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2008/03/01

『音楽を「考える」』3刷

江村哲二、茂木健一郎著

『音楽を「考える」』
(ちくまプリマー新書)は
増刷(3刷、累計19000部)
が決まりました。

ご愛読に感謝するとともに、
江村哲二さんにご報告申し上げます。

筑摩書房の伊藤笑子さんからいただいた
メールです。

茂木健一郎様


いつも大変お世話になっております。
筑摩書房の伊藤(笑)です。
さて、おかげさまで、江村哲二さんとのご共著
『音楽を「考える」』の
重版が決定いたしましたので、お知らせ致します。
刊行から間をおいてもこうして版を重ねられますこと、
心より感謝申し上げます。

たけし先輩との渾身の作・ちくま新書『思考の補助線』や、
同じく音楽についてのご単著
『すべては音楽から生まれる』(PHP新書刊)
の快走に引っ張られて、新しい読者の方に手にとって頂けている
のではないかと思います。有り難い限りです。

江村さんの存在が、読者の方の心の中でも
「鳴り響く」ことを願ってやみません。

内藤礼さんの作品のなかに、一本のか細い糸を見つけ出すように、
私たち一人ひとりにとってのか細い奇跡を見逃さぬよう、
まずは「耳を澄ます」ことが大切ですね!


乱文にて、失礼致しました。
またお目にかかってお話しできます日を楽しみにしております。

筑摩書房 伊藤笑子拝

3月 1, 2008 at 10:40 午前 |

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『谷島瑶一郎初期作品集』9 『翼』への批評文 (「北方文芸」第5巻第9号9月号60頁) 以下批評文 ********************  『北方浪漫』創刊号の谷島瑤一郎「翼」は長編の第一章だが、  一○○枚はあろう。  地味好みの私の眼には、 �... [続きを読む]

受信: 2008/03/03 7:55:03

コメント

今の若い人たちにとって、<現代音楽>と古典音楽は、入り口の敷居の高さにおいて差はないと思う。以前の世代は、教養として聴いていたことが多かったと思う。

sonorityという面では、生で聴く(というか、スコアの強音指定どおりの音を再現できるような家は、まずない)現代音楽は圧倒的に面白い。
東京は、生で享受できるという面で恵まれてますね。

しかし、音楽が愛される重要な要素である、慣れ親しみとか、口ずさめる、という面では違いが大きい。
江村さんのCDを聴くたびに、やはり武満徹のことが頭に浮かび、武満がサザンの桑田佳祐のメロディーの才能をうらやんでいたというエピソードを思い起こす。

茂木さん。
売れ筋本と同時に細々本も出し続けてください。

投稿: fructose | 2008/03/03 2:35:59

増刷おめでとうございます。

あの大阪いずみホールでの空気感は、ずっと忘れません。
また季節がめぐって来るたびに当日のことを思い出すでしょう。

それから、祝『脳を活かす勉強法』ブックチャート1位獲得。
チャート1位って気持ちいいもんじゃないですか。

少なくとも「品格関連本」には負けてほしくないです(笑)

それから・・
『徹子の部屋』の放映はいつあるのでしょうか。
当日のお知らせはやめてくださいね。少なくとも前の日には。

お茶の間の「空飛ぶマッド・サイエンティスト」・・楽しみにしています。

投稿: 風のモバイラー&野村和生 from nomgroove.com | 2008/03/02 6:57:04

僕にとっての最近のクリーンヒットがまさしくこの本でした。

なぜ、自分はバッハ、モーツァルトそして理論物理、数学が好きなのか?
この一見つながりそうにない両者が、「耳を澄ます」という結節点でつながれたとき、
自分のルーツを言い当てられたような気がしてドキッとしました。

そして僕は、冬は深い雪に閉ざされる地方の出身なのです。

そして何よりも悔やまれることは
これだけ物事の深層に迫れる力を持った音楽家を失ってしまったということです。

江村さん、茂木さん、本当に素晴らしい本をありがとうございます。

投稿: zitterbewegung | 2008/03/01 22:17:41

とても興味深い本ですね
アマゾンにいって見てきました。
評価も高そう。

投稿: kazu | 2008/03/01 14:23:06

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