リフティングというのは
コンピュータのトラブルで、
手間取った。
やっと復旧。
昨日、池上高志と話して
いた時のことを思い出す。
「お前、最近忙しいの?」
「ああ、今日は大変だったよな。
なあ、佐藤。」
「そうですね」
「どうしたの?」
「授業で使っているスターリング・エンジンが
動かなくなったんだよ。365日動いて
いて、今日に限って急に動かなくなったん
だぜ。」
「氷で動くんじゃないんですか」
「オレは液体窒素が手に入るからな。
地下に行くと、一杯50円だから」
池上もボクも、トラブルでマイッタ。
機械というものはいったんトラブルと
際限なく時間を食うものなり。
サッカー日本代表元監督の
岡田武史さんに、日経サイエンス編集部
でお目にかかる。
岡田さんはとてもいきいきとした
方だった。
やんちゃであり、気合いが入っていて、
思慮深く、周囲にキラキラとした
空気を漂わせる。
一緒にいて元気をいただいた。
「リフティングというのは、何回で
もできるものなのですか?」
「ああ、できますよ、千回でも二千回でも」
「えっ、そうなんですか」
「要するに自転車に乗るようなもので、
プロだったら、集中さえしていれば
何回でもできますよ」
そうだったのか!
また、私のアタマの中に妄想
が一つ生まれた。
駒場の授業。
今後10年くらいでやっていく
「偶有性の自然誌」の構想を
述べる。
終了後、池上の研究室に行く。
池上自慢のファインマン直筆の
ダイアグラムを拝む。
わが友 池上高志
池上愛蔵 ファインマン直筆ダイアグラム
ファカルティ・クラブで談笑。
茂木研究室からは、柳川透、
石川哲朗、加藤未希、関根崇泰が
出席。
久しぶりにタカシと話して、
とてもうれしかった。
やはり友とゆっくり語り合う
時間がなければ、人生なんて
ずいぶんツマラナイ。
7月 5, 2007 at 11:47 午前 | Permalink
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各お店が笹かざりをしました。 [続きを読む]
受信: 2007/07/05 13:54:48
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特にタバコ。
百害あって一利なし。とはまさにこのことで
「心筋梗塞により死亡する確率が非喫煙者に比べて
1.7倍高くなります。」
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「別にが...... [続きを読む]
受信: 2007/07/05 18:16:54
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昨日大学に行ったら、メールボックスの棚の上に竹笹がある。
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その後の飾り付けの変化を見ていないのがちょっと残念。
*
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クリスマスツリーは偽物のツリーが店頭に並ぶけれど
七夕にはそれ... [続きを読む]
受信: 2007/07/05 21:02:19
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昨日の水曜日は、3コマ続けての授業だった。
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午前中を使い果たした。
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その都度、4人の教員が順次、講評する。
文字で書かれた文学作品を通じて、
分析し、読み込み、活字を通して、
考えてきたことや、
今まで研究会や議論に参加して来たことと、
それは、全く異なる別の次元にある。
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音楽や場の雰囲気や、演出の空間の問題。
従来の自分の本質とは、全く異なる領域なので、
最初は、よく分からずに応じてい... [続きを読む]
受信: 2007/07/05 21:34:50
» 否定的な文脈を打ち消して トラックバック 鈴木正和 (すずきまさかず) ブログ日記 文学の痛みと感動
最近、
睡眠が上手く取れなくなってきたせいか、
朝、起きた時に、
否定的な文脈で、
頭が支配されてしまうことがある。
帰宅すると、
疲れて、一時的に仮眠してしまうこともあるし、
遅く寝たのに、早く起きてしまうこともある。
それで、良くないなあと、思ったりもする。
* * *
不平不満や、
後悔の念や、
憤りや、
不安な心情や、
他人を羨んだり、
責める感情や、
過去の出来事や、
そうした負の意識に、
しばしば囚われてしまい、
朝、起きた瞬間から
自分がそれらの頭の中の出来事に
影響されてい... [続きを読む]
受信: 2007/07/06 5:41:26
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コメント
岡田監督ほど世間の毀誉褒貶にさらされた人も少ないですよね。
フランスWカップ本選出場を決めた時は「神」扱い。
Wカップ本選で日本が一勝も出来ずに日本が負けた時には「A級○○」
扱い。
「修身斉家治国平天下」
個人の最大パフォーマンスを引き出すのはそれほど難しいことではないのかもしれませんが、集団を構成したときにはその集団が大きくなればなるほど、難しくなるのでしょうね。
茂木研究室を率いる茂木先生は岡田監督に共感するところも大きいのではありませんか。
投稿: naritoku | 2007/07/10 15:34:24
ファインマン直筆ダイアグラム
BCS理論の始まりだ。。。。。。
これがあったから、
超電導を研究する物理学者がうまれたんですね。
投稿: NAMONA.KI.MONO | 2007/07/09 4:18:09
最近、広辞苑で「虚空蔵」と、いう言葉を見つけ。
その後、
>「要するに自転車に乗るようなもので、
プロだったら、集中さえしていれば
何回でもできますよ」
と聞いて、少しうれしい感じがした。
(口_☆)。oO(やった!!)
投稿: tain | 2007/07/05 22:44:17
ほっとしました。
投稿: くりおね | 2007/07/05 21:20:59
黄色いTシャツの池上さん、ワイルドでカッコイイ~!!
(いきなり軟派調で済みません)
…でも、少々お疲れのご様子。
やはりマシーンのトラブルって、本当!
復旧に時間が掛かり過ぎますよね。
(私も時々経験しています、が、
こればかりは何度経験しても慣れないですね…)
さて、サッカー元日本代表監督・岡田武史さんが
この「クオリア日記」に登場するとは、夢にも思わなかった。
その岡田さん曰く、リフティングというのは
プロなら集中していれば、千回でも二千回でも
出来るんだそうな…。凄いなァ。
池上さんのお持ちの、
ファインマンさん直筆のダイアグラムが、
丁度富士山の山頂を上下からくっつけたような、
面白い姿に見える。
茂木さんの周りにはいつも思うのだが、
池上さんや塩谷さんのような、
本当にユニークで、素敵なお友達がいらっしゃるのだなぁ。
“やはり友とゆっくり語り合う
時間がなければ、人生なんて
ずいぶんツマラナイ。”
最近の多忙な茂木さんにとって、御畏友と心ゆくまで、
ゆっくりと語り合える時間は、まさに宝のようなものだと思う。
これからも多忙な中、忙中閑あり、という感じで、親友と語り合える
時間が茂木さんのもとに訪れてくれればよいなァ…。
「偶有性の自然誌」…茂木さんは、
いよいよ脳科学におけるダーウィン的な自然誌を作られるのか…。
この自然誌の、完成を心待ちにしています。…陰ながら応援させていただきます。
投稿: 銀鏡反応 | 2007/07/05 20:05:00
うわぁ!
大変です茂木さん。今日のブログには全く関係のない話ですが。僕はいま混乱しています。
情報の話です。
僕はただのパンピーです、でも動物や自然がすきで、環境問題に少し関心があります。
昨日
今話題の武田邦彦さんの本を読んで僕の頭がゴチャゴチャになりました。でも一色短に信じるわけにはいかないので、その後矢沢潔さんの本を読んでその後アル・ゴアさんの『不都合な真実』を読もうと思っています。僕は無知です。だから混乱してます。茂木さんは、リサイクルやだいおきしん、この環境問題についてどうお考えですか?
科学を自然を人間を愛する茂木さんに聞きたい!
お願いです、無視しないで下さい!あなたの言葉が鍵な気がしてならないのです。
投稿: shingo | 2007/07/05 14:12:51