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2007/07/03

グライダー

Hakuhodo Desginの永井一史さんに
お目にかかってお話しする。

 永井さんとお話するのは、武者小路千家
の官休庵における茶会以来。

 さまざまに話が羽ばたいた中で、
「選択」の話が面白かった。

 現代人は毎日多くの選択を
重ねて生きている。
 ある年代以上の人が、コンピュータを
うまく扱えないのは、コンピュータという
機会がセットアップからインターネット上の
サーフィンまで、膨大な「選択」
を迫られる機械だからである。
 どのような選択をするかが、その
人柄を表すし、脳の機能を決定する。
 現代は、クリエィティヴという
ことが大事な時代だが、
 その一つの表れがこの膨大な
「選択」機会に現れている

という話をしたら、永井さんが、すかさず

 アートディレクターは、まさに、
毎日膨大な選択をしていますからね

と応えて、なるほど、と思った。

 どのようなコンセプトにするか。
俳優は誰を使うか。撮影は誰で、
メディアは何か。
 印刷媒体だったら、この文字の
フォントはいくつにするか。
 一ミリ右にずらすか。
 色合いをどうするか。
 どの写真にするか。

 沢山のミクロな選択の積み重ねで
広告というものはできあがっていく。

 自分の人生がどれくらいの
豊かな選択機会に恵まれているか、
それを時折振り返ってみると良い。

 『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の打ち合わせ。
 新しくデスクに加わった
柴田周平さんの「初デスク仕事」
 担当ディレクターは、
宮崎駿さんの取材で鬼気迫る仕事を
見せた荒川格さん。


柴田周平デスク(左)、荒川格ディレクター(右)

 打ち合わせというのは何を
するのかと言えば、
 番組で使うVTRを見ながら、
このゲストにはこのような質問を
しようとか、このようなテーマに
フォーカスしようとか、
あるいはこういう段取りにしよう
などということを考えるのである。

いろいろと話し合っているうちに、
住吉美紀さんが、「考えるすみきち」
になった。


考えるすみきち

一方、
有吉伸人さんの考える姿勢は、
ちょっと身体が傾ぐのが
サインである。

さてさて、今週は完全に仕事の
スケジュールが「破綻」していて、
本当は日記を書いている場合では
ないのかもしれないのだけれども、
日記というものは
一つの「息継ぎ」であって、
やはり欠かせないものである。

ですので、「日記を書いているん
だったら、こっちの仕事をしろ」
と念じている関係者の皆様、
ご理解をいただきたい。

ライフゲームの
「グライダー」(ライフゲームに
おける「光速」で動くパターン)
のように、手足をしゃかしゃか
動かしていますゾ。

  *
***
 *

7月 3, 2007 at 06:38 午前 |

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コメント

佐藤陽一さん のときは 少し泣いた
(よく鳴くのだ ・・私を雲雀と呼びたまへ)

一昨日の 幕内雅敏さん のは マイッタ

意外だった・・ というか説得力があったのは
手術に臨んで 音楽を聴きながら 執刀されるというくだり

石川さゆり、八代亜紀、ちあきなおみ など演歌が好み とか
かける順番もきまっているそうだ
ロックは 執刀の時には 向かない ・・うむむ
(レゲエやサンバ ボサノヴァなど南系は向かない のだな
さすれば エンヤは? U2なんてのはいかがです マイルスや
ビル・エバンスの モード演奏はツカエルノデハ?なんて
聞いてみたくなった♪)

その流儀・・ 24時間 医者

つい昨日 たまたま 接客について とある立派な証券マンと
せめて 9 to 5 くらいはプロフェッショナルでいようよ
みたいな お話しをしていたら そのかたも 観ました!と
力を込めておっしゃったのが 私にはとても嬉しく感じられた
やはり 観ているひとは ちゃんと 観てるんだと なぜか
安心した 意外と健全・・

そんなクオリティの高い番組は いかにして創られるのか
・・ これまた その「仕事の流儀」が垣間見える
茂木先生の「現地特派員」ぶりもまた マニア!には
タマリマセンデスセルジオメンデス>>ファンタジスタ!

 

投稿: | 2007/07/06 8:39:49

ブレス としての書物 あるいは言説について 
>>書物のアルケオロジー 1

ただいま!
・・というにはまだ早いかも>>それより おひさしぶりです♪
かな・・∂。-
グライダー>>で ダ・ヴィンチの「グライダー」?を思い出しました
なぜか すでに 懐かしいのだけど

東京でいろんな人に会い、大阪へ帰る道すがらでも
またまた世の中にはこれほど めくるめくような!といっていいくらいに愉快で そして
「けったいな」ひとびとがいるものかと・・(そういう おまえが
いちばん「けったい」じゃ!!というご意見ならびにお叱り!も
聞こえてくるのは・・身から出た錆と ようやく覚悟を決めつつありますが!・・)
憂き世の「錆び落とし」=親も同然!の私の大家さん 茂木先生への
あいさつ をすませてから
シャバ・ダ・ヴァダの浮世(雨季よ)に舞戻りたく

(娑婆に戻ろうと思ったとたん風邪を引いた バカもひくんだ
最近 東京・浅草寺 大阪・太融寺 とつづけて凶を引く ・・
まさしく 十戒の身の上!)

!!ヒロシマ ナガサキのあとで 人間は(哲学は)なにを
語れるのか・・ という リアルな戦争をまったく知らない
この風邪を引いた間抜けな私でさえも知ってる
この国の重い命題を忘れることが センゴレジームカラノダッキャク
ナノデスカ?不思議の国のニッポン(=憂き世)ふたたび

投稿: | 2007/07/05 2:24:33

>「日記を書いているん
>だったら、こっちの仕事をしろ」

と、念じておられる関係者の皆様へ。

本当は日記を書いている場合ではない
スケジュール破綻の脳科学者・茂木健一郎さんに
お願いですから、日記を書かせてあげてください。

我々ファンは、毎日の膨大な選択の中から
茂木さんの日記だけを楽しみに生きていますので♪

投稿: 新屋敷 恒 | 2007/07/04 5:06:46

エクリチュール・ホリックの
先生の

息継ぎの場にいることは、
なかなかの光栄です。
勝手にいるだけですけれどw

短い時ですが
世間の毒気を抜いて

あとはピューンと
飛んでっちゃってください。

先生の言うコト全てに
同意するわけでは無いですが

先生の言うコトに常にある
哲学的センスと
崇高な精神性を
いつも応援しています。

投稿: | 2007/07/04 4:24:54

広告というものは、実に多くの選択の積み重ねによって完成する…。これは広告以外の仕事でも同じだ。

例えば、自分が従事している清掃関係の仕事でも、

○モップやほうきはどんな材質のものを使うか。
○雑巾はどれを洗面台用に、どれをトイレ用にするか。
○洗面台を洗うための洗剤はどんなものを使うか。

……などなど、結構細かな選択を積み重ねている。

そこで、私が清掃という職業を選んだことは、自分が“高等な”書き仕事しか出来なかった“贅沢な”脳から、単純労働をも厭わない、言わば“ガテンな”脳に変貌することだったのかと、このエントリーを読んで、こういうコメントを書きながら、しみじみ思っている。

それでも子供の頃からずっと続いている“絵を描く”ことに対する思いはやまず。

時折は紙にいろ鉛筆で、描きたい絵を書くことにしている。何時かは、この分野で世に出てみたいと、少しずつでも努力を試みている。

何時かは清掃業という「アルチザン」と、画業という「アルチスト」の両立を確立させたいと、思っている…。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/07/03 23:49:50

私は、気になる番組は、パソコンで録画で、まとめて録画して、後で、飛ばしながら、気になる部分をピックアップして、見ているのですが、プロフェッショナルの宮崎駿さんの回は全部気になって飛ばして見れませんでした。やっぱり、NHKさん、力が入っていたのですね。

未来の人から見れば、私たちは、ライフゲームの一つの点の蟻のように、宝物を探しているのかもしれませんね(笑)。

投稿: | 2007/07/03 21:09:48

選択迷いますね。最近絞れてきましたが一時期派パニックでした。

投稿: koro1837 | 2007/07/03 10:20:01

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