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2007/10/12

觔斗雲に乗って

 イランで大学生が誘拐された。
 心配である。
 無事解放されることを祈る。

 こういう時に、また「自己責任」
などとしたり顔でいうやつが
いたら、オレが觔斗雲に乗ってかけつけ、
「人間は本来そんなに心が
狭くないはずだ!」
とどやしつけてやる。
 
 新潮社にはタイヘンお世話になって
いるし、知り合い、
 ビール友、
 ホッピー師匠、 
 人生の師匠などがいて、
 大好きな出版社ではあるが、
 週刊新潮の見出しには時々
違和感を覚える。

 今週号、沖縄基地問題と
教科書検定を結びつけた
いじわるな見出しが出ているが、
 ああいうひねくれた
視点をオモシロイと思う
人間の心性も、
 オレは觔斗雲でどやしつけて
やりたい。

 そもそも沖縄の人の気持ちを、
何だと思っているんだろう。

 そう思って空を見上げると、
雲がたくさん浮かんでいる。
 
 孫悟空が何人も行き交って、
どやしつけている声が
うわんうわんとこだまする!
 
 それはきっと
ボクの幻想に過ぎないんだろう。

 先日、BBCのニュースを
見ていたら、
 ロンドンでアムネスティ・
インターナショナルの人が
演説をしていて、
 「ビルマの軍事政権を
支えているのは、インドや中国などに
よるオイシイ(lucrative)武器取引
でアル!」
ときちんと真実を語っていた。

 こういうマッスグな声こそ、
もっと世界に響くべきであろう。

 スイスの山の
長いながーいホルンのように
マッスグな声を響かせようよ。

 世界というのは不思議な場所で、
 口笛で話している人たちがいて、
それは、山の間に住んでいる人たちで、
お互いに遠くから呼びかけ合うんだ
そうだよ。
 そういう言葉を、口笛言語
(whistle language)というんだ
そうだよ。

 口笛だったら、もっと
声が届くかな。

 白洲信哉との飲み会で
外に寝ていたためか、
 午後、突然クシャミが
とまらなくなってびっくりした。

 『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の打ち合わせの時も、
 くしゅんくしゅんといっていた。

 スケジュール確認で、予定表に
「クオリア再構築」と書いてあったら、
住吉美紀さんが
 ボクが精神のエステのごとく
自分の内側のクオリアを再構築
するオフの日だと思ったらしく、
 面白かった。

http://www.nhk.or.jp/professional-blog/100/5036.html 

 そうではないゾ。
 「クオリア再構築」は、
 集英社の「すばる」の連載企画で、
島田雅彦といろんなところに
出かけているのでアル。

 忙しい。
 とりわけ、昨日から今日にかけては
時間の余裕がマッタクない。
 
 確かに、スミヨシミキが
勘違いしたように、
 ぼくは「クオリア再構築」が必要かも
しれない。

 觔斗雲に乗って、
ちょッと行ってきます〜
 といけばいいんだけど、
結局仕事に飛び回る。

10月 12, 2007 at 07:24 午前 |

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» 秋風さらに冷涼にして・・・。 トラックバック 銀鏡反応 パンドラの函
*秋風さらに冷涼にして、街路樹の木々も少しずつ色付けり。 *我一人、町をそぞろ歩きて、物思いにふけりぬ。 *清らかな言葉、痛みを知る者の言葉は、人の心を善き情に震わせ、浄化せる作用あり。 *汚れたる言葉、痛みを知らざる者の言葉は、人の心に汚泥を塗り付け、醜くする作用あり。 *然るに、ちまたに数多く流布するは、痛みを知らぬ者の暗渠の如き心より生まれる言葉ばかりなり。 *痛みを知る者の美しき心より生まれたる言葉は、ちまたに流るること、きわめて少なし。 *我は心に数多の痛み... [続きを読む]

受信: 2007/10/13 13:10:05

コメント

小僧です。

タイの北にゆけば、葬式で銃の空砲を空に向けて撃っています。
昔からの伝統だけれど、タイでは銃所持は違法だから、ミャンマーやラオスから密輸するんだと彼らは言っていました。

国境付近にゆけば嫌でもミャンマーの軍事政権の恐怖を感じずにはいられません。根本的にミャンマーは仏教国で、国民性はあんなにも温厚なのに、何故軍事や暴行虐殺がはびこるのだろうかと不思議でたまりませんでした。

イランはユーラシア大陸を横断するには通らざるを得ない国です。
「自己責任」って言っている連中て、世界一周するとかそういった夢や冒険をしたこと無いんじゃあないかな。

自分はカメラマンの不肖宮嶋さんが好きで、発言は意見力云々より、完全に現場視点の人だな、と思います。

「戦場で殺されそうな人がいると、撮りますか、助けますか?」という質問に対して

「撮るね。助けると、仲間と思われて俺も殺される。」と宮嶋さんが答えたというのを聞いて、
表面的な視点の日本の道徳感情と予定調和な回答要求に、一矢報いてくれた気がして嬉しかったです。

言葉の談合も嫌になりますが、与えられた視点以外から、ものを見れないことも恐ろしいことだと思います。

言葉で話すと届かないなら口笛で。

いいアイデアだよなと思いました。どうせ通じないなら、訴えたい気持ちだけでも届くなら、まずはそれだけでもいいや。

投稿: | 2007/10/15 3:25:06

はじめまして。沖縄の人の気持ちを代弁していただいてありがとうございます。それとは別にビルマですが、軍事政権が悪いと決め付けられていますが、イメージで判断することは危険です。ビルマはイギリスの支配をはねつけてきました。ロンドンでアムネスティが話していることは、一見否定できない正論を話しながら、その根源にある問題を隠していると思います。
ミャンマーの実像―日本大使が見た親日国
山口 洋一 (著)
など是非ご覧下さい。

投稿: ozeki | 2007/10/14 12:43:46

觔斗雲に乗って、お互いよくやった!と肩をたたいてあげたい。おれは
>>
イングランドVSフランス LIVE@スタッドドゥフランス ワールドカップラグビー準決勝

前半開始早々、イングランド先制トライ!

>

フランス、ペナルティー・ゴール・・

前半18分、フランス再びペナルティー・ゴールで逆転。

>

前半終了。5-6 フランスがリード。

>

エライぞ!日テレ。中継してくれたんだね。

>

後半。互いにペナルティー・ゴールを決め合い、9-8フランス・リードで残り20分を切る辺りからゲームは異次元へ。

魅せてくれたぜ、ウィルキンソン。逆転のペナルティー・ゴール。そして、伝家の宝刀を抜く。勝負を決めたドロップ・ゴール。14-9 イングランド勝利!

ありがとう!日テレ^。

投稿: 風のモバイラー&野村和生 from nomgroove.com | 2007/10/14 7:38:28

いつも楽しませて頂いています。ありがとうございます。

三百数十のツボがあっても一発で全てをリセットできる
都合よいツボはありませんからメンテナンスこそダイジ。
と言いながらも
出来ることなら誰か見つけないかなぁ再起動ボタン・・
という日記を自分も書いておりましたので勘違いされた
「クオリア再構築」には、またもや。うひょひょ〜!と
嬉しいニアミスでした。

人のカラダはいろいろな要因でねじれたり歪んだり縮ん
だり伸びたりを繰り返し、刻々と変化をしていて。仕事
等で成功した時や、温泉でゆっくりできたとか、感情が
揺さぶられる様な映画を観たりするその度ごとにカラダ
の不具合も軽減したりするそうですから

茂木さまの場合、その意味の「メンテナンス」は、日々
沢山出来ているかと思いますしウォーキングもキチンと
されているご様子でしたけれど。。片方づつ別のステキ
な靴を履いていた事に夕方まで気づかなかったとは。

あらま。
どうか。
どうぞ。

せめても深呼吸する回数を増やすなど、ご自愛ください
ませね!と思わずにいられませんー。

投稿: | 2007/10/13 22:31:19

二度目で失礼します。

最初の投稿分が結構とんがってたので、
ここではちょっとユーモア(?)を。

売れてナンボでひねくれた視点の見出しを載せる週刊誌や
それを面白がる人達の心性に、
それこそキント雲に乗って如意棒で
ゴン!と叩いてみたいなぁ。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/10/13 5:03:02

 茂木先生、政治的なコメントは遠慮させていただいて中学時代の話をしてもよろしいですか?
 先生は、中学時代は何部に所属されておられましたか?
 私は陸上部員で毎日走り込んでいました。インターバルとかスターティングの練習も兼ねて50メートルダッシュとかを何本もするのです。ただただ走る。夏などは、炎天下の校庭で「スポ魂」を徹底的にたたき込まれました。苦しいし、何でこんなつまらない練習をしているのだろうと思いました。ハイジャン(高飛び)の背面跳びなどは失敗してバーの上に落ちたりすると痛くて、いつも恐怖感がつきまとっていました。走るのも跳ぶのも嫌だったあの頃・・・。もちろんリレーを走っているときに聞こえてくる、あの喚声はたまらなく良いものでしたが・・・。
 社会人になってから運動らしいことは何もしておりません。ジムに通う時間もないですし、運動不足そのもの。これでいいのかしら?スポーツ万能の少女だったのに。時々思いっきりダッシュしてみたくなることがあります。きっと気持ちいいだろうなあって。でも、いい大人の女が全速力で走れる場所も機会もないですから、そっと心の中にしまっています。
 先生がときどきそうやって世の中に対して吼えられる気持ち、よく理解できます。思いっきり自分のしたいことをし、言いたいことが言える、って精神衛生上絶対良いですよね。私もしてみたいです。

投稿: | 2007/10/13 3:13:23

ビルマ人の友人の知人が軍政府に殺されました。
軍政府は遺体を返してくれないそうです。
人が集まるから、という理由で葬儀をすることも
禁じられているそうです。一般市民の生活は
もうギリギリのところまで追いつめられているようです。

觔斗雲でどやしつけてやってください。
もういいかげんにしないかと。

投稿: zuzie | 2007/10/12 23:43:25

週刊新潮の中吊り広告はよく電車内で見かけるが、見るたびに違和感どころか嫌悪感をおぼえ、ああ、また、バカの一つ覚えのようにやっているな、という感想をも抱く。

これ以外の他の週刊誌もまた、似たり寄ったりとの印象を受ける。

今回の沖縄基地問題と教科書検定とを結びつけた見出しは、正直言って沖縄の人の心を傷つけ、逆撫でしている。
それに、「教科書検定と基地問題?なんでここでは両者が結びついているのか」と疑問に思った。

今、教科書検定で問題になっているのは、沖縄戦で日本軍が現地の人々に集団自決を強要した歴史上の事実を、検定の際に削除したことなのであって、基地問題そのものとは直接関係ないのではないか。

互いに関係ないもの同士を結びつけ、沖縄の人の心を逆撫でする。何故こういう事を平気でするのか?また、キチンと取材しているのか?

今こういう週刊誌の、メディアとしての信頼度が落ちてきているといわれるのも、ひとつには週刊誌側に、こういうひねくれた視点で、書きたい対象に関する記事を書き、書かれたほうの心を傷つけ、弄ぶ姿勢にアルのではないか。

本気で信頼を取り戻したかったら、週刊誌はものごとを真っ直ぐな視点で捉え、あるがままを報道し、読者に伝えるべきだ。

私もイランで大学生が誘拐された事件に関しては、一日も早く犯人から解放されることを願っています。本当に大学生の安否が気になります。

硬いコメントで申し訳ありません。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/10/12 23:11:27

くちぶえことば。

できうるかぎり、清らかな響きをもって吹きたい。

受け取るときは、言語の雑念をとっぱらってその響きを聴き取りたい。

響きにこめられたもの。

投稿: | 2007/10/12 21:17:28

あイタッ。ずきんときた。

投稿: | 2007/10/12 19:58:45

住吉さんが
「クオリア再構築」をそう考えたのは
すごくわかります!
茂木さん、詩人ですもの。
ふわふわ雲にのって「どこかにあるユートピア」で
のんびり休養できるといいのですが。
おからだ、お大事に。。。

誘拐された学生さんが一日も早く無事解放されますように。
一児の母として、親御さんのことを思うと
胸が痛くなります。

投稿: | 2007/10/12 18:16:49

こんにちわ

「『クオリア再構築』のススメ」は、グローバル化した今の現在日本社会に必要な気がします。

また、私たち日本人は、新しい精神文化を求めており、生み出そうとしているように感じます。

投稿: | 2007/10/12 10:54:23

ものすごく久しぶりに、コメント書きます。
觔斗雲に乗らなくても
その声は、まっすぐに届いてきます。
わたしも、茂木さんの思いに同感!
痛みを知らない人の声は、惨く、醜い。

投稿: | 2007/10/12 8:39:59

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