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2007/10/14

東京芸術大学 美術解剖学 多様性と普遍性

東京芸術大学 美術解剖学
2007年度 後期第2回

茂木健一郎
The Multitude of things so beautiful.
〜多様性と普遍性について〜

2007年10月15日(月) 
午後3時35分〜午後5時
東京芸術大学 上野校地 美術学部 中央棟
第3講義室(2F)

http://www.geidai.ac.jp/access/ueno.html

10月 14, 2007 at 10:01 午前 |

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種の保存の原点について、日本人の体質資質を考慮した妊娠、出産、育児の生活指針策定が必要である。 ☆安産は当たり前!健康な赤ちゃんを迎えるために。 妊娠とは、子宮の中で胎児が健康生活が出来るように育てること。 そのためには、どりような妊娠生活が必要なの....... [続きを読む]

受信: 2007/10/15 16:05:11

コメント

 茂木先生、「ムンク展」にはもう行かれましたか?
 私は本日ぶらりと行ってまいりました。
 実は、私の唯一といっていい趣味は国内外の美術館や博物館、世界遺産を巡ることなのです。もちろん私はキュレーターでも美術評論家でもないので数はそれほど多くはありませんが、展覧会に関して言えばこれまで恐らく300近く観てきたのではないでしょうか。
 最初に魂を揺さぶる芸術作品というものに出合ったのは高校時代です。授業をサボって、国立西洋美術館で開かれていた「モネ展」で《ラ・ジャポネーズ》(ボストン美術館蔵)に出合ってしまったのが最初でした。「日本娘」と題された、その絵は畳三畳ぐらい、キャンバスのサイズで言えば150号ぐらいでしょうか。とにかく、こちらを圧倒する迫力で、モネの夫人カミーユが豪華絢爛な赤い打ち掛けを羽織り、扇子を手に微笑んでいて、その背景となった壁にはいくつもの日本的な団扇が張り付けられていました。
 当時、パリではジャポニスム(日本趣味)が流行り、モネが日本に抱いていた憧憬そのものが反映された作品です。そう言えば、昨年訪れたオランダの「ファン・ゴッホ美術館」でも日本の浮世絵を摸写した《雨の大橋》《花魁》を観ましとき、「ジャポニスム」については再確認いたしましたが・・・。
 モネの話に戻しますと、10代で日本の芸術作品が西洋の芸術家たちにどれほど大きな影響を及ぼしたのか、という真実を知ったときの衝撃と喜びは図り知れません。当時の私は、日教組の先生方から「日本は悪い国、日本人は世界から嫌われた民族」と教わっていたものですから、あの《ラ・ジャポネーズ》を観たとき、日本人であることが何と誇らしかったことか・・・。 
 もともと、その展覧会に行った当初の目的は《印象、日の出》という作品をこの目で確かめに行くだったのですが・・・。その《印象、日の出》を凌ぐほどの印象を私に残しました。
 あまり一般的に知られていませんがモネは浮世絵のコクレターで、モネの家には233枚の日本版画が残っていたそうです。モネは当時の欧州における日本版画の最初の目利きの1人とも言えそうです。本日訪れた国立西洋美術館には、松方コレクションとしてモネの作品11点(その後増えているかもしれません)が所蔵されています。というわけで、西洋だけでなく日本にも松方幸次郎という目利きがいたことを忘れていけませんね。
 米国にはジョー・プライスという審美眼に優れた富豪がいます。恐らく先生はご存知だと思うので多くを語りませんが、昨夏東京国立博物館で開かれたプライスコレクション「若冲と江戸絵画」展にも伺いましたが、なかなか良い企画だったと思います。日本人があまり注目していない江戸琳派の画家に着目したことや、六曲一双からなる屏風に向けたスポットライトを点けたり、消してみたりして、光の変化によって作品の表情が変わることを私たちに分かりやすく伝える、そういった工夫が凝らされていて、最近観た中では、同じく東京国立博物館で開催されていた「レオナルド・ダ・ヴィンチ」展とともに、企画を担当された方の意図や努力がよく伝わってくる、素晴らしい展覧会でした。
 と、長くなってしまいましたので、本日はこの辺で・・・。

投稿: | 2007/10/14 22:05:33

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