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2007/08/03

思い切り突っ張って

このところ、人間の内なる
「植物的なもの」
が気になっている。

きっかけになったのは、NHK
『プロフェッショナル 仕事の流儀』
のスタジオで、調教師の
藤澤和雄さんのお話を
うかがったことだった。

藤澤さんの調教のやり方は、
馬の自主性に任せる
「馬なり調教」。
それ以上やらせると、目前の一勝は
つかむことができるかもしれないが、
馬の中で何かが「消耗」してしまう。
そう藤澤さんは言われた。

なるほど、と思った。
人間でも、受験勉強などで
すり減ってしまう人がいる。

「情熱」というのは動物的
というよりは植物的な
状態であり、
その種火をちろちろと燃やし続けなければ
ならないのだろう。

森の中を走っていて、
梢を見上げると、
木々が葉っぱを懸命にのばしている。

太陽の光が当たらないところに
葉を茂らせる植物はいない。
みな、日を受けようと一生懸命に
伸びて、突っ張っている。

人間もおそらく同じこと
なのだろうと思う。

私にとって、君にとって、太陽の光とは
何だろうか。

それが見きわめられたら、
思い切り突っ張って
手を掲げてみたまえ。

さあ!

8月 3, 2007 at 08:34 午前 |

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受信: 2007/08/05 10:02:05

コメント

ハイ!(心身ともにかなり負荷がかかっていたけれど、”あれでも”ケッコウがんばりました☆秋からもうちょびっとがんばる、予定)

投稿: mari | 2007/08/08 20:17:36

人間の「植物的なもの」という視点・・・

とっても新鮮ですね。

日常は、雑事に追われ、仕事に追われ、めげたり、悲しんだりして
自分に鞭打ってそういうものを片付けていますが、

どっかに無理があって・・・「あ~~~~」と思うことが多いです。

つらいときは、いろんな自己啓発本などを読みふけり、
前向き、ポジティブにと自分を叱咤激励するのですが、
もう受け付けないときありますね。

こういうときは、自分の「植物的なもの」
自然に手を伸ばして上に進もうという気持ちを大切にしたいなと
思いました。

すごくシンプルでわかりやすかったです。
元気になれました。

投稿: ふわく | 2007/08/07 2:13:51

プロフェッショナル、いつも勇気づけられています。
基本的にテレビを見ない僕が、唯一録画して必ず見ている番組です。

昨晩、アイガモ農法の放送を録画で見て、興味を持ったので検索していたら、こちらのブログを発見しました!(^_^)

さて、情熱のお話ですが、読んでいて、ふとP.F.ドラッカーの「経営者の条件(たしか…)」にあった言葉を思い出しました。「売上や利益をカロリーに例えるならば、使命(Mission)はミネラルにあたると言える。」

売上の様な"アウトプット"の向上にあたり、考え抜かれた使命(mission statement)を組織に浸透させていない場合、即座に組織が息絶えてしまうことにはならないものの、いずれは栄養不足に陥り、死に至るという意味だと理解しています。

この世に生を受けた事に感謝し、社会のために自分が必死に努力して何ができるのかを考えていくと、ふつふつとエネルギーが湧いてきて、仕事人としてのストイックな生活が苦にならなくなってきます。

植物は光を必要として、枝(生命力)を伸ばしていくますよね。
ヒトは、他のヒトに必要とされて、生命力を高めていくと思います。
実は光も植物を必要としていて、密かに自ら(光)の能力を高めているなんてこともあるのかも知れませんね?

誰かに必要とされないとヒト(動物も含)は生きていけない、という点は理解しているのですが、なぜそうなのか?という点についてまだすっきりしないのです。

投稿: kookai | 2007/08/04 19:31:37

茂木健一郎という人は、喩えるならば、銀河の中にある一等恒星のひとつであり、
その周りには無数の惑星が周回している。
で、私はその惑星群のなかに紛れ込んだ彗星のようなもの。
この太陽系で、いましばらくは過ごすことになろう。
恒星・茂木の強く暖かい光を浴びて、私という彗星は
その中にある希望という名の核を光らせる。
そして、彼のまわりをまわる無数の惑星たちと交流し、
仲良くやっていけるようになったら、
彗星としての役目を終えて、小さな惑星のひとつになっていくのだろう。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/08/04 15:49:23

最近、ペットの犬が夢をみているのか、寝ている時に足を動かしながらワンワンとほえるのです。だから、夢を見るのは人間だけじゃないのかもしれないと思うのです。夢を見るときに脳はどのような働きをしているのでしょうか・・・。ちょっと、不思議です。

投稿: とーます | 2007/08/03 23:13:22

台風が去った今日、書店に立ち寄り、
新潮CD 小林秀雄講演 第七巻
「ゴッホについて・正宗白鳥の精神」
買えました。うれしいな。 私が二十代の頃、
文章修行にと落語を少し聴いていて、そのとき、
小林秀雄さんの講演テープがあるのを知り、
むずかしいのかなあと思いつつ聴いてみたら、
まるで落語みたいに面白くて。夢中になった。
さあ!これから!今晩、聴きます!


 

投稿: F | 2007/08/03 22:04:43

ハイ!(”とりあえず”手を掲げてみました)

投稿: mari | 2007/08/03 22:04:40

最近、茂木さんの影響を受けて、植物の事を考えるようになった。
記憶の中から、植物の名前をメモしていると、なぜか落ち着くのである。

何か、私自身、「意識と言う光の向こうに何がある?」と、いう感じがします。

投稿: tain&片上泰助 | 2007/08/03 9:20:00

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