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2007/08/07

アインシュタインLOVE

金沢から、電通の佐々木厚さんと
大阪へ。

 自動車関係の会で
お話して、
 それから東京に戻った。

 東京に戻る新幹線の中で、佐々木さんと
いろいろ話した。
 「茂木さんは、会社のロジックがわかる。
それが不思議なのです」
と佐々木さん。

 ボクは、佐々木さんのことを
「ブチョー」「ブチョー」
と呼ぶ。

世の「部長」という一般名詞に対して、
『佐々木部長』は、もはや固有名詞である。
キャラクターとして売り出す、
あるいは、商標登録したらどうかしら。

 大阪の大丸で白シャツを買ったら、
アインシュタインのポスターがあった。

 「アインシュタインLOVE」という
展覧会。
 
 こんな展覧会をやっている
なんて、知らなかった。

http://www.einsteinlove.jp/index.html 

アインシュタインに関する数々の貴重な
資料を所蔵しているヘブライ大学
公認のイベント。

アインシュタインの高校の時の成績表や、
フロイトなどの著名人への手紙、
特殊相対性理論の手書き草稿、
ノーベル賞のメダルと賞状など、
貴重な資料ばかりが並んでいる。

こんなに素晴らしい内容ならば、
当然東京でもやるのだろうと
思ったが、ホームページを
見ても、他にどこでやるのか
よくわからない。

もったいないと思う。

ボクは小学生の時にアインシュタインの
伝記を読んで、将来は物理学者になると
決めた。

「同時である」ということは
どういうことか。
この基本的な疑問から出発して
ローレンツ変換を自然な帰結として
導き出したそのセンスは、
今でも思えば感動を抱かずには
いられない。

私たちの世界観の中で、
暗黙の前提となっていることを
問い直すことで革命を起こす。

そのような知的営みが
人類最高のものだと思うし、
心脳問題も似たような道筋で
解かれるのだと思う。
そもそも解かれるものであれば。

セミが懸命に鳴いている。
みんみんみんというその声が
刻む時間は、
雪がしんしんと降って
積もる時間と
同じ時間なのだろうか。
主観の謎は、ミンミンと鳴くセミの
声にもまた宿る。 

8月 7, 2007 at 06:42 午前 |

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受信: 2007/08/11 23:39:58

コメント

TVで宣伝するには地味なのでしょうか、この展覧会は初めて知りました。家の近くなので、行ったら少し感想でも書く予定です。

茂木さんは、好きなことは好きとはっきり言える人です。アインシュタインとの2ショット!を嬉しそうに公開できて、happyそうです。

けど、物理学の巨人の資料が紙で残っているとはありがたいですね。

私はいつも思いますが、人間の能(脳)力は、手書き、手紙の往復にかかる時間程度のテンポの中でこそ有効で、ゆっくり考える時間も発生するのではないかと。

投稿: fructose | 2007/08/09 13:52:54

そうだった。上野公園の酒盛りで「ホテル・カリフォルニア」の歌詞についてのウンチク噺を語ってた私に、

「・・歌詞の途中で、SPIRITSは1969年からなくなっちゃったって、出てくるんだよ」
と鋭く返してきた紳士・・わがまち羽曳野にご親戚の酒屋さんがあるとおっしゃった紳士・・は

「佐々木部長」そのひと だった。

その節はどうも!いつかまた私の蘊蓄噺におつきあいください。

投稿: 風のモバイラー&野村和生 from nomgroove.com | 2007/08/08 7:14:24

桑原さんというのはスネークマンショーの?!

ヒビノさんは、子供の頃の僕のヒーローでした!

「小学何年生」とかで連載されていたのが毎回楽しみで、

ピカソよりもゴッホよりもとにかくヒビノでしたね。

茂木さんがヒビノさんと仲が良いというのは、なんか分かる気がします。

投稿: 僭越ですが斉藤です | 2007/08/07 23:52:07

勢いのある 金沢アートトーク 聴いたおかげで、
もう、私の夏バテまで、飛んでいきそうです。
 皆々様の 益々のご活躍を 祈念いたします。

*アインシュタインLOVE、大丸・福岡にも、
ぐるーっとまわってきてくれたらよいけど。。

投稿: F | 2007/08/07 23:27:46

大阪で、あのアインシュタインの展覧会があったのですか…!

アインシュタインLOVE!…思えば、茂木さんの科学者人生は、まさに彼の伝記を読み、彼の生きざまに「LOVE!」となった時から始まったのだ。

彼の偉大な所は、仰る通り、私達が普段の生活上、当たり前のように思っていることを、これはどういう事だろう?と、問い直す事で、「相対性理論」発見などの、画期的な「知の革命」を起こし、物理学の、そして科学の世界で大きなパラダイム・シフトをもたらし、私達の世界観を大きく変えた所だ。

もう一つ、彼はトテモ親日家であったことだ。1920年代、日本にやって来て、講演を行ったことがあったときく。

楽しそうに自転車にのるアインシュタインと並んで写っているお写真。何か不思議に共通するものを、感じるなァ。

アインシュタインも茂木さんも、何処か自由闊達というか、優しさと明るさ、屈託のなさがあるというか、世間のノイズに振りまわされていない、というか…。

茂木さんはきっと今も、アインシュタインを敬愛していらっしゃるのでしょう。

人類最高の知の営みを為した彼は、また同時に心から平和を愛する人でもあった。

実はアメリカが日本に原爆を落としたと聞かされた時、彼は大いに悲しみ、嘆いたという。

それで、二度とこんな災禍がもたらされないように、核兵器をなくすための運動を、志を同じうする科学者たちとはじめた、と聞いている。

人類史最高の知性は、また大いなるヒューマニズムの人でもあったのではないか。

それにしてもこの展覧会、東京など他のところでもやってほしいな、と思う。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/08/07 22:29:12

う~ん…成績表は流石に嫌だなぁ…高校のは特に…

投稿: cosmosこと岡島義治 | 2007/08/07 21:09:30

今朝、NHKの番組でで、リサ・ランドールさんの5次元の話のコーナーがあった。意外と、物理面から意識を追いかけると、意識は、この世に存在しない部分があり、私たち意識は5次元以上の世界に居たりして!?、と、考えたり次第です。


現在の科学では、猫がゴロゴロ喉を鳴らす事も解明されていない。物理コピー機が出来る前に、リアルタイム立体原子スキャナーが完成すると、少し意識ついて、解明されるかも?

投稿: tain&片上泰助 | 2007/08/07 9:05:02

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