奇跡があって
エスクワイアのチームと、
イサム・ノグチの
庭園美術館を見る。
人間が、たった一人で
ある「クレオール」
を代表することの難しさと
喜び。
事務局長の池田文さんに
お話をうかがう。
直島のベネッセ・アート・サイトにて、
James Turrellさん、内藤礼さん、
福武總一郎さんとシンポジウム。
喉がかすれ気味であったが、
何とか乗り切った。
内容はたいへんエキサイティングな
もので、
タレルさんの光に対する感覚、
内藤さんの言葉の持つ吸引力、
福武さんの雄大なヴィジョンが入り交じる
魂の饗宴に聴衆も酔いしれたのでは
ないかと思う。
小柳敦子さん、福武純子さん
をはじめ、たくさんの方が
いらしていて楽しく懇談する。
新しくオープンした「ビーチ」の
客室。
ラジオを
聴いていたら、ラジオ体操が
始まったので、
ひさしぶりにやってみた。
小学生の夏、スタンプを
押してもらったこと。
海が広がっている。
アートを包んで、宇宙全体へと
つないでくれる海と空が。
直島には奇跡があって、
今でも成長し続ける。
深いところから勇気がわきあがる。
雪の降り積む東京へと戻る。
目を閉じて、修理をしながらいこう。
2月 3, 2008 at 06:45 午前 | Permalink
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コメント
直島には…いつか必ず伺おうと想っております。
コメントの中で“ロゴス”と“パトス”のお話を
してくださっている方がいらして、私もとても興味深く感じました。
そうでしたね…そんなことがきっかけで、
こちらに伺うようになったことを、想い出しておりました。
成長し続ける奇跡…に、私もめぐり合えますように…
投稿: 風待人 | 2008/02/06 7:13:28
はじめまして。直島でお洋服を褒めていただいたものです。シンポジウムは、直島を何度も体験してくださった茂木さん&直島を創り出した3人の、素敵な時間でした。茂木さんはご自分だけは「ロゴスだから…」とおっしゃっていましたが、福武会長が言うように、完全に全員がパトスでしたよね。とても楽しかったです。ありがとうございました。
投稿: kero | 2008/02/05 1:58:21
直島の講演会、拝聴させていただきました。
もともと直島が好きであったことと、ジェームズ・タレルさんの作品に強く感銘を受けていたこと、そして「やわらか脳」を読んで以後、茂木さんに惹かれ本を読み漁り(ブログも)、いつかお会いしたいと思って情報を探していた矢先に見つけたイベントでした。これこそまさにセレンデピティと思い、喜び勇んで申し込み、前日は仕事が終わってすぐに東京から駆けつけました。
実際に作品を作った方を目にし、その思想を耳にし
作品と作者のつながりを実感することができ
私の中で感じていた作品の世界がより広がりました。
そして、福武会長の心意気と芸術を愛する心持、行動力。
内藤さんの繊細でかつ強い、世界を捉えて表現していく力。
ジェームズ・タレル氏の夢の中の感覚を現実の中でも表現したいというお話等
想像していた以上に、まさにエキサイティングな会でありました。
現代アートは、見るものの内に何かを創出させる力を特に強く秘めたアートであり
それこそ、芸術の本質により近いものではないかという思いをお話を伺って強くしました。
また、講演を聴いてから
「芸術脳」の内藤礼さんの章を読むとお人柄と思想・作品がつながり、その広がりに非常にわくわくしました。
これからのご活躍も期待しています。早くお風邪が治りますように。
キリンの絵、大事に致します。お忙しいところ、ありがとうございました。
投稿: 白ワンピSE | 2008/02/04 12:14:27
Van GoghのThe Night Cafeを見にYale University Art Galleryにアクセスしました。内面の宇宙に奇跡が起こらないかと。
投稿: Nezuko S | 2008/02/04 3:46:53
ラジオ体操に参加し、スタンプを押してもらったあの時の
映像、感情、匂い、温度のすべてが、「鮮明かつ曖昧に」思い浮かばれます。
僕の脳は一体どのようにしてパターン認識を巧みにコントロールし、
「あの時」を思い浮かべるに足る情報パターンを瞬時に引き出し、重ね合わせ、
あの「確かなようでおぼろげな」感触を見事に創り上げるのだろうか??
このとき感じる「懐かしさ」は、ここから発せられているのだろうか??
とても不思議なので、追求してみます。
雪が降り、季節の移ろいに趣を感じると、四季がある国に生まれて来れてホントに良かったなあ〜と思います。
投稿: ひろぽん | 2008/02/04 2:11:39
こんにちわ
以前、歴史の本を読んでいて、現在とつながっている、と言う、感覚が湧き出てくると言っていましたが、最近、ビックバンの事を考えていると、頭の中で考えているビックバンが、目の前の世界で起こった、と、言う、不思議な感覚が湧き出してくる事があります。
ところで、夜型人間の私ですが、小学校の頃も夜型なのだったので、ラジオ体操のスタンプが二個とか三個だったです。(^^)
投稿: ラジオ体操のクオリアby片上泰助(^^) | 2008/02/03 12:58:57
小学生の頃まで、私の住んでいる町でも朝、ラジオ体操の号令が鳴り響き、みんな号令に合わせて、一緒に懸命に身体を動かしていました。
今でも、休日や夏の盆休みの時期に最寄の小学校の校庭で、お年寄りたちがラジオの号令に合わせて、体操をしているのを見かけることがあります。
イサムノグチの作品は、単に「和と洋」の混成とは言いきれないほどの、奥知れぬ深みと不思議さが潜んでいるように感じる。
それは日本人の詩人とアメリカ人との「クレオール」として生まれ、二つの「祖国」の狭間で深く苦悩しながら、創作を続けてきたノグチの魂の、泉のように噴き出す発露なのかもしれない。
言葉も文化も、何もかも違う「二つの祖国」「二つの文明」の間でさまざまに格闘しながら、イサムノグチは自らの生きた証しを作品として遺していったのだろう。
それにしても、自分には、まだまだ最良のアートとの出会いが足りない。“奇跡”との出会いが足りなさ過ぎる…。
今年こそは是非、機会を掴んで、アートとの出会いを増やしたい。
投稿: 銀鏡反応 | 2008/02/03 12:29:37
初めてコメントを書かせて頂きます。
「直島」は昨年の夏に私も訪れました。独特な雰囲気のある場所だなと思っています。
アートな空間で、どこか神秘的な気持ちになる一方で、懐かしさの漂う日本の夏を体感できる場所にも思いました。
こんなにも海や空の青さを目にすると、大自然の中で、いかに人間が小さな存在かを考えさせられますね。
投稿: y-gussan | 2008/02/03 9:41:34
目を閉じると、修復される気がするのはボクも一緒です。
目を使い過ぎなんでしょうか?まぶたがあるのは、目が弱い証拠
かも知れません。首が凝りだしたら注意です!
投稿: LINUS | 2008/02/03 8:15:27