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2007/12/14

メタ認知のかかわりの文化

朝、所用があって雨の道を歩く。

 ただ、ごく普通に、静かな通りを
行く。
 時間に追われて何かをする
必要もない。一生懸命集中
することもない。
 自分の内側から湧き上がってくる
マグマを押さえることもない。

 それが、極上の幸せに思えるのだ。

 ソニーコンピュータサイエンス研究所。
 
 読売新聞政治部の橋本五郎さんと、
日本の未来についてお話する。
 正月の紙面に掲載される他、
 CSのG+でも放送される予定。

 読売新聞文化部の松本良一さんと、
来年5月のラ・フォル・ジュルネに
ついてお話する。
 
 読売新聞科学部の山田哲朗さんと、
人工知能の未来についてお話する。

 脳研究グループのミーティング。

 東京工業大学大学院石川哲朗が、
one-shot learningについて考えている
ことを、Janet Metcalfeの論文を
引き合いに出して展開する。

 Feeling of Knowingは
一種のメタ認知である。
 一方、insightはそれに
関与する認知プロセスに関わる
メタ認知の欠如である。

 メタ認知がone shot learningへの
誘い水となり、
 一方でいよいよ本番の
criticalなプロセスそのものは、
 メタ認知の不在の下に
進行する。

 一連の認知過程における
「メタ認知のかかわりの文化」
そのダイナミクスをどうとらえるか。
 
 続いて、東京工業大学大学院
高川華瑠奈がmood perceptionに
ついてのtaskのアイデアを出す。
 
 auditory mirror neuronを
通しての共感のメカニズム。
 それをディテクトする
秘密は、シンプルな課題の
中にあるだろう。
 initiationとtermination
のダイナミクスが鍵。

 Googleの方々に、
google book searchに
ついてのお話をうかがう。

 グーグルの持っているロードマップ
がどのようなものであるか、
 想像すると興味深い。

 土肥さん、みなさん、ありがとう
ございました。

 沖縄県産業振興公社の
金城清光さんがいらっしゃる。
 来年講演に伺う、その打ち合わせ。

 フジテレビのお台場スタジオへ。
 
 『爆笑レッドカーペット』の
収録。
 髭男爵、Fujiwara、世界のナベアツ、
など、皆さんの演技は鮮烈な印象。

 この日の為に鍛錬し、
仕込んできたネタを爆発させる。
 気合いが入っている。

 面白いものを見せてくださって、
本当にありがとう。
 感謝の思い。

 17日(月)にオンエアの予定。

 帰りの車の中で仕事を始める。
 レインボウ・ブリッジも見ず。

 努力する人たちが好きだ。

 見上げれば、青空はどこまでも
高く続いている。

12月 14, 2007 at 05:20 午前 |

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きょうは「その日」なのである。有名なあの事件の。 正確には、15日の未明だったら [続きを読む]

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コメント

今宵はふたご座流星群。
東京では観測できたのでしょうか。
彗星と地球の出会い。
気ぜわしく心乱れるこの季節、
一瞬だけでも宇宙を感じたいものです。

投稿: s.kazumi | 2007/12/15 0:06:40

『爆笑レッドカーペット』…放映が今から楽しみです。どんな面白い芸が出て来るか!

最近、芸人達の芸の質が落ちた、と言われる。TVを見ると、確かにヴァラエティ番組では「ひな壇」に座った芸人達がアイドル相手に喋りを繰り出して、笑いを誘っている。

それを見ている口さがない評論家たちが
「単にふざけている!」などと物申しているのを、私達視聴者は鵜呑みにしてしまいがちである。

しかし、そんなふうに言われるいまどきの芸人だって、お客を大爆笑させる為に、日頃からの鍛練を重ねているものなのだ…。

芸人達は、人知れずただひたすらお茶の間の視聴者や舞台の観客を爆笑の渦に巻き込むべく、ネタを練りにねり上げ、ボケ・ツッコミなどの立ち居振る舞いを工夫し…というふうに笑いの技をそれぞれ鍛え上げ、TVや舞台に立つのだ。

それは今売れてる人も、いまだそうでない人も、変わりはないと思う。

以前、日記に登場したアンジャッシュも、売れない時代に明日の飛躍を夢見て、近くの公園でネタ合わせや動きの練習をひたすらしていたという。

しかし、幾ら鍛練を重ねて笑いの技術を磨いても、その芸人が売れっ子になれるかどうかは、時の運次第だし…。

また、一度売れても長く生き残る為に、優れた芸人は、所謂“一発屋”で終わらない為の創意工夫をしている。時代の変化に適応しつつ、なおかつ笑いの技を鋭角にしていくのだろう。

TVでよく見るお笑いにせよ、落語など他の伝統芸能にせよ、その道の達人達は、文字通り血のにじむような鍛練を毎日重ねているのだろう。

けれども、私達は、TVや舞台のお笑いを見ているとき、演じる彼等の裏面にそういう鍛えがあることをほとんど意識しないで、ただ笑っている。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/12/14 19:46:16

こんにちわ

メタ認知を少し考えていたのですが、Windowsなどで、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)と言うモノがあります。これは、アプリケーション(アプリケーションソフトレベル)が、ハードウエアを気にせずに、OSの機能が使えると言う機能です。つまり、アプリケーションが、API関数を使い、マウスの位置や、クリックしたか、画面に四角や文字を表示させる等、API関数を使って、簡単に、ハードウエアに入出力できます。

ココで、API関数のように、感覚(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)をAPI関数化、つまり、感覚が今の科学で感覚の問題を解けていない事をでも、関数化(メタ認知化)する事により、視覚、聴覚等の感覚から得られるモノと、知識を分離でき、知識の方向性と、感覚への方向性を分ける事が出来るのではないでしょうか?


また、最近、コンピュータ技術で、OSの仮想化して、一つのコンピューター、OS上で、複数のOSを動かす技術がありますが、ミラーニューロンによる相手の気持ちを理解する回路、共感のメカニズムなど、メカニズムが似ている可能性があると思います。

K.K(空気変える人)に、なれたら良いなと、最近思っています。(^^)

投稿: tain&片上泰助 | 2007/12/14 19:35:46

こんにちわ

one-shot learningって、メタ認知のサブルーチン関数化(要約化)と、考えられないだろうか?

たとえば、パソコンで表計算ソフトで、足し算のアイコンを押し、マウスで、表計算したい所を、ドラックしてマウスのボタンをはずすと、一発で、足し算の結果が出る。初心者は、それを見て一発で分かり、他の表計算でも使える事が直感的に分かります。

ある認知が始まりと終わりで、くくられて一つの関数化され、認知ツールとして使われるのではないか?
たとえば、幼児が、「ワンワン」と、色々な犬を当てはめていく時、最初の「ワンワン」がone-shot learningされたと考えられないだろうか?


ところで、お笑いは、one-shot learningの塊だと思いませんか?(^^)


投稿: tain&片上泰助 | 2007/12/14 14:02:01

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