営者、人気のあるスポーツ選手)

世の中を変えるには、力がある人が登場し、そのリーダーに対して力があるフォロワーがついていき、扇動されて、一般の人が新たな方向性に向かって、わかった人から変わっていく。。。

先生の活動が加速される為に、
「影響力のある個人+組織と連動する方法」があれば良いのにな~と思っています。


影響を広めるには他者に「カッコ良い!」「素敵!」と憧れられる要素が必要でもあると思いますので、先生の魅力に加え、どなたかの魅力と掛算されたらなんと素敵か夢見ています♪

●先生の活動はおそらく孤独であり、反対意見もあったりすると思いますが、是非強い人とつながって、その理論は「人を幸せにする理論」「結果的に経済活動も豊かになる理論」としていつか当たり前のように一般化されていくと願っています。
(個人的には元サッカー選手の中田英寿さんと組んで、何か本を出されたり、活動をされたら加速していくのではないかと、勝手に推測しています。)


私にはそんな魅力も技量も覚悟もできない状態ですが、そんな私でも日常のかかわりあいで、良い影響をと思い生活しています。

海外駐在を機にブログをはじめたのもその一環です。


そして先生がおっしゃる通り、自分がブログを始めたきっかけは、
まず自分を掘り下げること。

「メタ認知のプロセス」を用意したかったからだと説明がつきました。

そしてアクセス数を見る度に【世界全体から見れば芥子粒のような重みしかない。マーケットにおける評価は、他者からの目によって決まる】ことを実感しております。。。(苦笑)

おでこが広く多少出っ張っているせいか、小さなころから前頭葉が発達しているといろいろな人から指摘されてきましたが、まだ未発達なのかもしれません(笑)

しかし【脳全体の「司令塔」である前頭葉が脳のさまざまな領域をモニターするプロセスによって】能力を得られると知り、生活の中で実験を繰り返し(モニタリング)今までやってきた事は無駄ではなかったのだと思い、希望を得ました。

もしお時間があったら私のブログを見て頂けたら嬉しいです!
「クオリア」を地で行っていると自負しています。
 http://plaza.rakuten.co.jp/bonnesidees/


それでは先生の今後のご活躍を楽しみにしています。

長文+駄文をお許しください。
最後までお読みいただいてありがとうございました。


bonnes idees

投稿: | 2008/04/08 13:16:54

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