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2008/03/21

アントニオ・ネグリ氏について

『帝国』などの著書で
知られるアントニオ・ネグリ氏
の来日が中止となったと報じられた。

詳しい経緯、及びアントニオ・ネグリ氏
からのメッセージは、
国際文化会館のホームページで
読むことができる。

http://www.i-house.or.jp/jp/ProgramActivities/ushiba/index.htm 

ネグリ氏の著作が引き起こした論争の質、
招請にあたって、国際文化会館、
東京芸術大学、東京大学などの関係者が
費やした努力の量と質を知っているだけに、
外務省からの連絡に端を発した今回の事態は、
きわめて遺憾である。

ネグリ氏によると、この5年間に
訪れたどの国も、今回外務省が要求
したような書類を要求したことはない
という。

しかるべき担当者、ないしは政治的な
判断を行う権限を持つ高官が、
国際的な「カモン・センス」に照らして、
適切な措置を行い、ネグリ氏ができる
だけ早く来日できるよう対処
してくださることを
自分は「文明国」に住んでいると
信じている一人の人間として強く期待する。


アントニオ・ネグリ氏の
来日が実現した時には、
会場にいる者全員のスタンディング・
オベーションで迎えてあげたい。

3月 21, 2008 at 08:52 午前 |

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コメント

ネグリ氏が来日するために必要となった、過去の政治犯罪を証明する書類をすみやかに提出することのできる立場の人というのはどのくらいいるのかが気になりました。

人間はもうすこし、制度に縛られることなく、自由に移動できるはずだと思っています。

投稿: GOSO | 2008/04/10 2:45:01

おや、茂木さんがネグリ氏のことを書かれ、応援メッセージを寄せられていたとは、嬉しいです。
私は姜尚中さんの周囲からネグリ氏来日の準備が進んでいることを知り、2月8日の国際文化会館でのプレ・イベントと3月29日の東京大学でのイベントに参加しました。3月29日は約700人以上の参加者に混じり、主催者の皆さんのセッションやネグリ氏の電話による参加などを通じてネグリ氏の考えをより理解することができました。
NHK関係者も会場で撮影などされていましたので、番組として放送されることを期待しています。
引き続きネグリ氏の来日実現を応援すると同時に、マルチチュードのフレームワークを通じて多様性がより認め合える社会の構築を目指していきたいと思います。

投稿: | 2008/04/02 16:39:02

そんなことがあったのですね。
書店の一角に大きくネグリのコーナーが。
「私には、無理」と思いながら本をパラパラ。
まだ、彼の思想史の背景にいる人物たちと格闘中です。笑

投稿: | 2008/03/22 10:52:16

グローバリゼーションに対しては弊害に向けた抗議のようなメディアが多く見られ、且つ一般に理解され易いことがその要因かとも思われますが、ネグリがすでに世界に存在しているという「帝国」というものを読み解くことはとても興味深いことだと思います。来日中止、大変残念です。

投稿: Nezuko S | 2008/03/22 3:19:38

ネグリ氏のメッセージの中に
「様々な差異から出発してゆっくりと〈共〉を築き上げることこそ、私が求めるものなのですから」という言葉がありました。
今回の来日にどれほどの期待を持たれていたことでしょうか・・・。
中止により関係者の方々も強い憤りと深い喪失感で失意の底にあると思います。
奪われてしまう豊かさがどれほどかを思うと、今回の対応というかそもそもの体質めいたものに激しい怒りを覚えずにはいられません。

投稿: | 2008/03/22 2:30:31

国際文化会館のHPに寄せられた、アントニオ・ネグリ氏のメッセージを一読し、今回の外務省の彼に対する対応に、我ながら激しい怒りを覚えた。

過去に何があったとて、海を越えて友誼の絆を結ぼうとしている人を何故、些細な理由で本国に帰してしまうのか。

異なる文化、言語を持つ者同士が思う存分語り合い、互いによき友としての固い絆を築き、強める為の大きなチャンスだったのに。

今回は叶わなかったけれど、彼の来日はきっと、私達小さな島国の住人たちにとって、本当に大切な意味をもたらしてくれるはずだと思った。

彼の再来日が一日も早く実現することを、私達も心から願いたいと思う。

投稿: 銀鏡反応 | 2008/03/21 18:28:06

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