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2007/08/19

慣れ親しんだものだけではなく

先日、NHK出版の
オオバタンと
渋谷の街を歩きながら話したこと。

夏は歴史をふり返りたくなる
季節である。

日本の国のあり方について、
いろいろな意見がある。

食料自給率40%、
エネルギー自給率5%の国は、
どんなに威勢の良いことを言っても
所詮は空論である。

世界の国々と仲良く暮らしていく
以外に、日本の生きる道はない。

自給率だけを見ても
わかること。

それをカモン・センスと呼ぶ。

フジテレビで
『ベストハウス1、2、3』
の収録。

アンタッチャブルの山崎弘成さんが
笑いのツボにはまって、
YOUさんがずっと笑いっぱなしだった。

YOUさんが、「本を読んでいます」と
いうので、「どれですか?」
と聞いたら、
「サンタクロースのやつ」
とのこと。

梅宮辰夫さんがいらした。
『仁義なき戦い』での若いヤクザ役や
『前略おふくろ様』
の板前役の演技が鮮明に甦る。

涼しくなったので、
夜、40分くらいの道を
歩いてみた。

できるだけ遠くのものと、
つながっていきたいと
思う。

自分が慣れ親しんだもの
だけではなく、
思わぬ異文化や異領域と
結びついていたい。

夜歩くのは自我に入り込んでくる
様々なものを整理し、
スノウドームの雪が降り積むように、
落ち着かせるのに適した
エキササイズである。

たくさんの雪が降った。
白いのや、赤いのや、暗緑色のや。

ジャングルにいたと思ったら、
もう都会の中で屈折光線になっている。

偶有性の海を泳ぎながら、
まだ見ぬ何かの前触れを抱いている。

8月 19, 2007 at 09:17 午前 |

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» 命とクオリア(13)-カモン・センス。 トラックバック 銀鏡反応 パンドラの函
@食糧は4割、エネルギーにいたってはわずか5分(ぶ)という、先進諸国の中では低い自給率 に甘んじきっているこの島国。その国に居てる何人かのオピニオンが、今、何だカンだと、威勢のいい、耳触りのよいことを各種メディアで言っているが…。 @何だかそれらを聞いていると、「日本は美しい国になろう」という某首相が言っていそうなことだったり、あるいは過去の歴史認識に関わることだったり…。(よく言われることの一つとして「南京大虐殺は幻だ」という主張がある。21世紀にもなって、未だに過去への真摯な反省もなく、近隣諸国... [続きを読む]

受信: 2007/08/19 15:56:04

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・・・・・・・さて、 わが息子たちよ。 脳に心が宿るのではなく 心に脳が宿っているのではないかな? どうだ、ひとつ、反対から辿ってみよ。                                         ... [続きを読む]

受信: 2007/08/20 3:14:08

» 司馬遼太郎を読む トラックバック IT起業研究所 ITInvC 代表小松仁 オフィシャルサイト
先の参議院選挙で自民党が大敗した後、メディアでは引き続きその話題と今後の行方を追っているようである。 憲法改正や戦後レジームからの脱却といった現状ではあまり切迫感の少ない論点はやはりどこかへ消え去り、最も切実な年金等の問題が表に出てきたのは当然といえば当然だったのかもしれない。 それにしても、日中戦争、太平洋戦争といった問題にけじめをつけているようで不完全なため、米国で従軍慰安婦問題が決議されたり、逆に原爆投下を止む無しといった発言が出てきたりするのかもしれない。 そんな中、久しぶりに..... [続きを読む]

受信: 2007/08/25 6:07:05

コメント

ふと思ったことですが、“世界との共栄・共存”といっても、スタートは
自分の身の回りの、沢山の個性・特徴を持つ人々のいる世界との、いろんなかたちでの交流から始まるのではないか、と思った。

(どんなことでも、まず自分の足下から始めなくては…私の場合、それがなかなか上手くはいかないのであるが…)

そのなかには、いわゆる“社会的弱者”と言われている、世の中からとりのこされがちな人々の世界も、勿論含まれる。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/08/23 4:17:38

>思わぬ異文化や異領域と結びついていたい。
その“異領域”の片隅に、社会から取り残されつつも
なんとか抜け出して、新しい領域を築きたいと模索する
主婦達の世界も入っていたらな・・・と、拝見しながら
思ってしまいました(^^;

茂木さんには、
できるだけ遠くのものとつながりながら
偶有性の海を泳ぎながら
時に「世間」という器からこぼれ出すかもしれない大きな愛を
今この日本の社会に、広く降りそそぎ続けていただけたら・・・
と、心からそう願う今日この頃です。

残暑厳しい折、くれぐれもお身体にはご自愛下さいね。

投稿: fayway | 2007/08/20 22:24:41

今日、丸善日本橋店のエスカレーター横の壁に、茂木さんときょんきょんのよみうり堂のポスターが、ずらーり貼られていました!真剣にお店の人に、はがす時下さい!とお願いしようかと考えましたが、断られたら恥ずかしいので思いとどまりました。

日本は世界の国々と仲良くしなくてはいけないというのに、この夏公開されたばかりの映画に、70年後日本は鎖国する設定のものがありました。ありえないけど、怖いもの見たさ・・。

投稿: | 2007/08/20 0:39:55

夏に振り返る歴史というと第二次世界大戦です。
学生時代に友人たちと夏休みを利用して
九州一周旅行をした時に、あるお寺で見たものが
忘れられません。

外では真夏の太陽の光、蝉の声。
お寺の一角にある展示室は薄暗く、ひっそり。
兵隊さんの靴の片方、上着、身に付けていた僅かな備品
などが丁寧にガラスケースの中におさめられていて、
「遺品をお預かりしています。」と手書きのメモが
ところどころに置いてある。
戦争の悲惨さをアピールするためというのではないのです。
遺品のひとつひとつが家族が引き取りに来てくれるのを、
あのお寺で無言で待っているのです。

言葉が不適切かとは思いますが、
原爆ドームに代表されるようなある意味メジャーで大きな視点と
ひっそりと遺品を保管するお寺の小さな視点。
ふたつの視点が交差したところに、
とてもリアルな何かを感じてしまうのです。。。

投稿: | 2007/08/19 23:46:00

>世界の国々と仲良く暮らしていく
>以外に、日本の生きる道はない。

おっしゃる通り、食料、エネルギーのみならず、金属資源をはじめ、すべからくそうですね。

ただ、仲良くするという事は、相手に迎合する事ではないはずです。
理想は、トムとジェリーの

なっかよっくっけんかしな。

だと、私は思っています。

投稿: | 2007/08/19 18:17:52

>世界の国々と仲良く暮らしていく
以外に、日本の生きる道はない。


これは、世界の国々の一国一国も、世界の国々と仲良く暮らしていく以外に、生きる道は無いと思います。
すべての国が世界経済のつながりがあり、地球という一つのコップの中で生きています。はぐれ者国家を作らないのも、世界政治ではないでしょうか?

投稿: | 2007/08/19 13:29:13

日本には、食糧自給率やエネルギーの自給率が、他の先進国と比べても各段に低いくせに、やれ「美しい国」とか「日本は強い国になれ」とか、まるで戦時中の大本営メディアや大政翼賛会のようなことを、何時も言っている人達がいる。21世紀だというのに…。

博士が仰るように、この国は最早世界のいろいろな国の人々や、多種多様な文化をひきうけ、受け入れて、仲良く共生・共存していく以外に、生き抜く道はないと、わたくしも斯く思いまする。
(特に中国・韓国・東南アジア・印度・中東とは本気で仲良くすべし!)

あの白洲次郎さんも生前、この国のことを「プリンシプルのない日本」と言われていたそうだが、プリンシプルばかりか、カモン・センスもないのでは、本当にこの先が思いやられる。

「自分が慣れ親しんだものだけではなく、思わぬ異文化や異領域と結びついていたい」
博士のこの思いは、世界との共存共栄に通ずるものだ。

斯くいう私も、まだまだ自分の知らない領域の世界の文化と出会って、
それらと結びついていたい、と思う。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/08/19 12:36:36

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