気づかないうちに筋肉が鍛えられる
鈴木健との因縁は深い。
最初に会ったのは、鈴木健が
東京大学の池上高志研究室の
院生になった頃だったかなあ。
とにかく理論派で、生意気で、
鼻っ柱の強いやつだった。
それでいて、しっとりとした
感性もあった。
ソニーコンピュータサイエンス研究所で、
私の「バイト学生」として
研究していた時期もあった。
そのうち、鈴木健は未踏ソフトウェアに
受かって、独自の「マルコフ貨幣」
の理論を応用したPICSYを
開発したりして、徐々に
ネット界における実践思想家
としての風貌を濃くしていった。
今ではベンチャー企業
Sargasso
のCEO。
六本木ヒルズ近くにある
サルガッソーのオフィスを訪ねた。
鈴木健、見かけだけはかの
スティーヴ・ジョブズに似て
きたなあ。

親指を立てる鈴木健。となりは、天才プログラマー、
洛西一周クン。
事務所は活気があって、
カジュアル。
「カニカニ星人」も現れた。

サルガッソーの海に棲息するカニカニ星人。
近くの料理屋で懇談。
鈴木健の企てに関わっている
人たちと知り合いになった。
iPhoneのこと、facebookのこと、
シリコンバレーにおけるアップル、
グーグル、マイクロソフトの
プレゼンス。
10月からシリコンバレーに
行ってしまう洛西クン。
未来はまだ見えないが、
明るく感じられる。
何よりも爽やかなのは、
「偶有性の海」(sea of contingency)
の中で思い切り泳いでいる
からであろう。
何が起こるかわからない場所。
常に枠組みが問題になる文脈。
自分自身を客観的に見る「メタ認知」
が自然の傾向として求められる時。
そのような偶有性の海の中で
泳いでいると、
ちょうど、夏休みにたっぷりと
遊んだ子どものように、
気づかないうちに筋肉が鍛えられる。
神経が敏捷になる。
あの場所にいた人たちは、
現代人の誰よりも、
夏休みの空気と太陽を
たっぷりと吸い取って
からから笑う子どもたちに
似ていた。
鈴木健が書いた
『究極の会議』
(ソフトバンク・クリエィティヴ)
をもらう。
今日から発売される模様。
みなさん、夏休み明けの元気な
子どもが書いた会議術の本を
手に取ってみてください。
今年度の小林秀雄賞は、
内田樹さんの
『私家版・ユダヤ文化論』
(文春新書)に決まったとのこと。
内田先生、おめでとうございます!
8月 31, 2007 at 07:36 午前 | Permalink | コメント (7) | トラックバック (4)



























