不安な時は課題の中に逃げ込め!
ヨミウリ・ウィークリー
2006年4月22日号
(2006年4月9日発売)
茂木健一郎 脳から始まる 第50回
不安な時は課題の中に逃げ込め!
抜粋
迷っている自分から逃れようと思ったら、没我の境地に達するしかない。取り組んでいることと自分との間に壁があるうちは、人はなかなか向上することができない。自分と対象が一体となって、「我」を忘れるくらいでないと、本当の意味での変化を経験することはできないのである。
なかなかうまくいかないと悩んでいる時には、大抵、自分と対象の間に距離を置いてしまっている。だから、悩んでいる自分の扱いに困ってしまって、ため息をついたり、迷走したりする。課題に向き合うのがイヤだからと逃げ回っているうちに、時間は徒に経ってしまい、ますます状況は悪化する。
全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。
http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/
4月 8, 2007 at 09:49 午前 | Permalink
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受信: 2007/04/08 10:20:02
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コメント
「課題」というのはやらなくていい事ではないの(やるべき事なの)ですが、何か奇妙なレスポンスをしてしまう脳があるのですね。クローンって、元の意味の接ぎ木という事でしょうね。分かりにくい表現をわざとするのは狭い仲間同士の隠語使い、差異をわざと作ることに他ならないと思うので、茂木さんに妙に親しみを持っているということなのでしょうね。ちなみに2007年4月22日号ですが、どういうわけか2006年となっています。こういうミステイクをするのは前田氏のカードのパッケージのシュリンクを開けるときの不器用な演出と同じだったりして。
投稿: ISHIKAWA,Hiroichi | 2007/04/11 21:42:30
抜粋だけに対してコメントするのは中途半端なことを判りつつ、またコメントします。
私のような大阪人には、読売=巨人軍(なんで、読売だけがアーミーなんかなあ)という拒否反応もあるので、昔からめったなことでは、週刊読売は買いません。「脳から始まる」は本になったときに買おう。
さて、不安なというか、気になる課題からまず手を付けるということは、学生時代からのモットーのつもりであるが、実際にはこれはかなり難しい。
個人の迷いというのは、今までに自分が形成してきた(クローン選択してきた)レセプターには合いそうもないという思い込みのことが多い。というか、そのレセプターの枠の中での発想しかできない。
積極的に新たな課題抗原に触れれば新たなクローンが形成できる。あるいは、全く無反応であること(なんちゃないこと)に気付く。こういう意味で、一卵性双生児でもない限り、他人の迷いはわかりようがないという考えもできる。しかしエーデルマンが言う様に「一卵性双生児でも、脳の組織は著しい多様性を示すのだ」。
イエルネ(ヤーネ)のイディオタイプネットワーク説は、難解であるが、免疫に限らず相互作用を考える時にいつも頭に浮かぶ。
投稿: fructose | 2007/04/08 23:01:59
人はそうやって本来やらなくていい仕事を
作り出してそれに没頭しているんですね。
きっと空白の時間を作るのが怖いんですよ。
そうこうしてるうちに、子供を残して死ぬと。
また同じ事が延々と繰り返されますね。
普通に逃げて逃げて逃げまくって一生を終えましょうか?
それとも真実に立ち向かって討ち死にしましょうか?
地球.txtを作って、ゴミ箱にドラック&ドロップしてみました。
当然何も起きなかったですけどね。
投稿: HogeHoge | 2007/04/08 13:36:29