目の当たりにした紅白歌合戦
ヨミウリ・ウィークリー
2008年1月27日号
(2008年1月12日発売)
茂木健一郎 脳から始まる 第87回
目の当たりにした紅白歌合戦
抜粋
言うまでもなく、主役は歌手たちである。有名な小林幸子さんの舞台衣裳は、実際に目の当たりにするとまるで巨大な現代美術の作品のよう。アイドル歌手たちの踊りは、決して上すべりではない本気のエネルギーに満ちている。そして、「歌の心」が聴く者の心を動かす実力派の歌い手たち。ライブで見る紅白歌合戦は、ブラウン管を通して見る以上の興奮に満ちていた。
感心したのは、鶴瓶さんと中居さんの「プロフェッショナリズム」。舞台転換がまだ終わらず、ディレクターが「延ばしてください」と合図を送ると、トークでつなぐ。準備が出来て両手で「丸」のサインが出ると、ぱっと曲紹介に移る。その切り替えをごく自然にやる二人はさすがだと思った。
特にしびれたのは、中村中さんを紹介した中居正広さんの司会ぶりである。
全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。
1月 13, 2008 at 12:12 午後 | Permalink
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コメント
紅白歌合戦が長く続く理由が、少し分かった気がします。
長く続くものには、なにか特別な輝きがあるのでしょう。
不確かなものを、確かに感じながら、継続していくのでしようか。
茂木さんの、「それでも脳はたくらむ」を読ませていただきました。
素敵な本でした。興味があること、疑問に思っていたトピックスが満載でした!
継続していくということは、能動的というよりむしろ受動的な気がします。
紅白歌合戦、ぜひ一度、茂木さんが座った席から見てみたいです!
投稿: みき | 2008/01/13 20:18:57