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2008/02/18

ニル・アドミラリ

ヨミウリ・ウィークリー
2008年3月2日号

(2008年2月18日発売)

茂木健一郎  脳から始まる 第92回

ニル・アドミラリ

抜粋

 数多くの情報が行き交う現代社会の中で、自分自身の生きるバランスを失わないことの大切さを思う時、私は夏目漱石の『それから』に描かれた代助の世間に対する態度を思い起こす。
 「二十世紀の日本に生息する彼は、三十になるか、ならないのに既にニル・アドミラリの域に達して仕舞つた。彼の思想は、人間の暗黒面に出逢つてびっくりする程のやまだしではなかつた。」
 漱石は、代助の考え方をそのように描く。
 「ニル・アドミラリ」とは、もともとはラテン語で「何ごとに対しても驚かない」ことを指す。経験を積み、様々な知識を持つ者は、目新しいことに接したとしても容易には驚かないのである。

全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。

http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/

2月 18, 2008 at 06:23 午前 |

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» 仮想の赤 トラックバック 須磨寺ものがたり
ニル・アドミラリとは、ラテン語の格言。 Nil admirari、  Neither to wonder at anything, nor yet to admire anything.  何に対しても驚かない、 さらに、何も賞賛しない。 [続きを読む]

受信: 2008/02/19 11:37:56

コメント

「スーパーモンスターを探して」のトークショーに参加させていただきました。何よりも、テレビでは半分しか伝ってこなかった熱い熱い茂木健一郎氏にびっくり!!熱いお湯が口からほとばしるローマライオンのようだと思いました。切り口もすごかったです。切って切ってとんでもない引き出し開けて、毒牙が突っ込んだりするのも大変面白かったです。解体されちゃうアーティストさん達も興味深かったです。また、茂木さんが、弱きものを残すがために「美」というものが発生する、というような事をいわれていたのは新鮮でした。遺伝子的ですね。私個人的には「美」というものは生きていくために道ずれにされたもの、結果美しく感じるのかな。祈り的要素が強かったりします。ミューズの神様の事も知りたくなったし、弥勒菩薩の足の裏も見たいし、「芸術脳」の本に描かれた「花もあり、空も飛ぶ」のイラストのすんごいさも人にみせびらかしたいと、稲妻に打たれたようなエネルギーをいただきました。大変楽しかったです。素晴らしい機会を与えてくださり、ありがとうございました。ますますのご活躍を陰ながら応援しております。

投稿: ぜんまい | 2008/02/19 1:06:42

◆漱石の「明暗」◆

ニンテンドウDSを買いました。
CMでおじさんがDSで「明暗」を読んでるんですよね~。
ペラペラとページをめくるシーンが、なんかイイ感じなんですよ。
そのCMの中でおじさんが、
若いときはなんだかよくわからなかったんですがいま読むと、、、的なことをつぶやくんですよね~。
僕はまだ若いけど、そのシーンがすごく好きでDS買いました。
「よっしゃ~」てな具合でさっそくDSの文学全集ソフトを買おう、と思ったら売り切れでした

投稿: | 2008/02/18 20:17:59

なんでもすぐに感動する私は、何に対しても驚らなくなったらノー面のような人間になりそうで怖いなぁって思ってしまいます。
言ってることはまた違う話なのかもしれないですが。

投稿: kazu | 2008/02/18 18:31:27

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