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2007/07/31

発作的に作ったスペシャル料理

スケジュールが完全に崩壊していて、
やってもやっても仕事が
終わらない。

ソニーコンピュータサイエンス研究所に
にて、ガス協会の方々からインタビュー
を受ける。
ガス協会の冊子に掲載される予定。

集英社の雑誌『Marisol』のインタビューのため
キャスターの安藤優子さんがいらっしゃる。
脳の話など。

安藤さんに、キャスターとして
どのように働いているかという
話を聞く。

同時に複数のところを見て、聞き、
喋りながら残りの時間を考える。
すさまじいまでの集中をするという。

「残り3秒とか、7秒とか、
考えながら喋ります。たとえば13秒
というと、短いように思われるかも
しれませんが、実際には随分沢山の
ことを喋れるのですよ。」

生放送中は極度の集中で、
特に大きなニュースが飛び込んで
来た時などは心身が臨戦態勢に
なるという。

「ある司会者の方が、ニュースキャスターを
一度やってしまうと、その快感はとてつも
なく強いもので、他のどんな仕事をしていても
物足りなく感じてしまうと言っていました」
と安藤さん。

タイミングが大事で、極度の集中の中
感じ、判断し、動作していくところは
音楽家に似ているように思った。

安定感と、パッション。
安藤さんから伝わってきたもの。


研究所入り口にて。
左から、安藤優子さん、茂木健一郎、
研究所総務の北森裕見子さん、川島由美子さん。

NHK『食彩浪満』の収録。
白金台のフレンチ・レストラン
Restaurant Quintessenceにて。

シェフの岸田周三さん、
アナウンサーの上田早苗さんとともに、
料理をつくり、味わい、会話する。

岸田さんがつくった料理は、
サプライズに満ちていて
しかも完成度が高い。

なるほど、素材が組み合わさる
だけでなく、渾然一体となって
一つのものになる、しかし
混ざり合ってしまうことはない、
そんな気配を漂わせるのが
本当の料理なのだと瞠目した。

上田さんの進行ぶりはさすがで、
心から愉しかった。

もっと時間があったら、料理を
して楽しむのにナ。

私が発作的に作ったスペシャル料理が
どんなものであったか、
9月上旬(予定)の放送をお楽しみに。

「意識の流れ」の中で、さまざまな
世界の諸相が私の心の中を流れていく。

世界の中にある存在論的な多様性と、
私の中にある認識論的な多様性と。

後者が前者に追いつこうと
クオリアや無意識の想念やらを
充実させてきたのが、
人間の進化の歴史であった。

そのような意味でも、心脳問題は
認知プロセスの進化の問題と切り離す
ことができない。

7月 31, 2007 at 07:16 午前 |

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コメント

グーグルのCEOが、経営上の重要決定をするときには、ひとりの天才より、多くの普通のひとに意見を聞き、決定するという話と、トヨタのカイゼン(全社員が、大小様々な提案をして、問題点を解決していく方法)とは似ているような気がするが、どうだろう?

投稿: たーぼー | 2007/08/02 12:02:27

発作的に作ったプレーン・オムレツ
あるいは発作的に買ったライヴ・チケット♪
>>
以前、心底ジョン・レノンのようにハウス・ハズバンドになりたい!
と書いた覚えがあって(ただ、言うまでもなく、傘張り浪人の拙者であるからゆえ印税収入♪などという素敵なものとは無縁でござるが・・)

その日の夕飯のメインディッシュは映画「たんぽぽ」(伊丹十三監督)からレシピを盗んだプレーン・オムレツ!(素敵な響きだ・・)
であった。

で、話はコロッと変わりますが(笑)
大阪市西天満にあるジャズBar(ランチ・タイムは喫茶のみ)の老舗「いんたーぷれい8」(旧関西テレビ本社屋西側)での49th Anniversary LIVE がピアニストにしてエッセイストでありまた筋金入りのツツイストでもある 山下洋輔さん を迎えてめでたくも執り行われるのであります。
詳しくは旅籠「風のモバイラー」へGO!ですぞ。
http://nomgroove.cocolog-nifty.com

投稿: 風のモバイラー&野村和生 from nomgroove.com | 2007/08/02 3:34:49

茂木さんがお料理なさる時には、
しなくてもいい余計な計算をいっぱいしながら
つくっていらっしゃるような気がします。
本来は料理用ではない実験用の道具まで使いながら
計ったりしているような気もしてしまうのは、
「ド・文系」の私の偏見でしょうか(笑)?

料理は苦手ですが、「切る」ことと「片付け」には
結構燃えます!

小学生の頃にはドイツの児童文学『おおどろぼうホッツェンプロッツ』
にでてきたじゃがいもと玉ねぎとベーコンを炒めた料理を
友達とつくって遊んでいたこともあったのに。。。
一番、一生懸命つくっていたのは家庭科の試験前…。
試験が近づくにつれ毎晩のように課題の卵焼きだの魚のムニエルだのを
家族に食べさせていました。
でも、今はもうつくれません(笑)!!

投稿: まり | 2007/08/01 0:04:21

大変な量のスケジュールに追われる茂木博士。

これからは凄まじい、烈火の如く燃える太陽の季節。
くれぐれも、夏バテ・熱中症等には充分お気をつけて下さい…。
(何時もタフな茂木さんのことゆえ、夏バテ等にはおなりにならないと思いますが…)

茂木さん特製のスペシャル料理。本当にどんなものになっているのだろう?放映が楽しみですね。
(紺のエプロン姿も、トテモ愛嬌たっぷり!)


人の脳内で泉のように涌いては流れる意識の大河を流れていく、いろいろな世界の諸相。

それが大河の上を流れては消え、マタ流れては消えていく。全て覚えてしまったら、容量が1リットル足らずの我等の脳は“怒喚(ドカン)!”と破裂してしまう。


我等人類の内面の認識的多様性が、外界の存在的多様性に「追いつけ、追い越せ」をしようとして、クオリアや無意識想念等を充実させてきたという、人類の心の歴史。

その過程で、さまざまな文学、音楽、各種科学、哲学そして宗教などが生まれてきた。

今やそれらは「文化」という名を伴って、私達の生活の中に融け込んでいる(と思う)。

この「文化」を育んできた、人類の「心脳と認知過程」の進化の歴史を、茂木博士は、偶有性や多様性の問題と合わせて考察されている。

また茂木博士は、ダーウィンや南方熊楠のしてきたような、一種緻密で奥深い仕事を、脳科学の分野で為されようとしている。

そんな博士に、1日でもよいから、ゆっくり休めてご思索出来る、ギャップデーが訪れて欲しいと願っています。

(長文何卒お許しを…)

投稿: 銀鏡反応 | 2007/07/31 21:39:15

最近、昔の夢を追い始めた
集中が必要な種類の夢なもので
頻繁に書き込めなくなったのが残念です

夢を夢でなく終わらせたいと思って動いています

今回内容と違っていてすみません
書き込んでいないことへの弁明でした

投稿: climb decoy | 2007/07/31 19:47:00

なにか動こうとして、
そしたら、タイミングって 
なんか、むずかしい、と
若い頃は、ぎくしゃくしてた。
でも、自分で決めるものじゃない、
いつだって、周囲のほうから、
はいっ!と こっちに投げられる
瞬間があるから、そのときに、
はい!と 受け止めればいいんだ
まるで自分から動いたみたいに。
と思ったら、ある日気が楽になれた。
(ただ、気付いてないときあるかも)


投稿: F | 2007/07/31 18:46:44

量子力学には、物理的収縮と認知的収縮があるような気がします。

また、創造性と、心脳問題が関係しているような気がします。


関係ないですが、「心脳問題」と、パソコンに入力すると「親王問題」と、変換されました。
タイムリーなニュースでなくてすみません(笑)。

投稿: tain&片上泰助 | 2007/07/31 8:27:39

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