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2007/11/26

こんこんと湧き上がる泉

瀬戸内海にかかる大きな橋を
わたっての、ロード生活続く。

四国の空気はやわらかく。

生きて呼吸するすべての時間帯を、
「新しい文化の創造」に捧げたい。

自分の中でさまざまな要素が
行き交い、結びつき、融合し、
跳躍する私秘的なプロセス。

向き合うコミュニケーション
の丁々発止のやりとりだけでは
足りない。

何よりも、精神における「談合」では
いけない。

世界から息を潜め、籠もり、
つなげ、解し、温まり、
くぐり抜ける。

そして、こんこんと湧き上がる泉を
抱く。

水は、思わぬ流れ方をするだろう。
すくい取られずに、土にしみ込んで
いくかもれない。
煮炊きに使われたり、
跡形もなくなったり、
誤解や偏見にまみれるかもしれない。

それでも気にせずに、泉は
わき続ける。

内側の反応が、泉にとって
リアリティのある、かけがえの
ないものとなる。

太陽は、内部で核反応をしながら
光を発し続け、
それがどこでどのように反射され、
吸収されるかを知らない。

源平合戦の「屋島」を遠望して、
その姿にすっかり魅せられた夕べ。

11月 26, 2007 at 09:02 午前 |

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コメント

こんこんと湧き上がる泉・・・誰のなかにもある、瑞々しい心の発露。生命の息吹き。
如何に汚れても、何かに塗れても、澄んだ泉は湧き続ける。

失敗や後悔も、如何なる艱難も、それは人生の養分。泉を濁らせる要素とはならない。

私たちの懸命に生きる息吹きと、命を慈しみ、人生を愛しむ思いから、新しい文化創造への道は切り開かれる、と信じたい。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/11/28 0:37:23

茂木博士

京都大学での講演を拝聴させていただきました。
「情熱」「偶有性」「受難」の関係がよくわかりました。
私は、もうちょっと・・・ずいぶん年を重ねてしまいましたが、
それでも好奇心を失わずに
「偶有性の海に飛び込もう」と思っています。
まあ、浮き輪が必要かもしれませんが・・・

今回の「泉」の話もイメージがよく伝わりました。
論理性よりイメージで記述しているとも言われていました。
「表現者はいいわけしない」という潔さもかっこいい!!

講演をお聞きして、メディアとは違う「かっこよさ」「凄み」は十分伝わりました。
茂木博士の泉からあふれ出す、新鮮な「水」が
いろいろな人々のなかでキッと化学反応を起こすことでしょう。
お忙しそうですが、がんばってください。

投稿: | 2007/11/27 6:49:04

今日は芋虫小僧です。

日曜の更新は無いんだなあと思っていましたが、茂木先生は四国にいらしたんですね。どうですか、そちらの紅葉は?

自分は昨日法事の帰り、新幹線途中下車ぶらり旅をしていました。どうせ座れないし、適当なのが性にあう。

瀬戸内海に登る月と海面に映る波の静かな光を眺め、四国の人より、ひとつ美しい瀬戸内を知っているぞと、ニヤニヤしていました。

太陽の方を向けば、海は輝き、紅葉は光を貯めてより鮮やかに。人生を彩りたければ光の方を向けばいいのに。光の作用に気づけるかどうかは本人次第と時次第。わかったフリと、わかったつもりはチョイ怖い。

自分は茂木先生の日記のお気に入りの要素(たいてい最後から二番目くらいの段落ですかね)をメモって、どうパクるかばっかり考えています(笑)。真似たって、絶対同じものにはなりませんから、そのズレと癖とが面白く。

それを茂木先生は気にしないだろうし(たぶんですけどね)、真似されて、嬉しいときと不快なときがあるとしたら、その差は何から生まれてきますか?

先日の「熊の冬眠の毛繕い」が気に入って、友達へのメールに、どう利用しようかなあ、紅葉とどうからめようかなあと悩んでます。

文化は何なのかはわかりませんが、心が豊かになれるものがそれなのではないかと思っています。茂木先生からの光は自分に作用し、鏡で余所に反射させています。

会話や、思考やら、色々なものが弾むということ。そういった作用。形が何になるにせよ、創造の原点たるのは幸いなるかな。

投稿: | 2007/11/27 4:56:30

まるで、ラブレターの様な文章に、ぽわ~ぽわ~とした一日でした。

香川なんですね。
先日、金比羅宮の秘宝展が芸術大学行われていたんですよね。
もしかしたら、実物を見に行かれたとか・・・。

知人の買ってきた画集を見て、その部屋に入ってこそ感じるものが
ほしいと思いました。

四国はいいところでしょう?
私の田舎も四国です。

機械音の無いところです。

堤防に座って、海風と波音とたわむれる。
目の前に広がるのは海と山と海岸と波と、
今はもう見れないけど、、、馬と。

大好きな時間でした。
大好きな場所でした。

そんな時に感じていたクオリアはきっと、
透明でスターダストのように、
ときどき輝きを放っていたんだと思います。

投稿: | 2007/11/26 21:47:44

私の中にも、「こんこんと湧き上がる泉」があることに気付いた。私にとっての大きな発見、それは他人からみると些細なことであったり、間違いであったり、理解されなかったりすることもあるだろうけれど、それは決して無駄ではない。その発見に止まることなく、それを縁として、活動し続ければ、そこに集う人の喉の渇きを潤す存在になっているに違いない。
先生に大切なことを気付かせてもらいました。ありがとうございます。

投稿: | 2007/11/26 20:33:58

こんにちは。
私的な書き込みの非礼を先にお詫び申し上げます。
最近からだの衰えを感じまして、週末に三杯粥法というデドックスを
行っております。
その時 体内から感じるエネルギーを通して世界との繋がりを内観するのですが
上記の文章より「その様」の同質を言葉から感じ取りました。
何となく「内観法」を思い出しまして、記念に一筆。

投稿: | 2007/11/26 20:16:15

前からコンサートツアーという言葉の響きが好きです。

茂木さんのレクチャーツアーもいい感じですね。「談合」せずに、ガツンガツンと言いたいことを言うべし。

まだ橋が架かっていなかった頃に、出張で頻繁に行ったのが、高松。
そのころは伊丹←→高松のYS11で、30分程で着いた。
空港近くに「ヒコーキうどん」というのがあって、ここで出撃前の作戦を練った。うどん観光のバスなどないころ。
あのころは感染症の薬についての仕事で、燃えていたなあ。

橋のないころの瀬戸内海は、今よりゆったりとしていて思考を休めさせる魅力があった。今はどうもせわしない感じで、源平合戦を思い浮かべづらい。

でも、人工の魅力もある。
心に残るスペクタクル映像など、そういくつもないが、夜遅く本四橋をくぐるフェリーのから見上げた眺めはその中の一つ。

猛烈人間であった空海はどんな気分で瀬戸内海を眺めたのだろうか。

投稿: | 2007/11/26 16:46:56

「自分の有限性を感じた時、

 有限の壁に、無限性への扉が現れる。」


うむ~、詩を考えていたら、格言風になってしまった!!(^^)

投稿: | 2007/11/26 11:58:08

ひかり輝く
ちいさくうつくしい子どもを
そっと包み込むようにいだく
茂木さんをイメージしました

新しい文化の創造

言いようのない不安に包まれた日々に
一筋の光がみえるようです

投稿: | 2007/11/26 11:32:11

なんだか詩を読んでるようなクオリア日記ですね(笑)。

投稿: | 2007/11/26 10:19:46

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