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2007/12/22

酒屋の小僧さんと椿三十郎

 リメイクの『椿三十郎』
の告知をいろいろなところで見る。

 それにつられて、「本家」の
黒澤明の『椿三十郎』が見たくなった。

 通して見る時間などないが、
ちょっとかけていると、
 「速さ」が印象的である。

 ストーリー展開も速いし、
三船敏郎の動きも速い。

 『用心棒』はもっと速い。
 ぱっぱっぱっと動いて、
物事を片付けて、「あばよ」
と去っていく。

 ミシュランの三つ星に輝いた
 すきやばし次郎の小野二郎さんは、
82歳とは思えない速さで
 寿司を握る。

 「生きものとしての元気さ」
と「速さ」は大事である。 
 谷川浩司第十七世名人の「光速の寄せ」も
そうだが、ここは一つ
 ぱっぱっぱっと行こうヨ。

 NHKで「プロフェッショナル 仕事の流儀」
クリスマス・スペシャルの打ち合わせ。

 その様子は、すみきち&スタッフブログ
に詳しい。

 元気にやっています。みなさま、
12月25日午後10時をお楽しみに。

 天王洲アイルで『たけしの新・世界
七不思議』の収録。

 北野たけしさんのぎりぎりの
線をねらった危険球の連続を
堪能する。

 市川森一さんに初めておめにかかる。
 荒俣宏さん、織作峰子さん、鶴田真由さん、
大江麻理子さん。
 
2008年1月1日放送予定。 

 NHKで「プロフェッショナル 仕事の流儀」
のイチロースペシャルの回の試写、記者会見。

 住吉美紀さん、有吉伸人チーフプロデューサー、
堤田ディレクターと一緒に質問にお答えする。

鈴木芳雄さんのブログ『フクヘン』
でレポートしてくださいました!

http://fukuhen.lammfromm.jp/2007/12/post_241.html 

 移動中は相変わらず手元の仕事を
している。
 少しでも間が空くと、必死に
考える。
 クラスターと同時性と消滅と。

 朝日カルチャーセンター。
 今年最後の「脳とこころを考える」
の授業。

 ふり返ると、北野たけしさんの
生きものとしての元気さ、
そして速さは尋常ではなかった。

 番組の冒頭の台詞を言う
ためにスタジオに立っているとき、
カメラが回るまで
タップダンスのように小刻みに
足を動かしている、
 その後ろ姿のシルエットが
脳裏に鮮明である。

 元気で動き回っていれば、
この世界は何とかなるんじゃないか。

 酒屋の小僧さんが、「へいへい」と
言いながらかけずり回っている。
 忙しく働いている。
 そんなイメージ。

 そういう気持ちを忘れなければ、
どんな世界でもなんとかなるんじゃないか。

 むかしは、1月16日と7月16日
の二回の藪入り以外は休みはなかった。

 ボクも、それくらいの休みくらいは
とれそうだ。

 酒屋の小僧さんと椿三十郎が
つながった。

12月 22, 2007 at 09:42 午前 |

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コメント

元気な活力のあるかたは素敵です
私もそういったのに憧れます
でも、私の能の回転ってたぶん人の2倍以上遅い気がします
なぜならば
話しかたも遅いし
コメントを返すリアクションも遅いし
何か片付けるのも遅いし
能の回転って人それぞれちがうんでしょうか****

ただ面白いなって思うのは
踊りになると早くてもわりとついていけることで
音楽とかリズムがあると人並に動いているのです。。。。

ぱっぱっぱと動く人のリズムを研究して
時間の使いかたのセンスをもらえるとシメシメだなって感じましたので、
黒澤明の『椿三十郎』見てみます。
そして今度活気のある居酒屋でも行ってみようかな。。
と思いました。

新たな刺激をありがとうございます。

投稿: canacanazemi | 2007/12/23 0:23:31

こんにちわ

私は、病気人なので、時間がいっぱいあるのですが、いそがしい感じがします。私は経済も研究しているのですが、経済にも前人未到の世界があるのです。前人未到の山に登り、その山からの写真を撮ってきて、みんなに見せる、大変ですがそのワクワク感は、たまりません。

あまり言いたくないのですが、「生産性の向上に伴いによる、行政の予算スリム化と行政サービスの拡大の両立モデル」、これは、誰も解いていない問題だとお思います。もし出来たら、日本や世界は変わるでしょう。

また、「クオリア原理主義」を拝見いたしました、クオリア過激派も、クオリアの問題が解けたらびっくりするらしいですが、茂木さんいわく、エベレスト(ノーベル賞)の100倍の高さ、宇宙空間に飛び出る前人未到の80万メートルの山、しかも、何重の雲で頂上さえ見えない。

元気さとワクワク感は、関係していると思いませんか?(^^)

投稿: tain&片上泰助 | 2007/12/22 15:50:49

「元気で動き回っていれば、この世界は何とかなるんじゃないか」。

まさにそうだ。何事も元気が一番だ。

私は何かにつけ、ときおり「へこむ」ことが多いけれど、どんなときでも元気でいるためには、心の元気がまず大切だと痛感している。

また、たとえ病気や障害を持って、身体的には動けなくても、いつも前向きな精神の人は、やはり元気だ。精神的にびゅんびゅんと素早く動いていると思う。ちょっとへこんでも、すっと立ち直れる。

「すきやばし次郎」のご主人の「寿司さばき」をTVで見たことがあるが、あまりに無駄なく握り寿司を握られる姿に、おおっ、と一瞬、目を奪われた。


昨夜の朝日カルチャーセンターで見せていただいた、黒澤明の「用心棒」、「天国と地獄」、そしてオリジナル「椿三十郎」。

目にも鮮やかな、ストーリー展開の素早さに、視線を吸い込まれる思いでスクリーンを見つめていた。扮する人々の行動がおそろしくシャープで素早いのも印象に残った。

しかし、一番言葉を失ったのは「用心棒」のラスト近く、じいさんが団扇太鼓を叩きながら、壊れた家の中から現れ、着物を乱すのも気にせず、歩き回ったあげく、志村喬扮するもうひとりのじいさんの家に入り、殺害するシーンだった。

あの正気の沙汰でなくなった姿・・・。まさに本当に“狂っている”としか見えようのないシーンだった。

あそこまでリアリズムを追求した黒澤明の手法に、ただあっけにとられるしかなかった。

以前、同じ黒澤の「生きる」を、TVで見たことがあったが、志村喬が、雪のしんしんと降る夜、人気(ひとけ)のない公園でブランコに乗りゴンドラの歌をうたう、あまりにも有名なシーン(だったかな?記憶違いならすみません)が、今も強く印象として残っている。

黒澤明や小津安二郎の作品に出演していた人々は、みんな「戦時」という凄まじい時代を生き抜かれてきただけに、今の我々とは、何かが本当に「違う」。


「すきやばし次郎」のご主人も戦争をご体験なされた世代ゆえに、だからあんなに無駄のない早さで寿司が握れるのだ・・・!

たけしさんは戦後生まれだけれども、やはり我々よりパワフルで、しかも動きが早い。やはり貧しい、厳しい時代を生きてきたからこそなのだろう。

そんな人たちの奥底には、強靭でしなやかな精神の「芯」があるような気がしてならない。

長文乱筆、何卒お許しください。


投稿: 銀鏡反応 | 2007/12/22 14:15:16

今日午前中、九州沖縄アンコール放送で、
プロの流儀、鈴木様のお話が聞けました。
九州国立博物館で仕事をしておられる様子、
ぴんとはりつめた緊張のなかにある、弛緩、
をみたような気がしました。
そこから、日々、新鮮な気持ちに
つながっていけるのかな。。
できそうで、なかなか、できないことですね。

投稿: F | 2007/12/22 12:01:03

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