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2007/04/27

何よりも「聞く」こと

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の取材で、
来日中のGoogleのCEO、Eric Schmidt
さんに話を聞く。

渋谷のグーグル日本支社で
住吉美紀さんと一緒にエリックと
向き合った。

有吉伸人さん、小山好晴さん、
生田聖子さん、鷹馬正裕さん
が現場に。

エリックは、グーグルは創造的
企業であり、創造的であるためには
情報はある程度自由に共有されて
いなければならないのだ、と言った。

創造的企業におけるトップ・マネッジメント
において大切なのは、何よりも
「聞く」こと。

どんなに賢い人ひとりよりも、
集団の方がさらに賢い。

人は、よく聞くことで、多くの
ことを学び、創造することが
できる。

何か自分の意見を言って、
それから、異論が出るのを待つ。

 どちらが正しいか、議論が
進むのを聞いていることで、
多くのことを学ぶことができる。

 もちろん、CEOとして、最終的には
自分が意思決定をする必要があるが、
 その前のプロセスで、議論を
闘わせるのを聞いていることが
大切である。

グーグルは、様々な新しい企業文化を
生み出しつつあることで
知られているが、
そのグーグルを2001年以来
引っ張ってきたエリックの言葉は、
自由で柔らかかった。

トークの内容は、近日放送予定。

研究室のゼミ。
大学の教室で、前に一人ずつ
立って、先生のように解説する。

今回の担当は、星野くん、張さん、
田辺さんであった。

インターネットは遠い場所どうしの
人を結びつけたが、
その一方で、教室という物理的な
限定の中で、チョークを黒板にカチカチカチと
ぶつけて語り合う、そんな時間も存在する。

この二つのベクトルの間で引き裂かれて
あるということが、
これからしばらくの人間のあり方の
基本的条件なのだろう。

エリックは、グーグルのような企業
にとってのチャレンジの一つは、
世界のオペレーションにおいて、
いかに時差を乗り越えるかという
ことであると言った。

地球がくるくると自転するという
物理的制約自体が問題になる
時代に来ている。

「今、ここ」の限定も、情報空間における
仮想的な「神の視点」をいったんは
経由することでよりよく
照射されるようになっていくのだろう。

4月 27, 2007 at 05:17 午前 |

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コメント

「時差を乗り越える」...超絶したテーマのような気もしますが,Googleは実現してしまうのでしょうか?

私はタイで仕事をしていて,日本だけでなく,英国,米国,インドなどに共同研究者や教え子がいて,頻繁にメールで連絡を取っています.経験上,時差3時間前後の国は同時進行感覚で仕事ができますが,それを越えると,多くの場合「1日」のタイムラグが生じてしまう.これが克服できたらすごい!

投稿: はにゃおか | 2007/04/29 14:56:53

ネット上で、世界のオペレーションで
如何に時差を乗り越えていくかというのが
グーグルを始めとする最先鋭企業の
ダイナミックなチャレンジならば

「今、ここ」の限定的時間空間の中で、
いろいろと動き回り、多ジャンルの世界に飛びこみ、
そこから真理と普遍とを追求する試みは、
生身の賢者の為しとげんとする
崇高なチャレンジなのであろう。

時差を乗り越える世界と限定的世界とに引き裂かれつつ、
我等新世紀人類は、しばらくは生き続けるのだろう。

その上で、人の話を聞く…ということは、
人間の創造性を養う上で、如何に重要か、
ということをきょうの日記で改めて感じた次第。

自分の意見を言って、誰かが異論を述べるのを待つ。
どちらが正しいか、議論を聞くことによって多くを学べる。

このことは、いまの日本人の姿勢に欠けているのではないか。

とにかく、今、人の話を聞かない、あるいは聞けない人が
増えていると聞く。

その人は、「聞く」ことによって多くのことを
学ぶチャンスを失い、
創造性を高めることが出来なくなっているに違いない。

かくいう私も、人の話が聞けない人間だった。
祖の為に多くのものを学ぶチャンスを失ってきた。

だからこそ、茂木先生の講座や講演があると、
そこに必ず顔を出したりしている。
(もちろん、他に理由があるのであるが!)

とにかく、死ぬまで「聞く」ことをこれまでの
私にとっての「学びのチャンスの喪失」を取り戻す為にも、
いっそう大切にしていきたいと思う。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/04/27 19:28:29

私の日々のナリワイにとって、グーグルは必須です。グーグルは表立って広告が無いので、気が散らず仕事には最適。

PDFなどない一昔前は、文献入手は何階建てかの雑誌庫でいちいち探し、持ちきれない分はワゴンに積んで、延々とコピーしたりして、力仕事であり、腕の筋肉が鍛えられた。

クラシックとなった文献、たとえばモノーらのアロステリック酵素の論文などは、その箇所だけ色が変りよれよれになって、製本から抜け落ちそうであった。文字通り抜きん出た成果。

技術的文書なら今はどんな分野でもCUT and PASTE で「翻訳」出来てしまう。例えば今週は外科手術、その次はプログラムの仕様書など。分野が異なっても、要素は違っても、科学においては特殊で突飛な論理を独自に持つ分野などないことを改めて実感する。というか、ヒトの脳の範囲内での科学しか、地球では科学ではない。

異星の生物は全く違う科学を持っているだろう。

投稿: fructose | 2007/04/27 13:59:37

カフェマニア!Nouveau musique / Chantez avec

My Point of Preveiw >>旅籠「風のモバイラー」の現場から
21st.century boy and girl@いんたあぷれいMEDIA !!

あんさーそんぐ>>

それから?

>>それからさあ

忙しいのよ、はやく言いなさいよ・・ ってば

しまった!!これゆっちゃうと・・ あなたさらに。

SLOWにするのよね、この あまのじゃくめ

くやしいなあ、もう!!・・笑ってないで お願いよ

ダーリン♪

>>そうそう、最初からそうすりゃいいんだ

わかってんじゃねえかよ おめえもちったあ成長してるってことよ

みなおしたぜ仔猫ちゃん♪


ありがとう。で それから?それから

>>そうこなくちゃあ

で そのそれからだけど・・なんだな

ほら 人間ひびしんぽするわけだ おめえですらそうなんだ

ましてや世間のみなさんや象牙の塔や高い城の男

はたまた市井で静かに幸せに暮らしてる

名もなき・・ほんとは名はあるんだけどよ失礼しちゃうねまったく

ひとたち をやだ・・なんかこう並べてくると いまわの清志郎さんの

あの名曲>>奇妙な世界♪ を思い出すなあ

つまりよ 早い話 どこが!!って顔してるぜ・・まあいいや

先人の知恵、太古の昔から連綿と 脈々と受け継がれている

文化、経験という智・・そうあの漱石先生もゆってる智

その人間の底力の総体>>まあ地力って言えばわかりがはやいか

が試されるとき・・それが「いま」なわけよ

むかし ♪それは いまああ!!って歌があったろう


HERO >> 甲斐さんステキ♪

いいあいのていれるじゃねえか・・愛の手 なんてえね


あ それからどした♪

>>ノッテルネ

だからさ 僕らの使命・・ミッションは

僕らは歴史から学ぶことはできても 未来を生きてゆくのは

誰なの??ってことなんだ

歴史の 地下水系から湧き出る豊穣なる泉としての

その人間の経験、文化の総体としてこの 脳味噌のシワ詩話がさ

・・木綿のハンカチーフかして

>>感極まったりなんかして

バカヤロー煙草の煙が目にしみたんだよ・・

だから新しいステップを切るのは

>>わたしたちなの♪ それはいまあああ!!


オアトガよろしいようで ドンドン♪

だからソクラテスがさあ 獄中で・・

(舞台暗転 FADE OUT)

投稿 風のモバイラー&我田引水from nomgroove.com 2007/04/27 10:46



(中略) 

その!!

Dark side of the moon を想像すると この社会の闇の深さを知ることができるのか・・

2007.4.27 旅籠 「風のモバイラー」の新装工事現場から from K.Nomura@nomgroove.com


投稿: 風のモバイラー&我田引水from nomgroove.com | 2007/04/27 11:50:12

創造的企業 聞くこと 学ぶこと
人間性の善し悪しに関わることですね。
なるほど、情報の共有か。

情報を自由に共有すること、たくさんの情報をあつめる手段や方法が
発達した社会なのに、企業や人間関係において、本当は一番大事であろうことなどの、「情報」が自由でないことのほうが多いように感じる。

人間性の閉鎖を感じる。それが創造をウバッテいると思う。

投稿: 平太 | 2007/04/27 11:46:15

そうですね、自分の知らないことを「聞く」ことは、成長につながると思うし、新たな発想が生まれることもあると思います。たしか『プロフェッショナル』に出ていたプロデューサーの鈴木敏夫さんも「1+1=100になることもある」とおっしゃってましたけど、まさにエリックさんと同じ考えだと思います。また、自分の意見を言って異論を待つ、というのも経営者・新浪剛史さんの『批判なくして前進なし』『自分のさらけ出す』と合致していると思います。やはり、『プロフェッショナル』な人々には色んな共通点があるんだな、とあらためて感じました。放送が楽しみです!

投稿: keisuke kobayashi | 2007/04/27 11:44:14

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