働くことの喜び
ヨミウリ・ウィークリー
2007年12月30日号
(2007年12月17日発売)
茂木健一郎 脳から始まる
働くことの喜び
抜粋
小学校2年生の時、私には欲しいおもちゃが出来た。母親にねだれば良かったのだけれども、私は「働いてお金を稼ぐ!」と宣言した。母親も何を思ったのか、「それじゃ、ご近所の八百屋さんで働いたら?」と言った。
それで、母親が八百屋さんに話をつけて、「モヤシをビニル袋に詰める」というアルバイトをした。箱の中にモヤシがたくさん入っていて、それを小分けにするのである。
(中略)ふり返ると、ちょっとおかしな点もある。本当のことを言えば、それは「労働」と胸を張れるような代物ではなかったかもしれない。私が店先にいることが、どれくらい経営上役に立ったかはわからない。きっと、八百屋の御主人は心の中で苦笑いしていたことだろう。
(中略)後にも先にも私がお店でアルバイトをしたのはこの時だけだった。わずか一週間の体験だったが、今でも強烈な印象として残っている。
全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。
12月 16, 2007 at 08:54 午前 | Permalink
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受信: 2007/12/16 19:22:23
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コメント
ある日本でのカトリックの会派は「労働が祈り」を掲げて、会社や学校を含めて広く社会活動をしている。
易きに流れやすい私にとって、この言葉「労働が祈り」は貴重です。
前にも書いたが、1ヶ月かけて5cmの絨毯を織ることで家計の足しに80円を稼いでいるアフガンの少女のことが忘れられない。
投稿: fructose | 2007/12/19 22:32:23
小学2年にして、オヤにねだらず「働いてお金を稼ぐ!」と宣言し、八百屋でバイトするなんて、茂木さんはやっぱり凄い!
そして、それを許してくれたお母様も、素晴らしいです…!
投稿: 銀鏡反応 | 2007/12/16 12:27:55