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2007/09/23

何かが自分の中から

『科学大好き土よう塾』の
収録。

打ち合わせ室でオフォス・トゥー・ワンの
内海邦一さんと話していると、
黒板に絵が描いてあった。


内海邦一さんと、凜ちゃんの作品。

出演している三人の子どもたちの
一人、水本凜ちゃんの「作品」。

子どもたちにとって、
大人たちが何やら会議している
部屋は興味がわいて仕方が
ないらしく、
時折「侵入」してくるとは
聞いていた。

まだ大人たちが来ていない
待ち合わせ室で、
黒板にあこがれの中山エミリさんと
自分の絵を思い切り
描きたくなったんだろう。

番組の
テーマは、「虫たちのスーパー能力」。
室山哲也塾長が、あるモノの強度を
確かめるためにズシンと乗った。

科学の精髄をわかりやすい形で
瞬時に伝えることはとても難しい。

しかし、だからこそやりがいがある。

深いテーマは、生物多様性の
素晴らしさである。

私たちの身近にいる虫たちが、
いかに驚くべき力を持っているか。

『すごいぞ! 虫たちのスーパー能力』
は2007年10月6日(土)に
放送予定。


収録後、スタジオで。松田尚樹くん、
水木凜ちゃん、神田舞帆さん、中山エミリさん。

夜、ヘリポートに向かった。

浦安から飛び立ったヘリコプターは
すぐにディズニーランドの横を
通り、思ったよりもずっと早く
レインボウ・ブリッジを
抜けて東京に入った。

今まで、ヘリコプターには、
グランド・キャニオンでしか
乗ったことがなかった。

ビル群が、まるですぐそこに
あるかのように輝いている。

深海の光のまたたきを、
透明な層を経てのぞき込んでいる
ような、そんな気分。

夜の地球で、なにものかが
光っているということは、「生きている」
ことの証しである。

普段、自分たちが地上で這いずり回っている
六本木、青山、東京駅、
芝、新宿、池袋といったエリアを
上空から見るという体験は、
距離がもたらす浄化の気配に
満ちていた。

自分たちが普段悩んでいる小さな
ことは相対化される。
意識は、少しだけ宇宙の方に近づいて
いく。

同時に、自分たちの生命が、
大空から見ればごく小さなスケールの
中にこじんまりとそして温かく
成立しているつかの間の夢であることにも
気づかされるのだ。

ヘリコプターを降りた時、
何かが自分の中から抜けていった
ような気がした。

操縦してくださったのは、民間では
日本で唯一の女性ヘリコプターパイロット
だという鈴木綾子さん。

http://www.asahi-mullion.com/column/wakuwork/61220index.html 

毎日、あの光景を見ながら仕事をしていたら、
確実に精神は変貌していくことだろう。

その感触を、ほんの少し、私も受け取った。


ヘリコプターから降り立つ。撮影:佐々木厚さん


ヘリコプターパイロット 鈴木綾子さんと。
撮影:佐々木厚さん

9月 23, 2007 at 09:44 午前 |

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コメント

空はいいですよね。
心が拡散します。
内部に集約する力が解放されます。

距離の浄化
自然の浄化
美の浄化
優しさの浄化
愛の浄化

悩めることも、怒りにかられることも、嫉妬にかられることも、
中には、自分の心を自らでかき回す
マゾヒズム的快楽の場合があります。

これらは不思議と浄化されず、
つまりは浄化対象ではなく、
正常な精神活動の一種なのだろうと思っています。

人が本当に苦しそうな痛みにはオロオロしますが
上の場合には、本人が苦しみや怒りを主張していても、
楽しそうでいいなー、羨ましいなと思ったりします。
自分が陥っていると気づいた時にはあわててやめます。

もしかしてこれ自体ある種の浄化なのでしょうか?
でもあまり健全な感じがしないのは何故でしょうw

投稿: bisco | 2007/09/26 6:50:32

虫のスーパー能力といえば、、、。
先日、庭で、蜂(なんという種類かは知りませんが。)が、自分の体よりはるかに大きな、、倍はあるでしょうか、、クモをかかえて、いや、ひきずって、すごい速さで走っているのを目撃しました。
自分の体重を50キロとして、100キロの人間を引きずって走ることができるのか!!?否!無理無理無理!絶対無理!
はじめてみる光景で、度肝を抜かされました。

投稿: hossy | 2007/09/24 1:39:36

こないだ、パソコンが壊れた、今は、ノートパソコンを使っています。
パソコンは、コンデンサーが壊れており、寿命だったのだろう、新しいパソコンを注文中である。パソコンの新しい技術のニュースが出ると、腹が立つ!!(笑)


ヘリコプタから、自分が生活している所を見ると、一つの視点からすべてを見る、総合視点概念のようなものが、生まれるのでしょうね。
きっと、誰もが、宇宙から地球を見れば、人類の総合視点概念を持つことが出来るのでしょうね。

投稿: tain&片上泰助 | 2007/09/23 15:27:40

今、いろいろと細かいことで悩んでいる。家庭内のこと、仕事のこと、そのた沢山のこまごまとしたことで頭がいっぱいになる事が多い。

自分の場合、何かに悩み出すと、とにかくいろいろと深く考え過ぎて、かえって悩みのドツボにはまりこんでしまい、そこからなかなか抜け出せないでいることが多々ある。

きょうのエントリーを読んで、私が今抱えているこのような悩みも、大空とか宇宙という、とてつもない大スケールの世界からみれば、所詮芥子粒よりもはるかに小さいものなんだなぁ…としみじみ、思うことが出来た。

果てし無い空や宇宙空間から見れば、自分達の存在というものは、まぁ何て小さいものなんだろう。

仮令小さな束の間の夢でも、私達はその夢を懸命に生きている。

私の場合、そんな中で小さな悩みを抱え、ドツボにはまっている時、時の流れに身を任せれば、何時しかドツボから脱け出して、心がとても軽くなる、という経験を何度もしている。

そしてそのうち、悩みは引っ込んで、前向きに生きたい気持ちになってくる
ものなのだ。

お写真を拝見しました。
「科学だいすき土曜塾」に出演している、少年少女達の元気な笑顔がいいですね~!
松田くんの肩越しから顔をひょこっと出している茂木さんや中山エミリさんの優しい笑顔も素敵です。

ヘリコプターの女性操縦士の方とのツーショット。女性の笑顔が爽やかですね!

子供はどんなに小さな悩みがあっても、大人のようにドツボに嵌ったりせず、むしろ元気に乗り越えていくパワーにあふれているんだろうなぁ。

きょうは秋分の日、お彼岸の中日…。彼岸花=曼珠沙華がそろそろ咲き始める頃ですね…。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/09/23 12:52:44

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