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2007/04/10

だーっと突っ走って

 ここのところ、朝走っている。
 時間崩壊の中、どれくらい続くか
わからないけれども。

 ひんやりとした空気の中をだーっと
疾走していくと、いろいろな
ことが昇華していく。

 人生、澱のようにたまってくるものが
あるが、
 だーっと走って解消できないもの
などないんじゃないか。

 ある時期、「こわいランニング」
などと称して、それに適した場所に
くると突然前触れもなく「だーっ」と
走っていくクセがあった。

 鬱屈してうつうつしている人間ほど
やっかいなものはない。
 ひとさまに迷惑をかける前に、
だーっと突っ走って自分で消しちまえば
いいんだよ。

 講談社のビルの最上階に初めて行った。
 護国寺は森がたくさんあって
散歩するには良いところだ。

 中村うさぎさんと、脳の話をした。
 
 苦しいことがあって、それに
耐えていて、あるリミットを
超えたり、リリーサーが機能したり
すると、脳内麻薬物質が出る。
 これがどう作用するかで、
偉大な学者にもなるし、
 奇妙な人柄にもなる。

 しかし正常と非正常などという
ものはないんであって、
 「典型的」なものと「非典型的」
なものがあるだけのことである。

 価値は社会における他者との関係で決まる。
 どんなに困った人も、無人島に行って
勝手にやってくれているんならば
 害も益もない。

 たった一人の個として宇宙や神や
時間の流れに向き合えば、
 大抵の人はそこに無垢なる魂を
見いだすのではないか。

 雨の降り方が気持良かった。
霧のように上から舞い降りてくる。
たとえ晴れている時でも、
そのようなかすかな水気の落下であれば、
毎正時、15分ごとに歓迎する。

 オレンジの香りが加わって
いれば言うことはない。

4月 10, 2007 at 06:48 午前 |

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この記事へのトラックバック一覧です: だーっと突っ走って:

» 山岡鉄舟の鉄扇(8) トラックバック 御林守河村家を守る会
はなはだ遠回りいたしましたが、 この鉄扇については、 旧金谷町教育委員会の解説文を転載いたします。 ************************* 鉄扇とは、 親骨(扇の両端の太い骨)を鉄製にした扇で、 江戸時代には護身用として使われていた。 この鉄扇... [続きを読む]

受信: 2007/04/10 11:44:14

» 山岡鉄舟の鉄扇(9) トラックバック 御林守河村家を守る会
 敵をたヾ打つと思ふな身を守れをのづからなる賤か家の月  山川の末に流るる橡殻も 身を捨ててこそ浮かむ瀬もあれ この二首の歌には、相通ずるところがあるように思います。 剣禅一如と通底しているように感じられるのです。 上の歌は、鉄舟の鉄扇の刻銘です。 下�... [続きを読む]

受信: 2007/04/11 7:23:32

コメント

幸いなことに最近は滅多にないのですが、職場で
「きーっ!」となることがあった日には、よく
街中を異常な速さでぐるぐると歩き回っていました。
方向音痴のくせに無闇やたらと歩き回るため
道に迷うのですが、通りすがりの人に穏やかに道を尋ねられるような
精神状態ではなかったので、迷ったままぐるぐる歩き続けたコトも。。。
それはそれで「だーっと走っ」たような効果が得られて
良かったのかもしれません。

ただし社内にいる間は「きーっ!」となっても
歩き回るわけにはいかないので
あえてエレベーターを使わずに階段!階段!階段!
これも昇華に一役買ってくれていたのでしょうか?

霧のような雨、日替わりでネロリ、カナンガ、パチュリーの
香りだと嬉しい♪♪♪

嗅覚の神経は反対側の脳へは行かない、と以前何かの本で
読んだのですが、仕事中は左脳が働くように左の鼻から
コーヒーの香りでも吸い込んでいたら
少しはシャキッとしたりするでしょうか(笑)?

投稿: | 2007/04/11 23:55:21

歩いたり、走ったりすると、
ぼやっとしていた自分の輪郭線が
しだいに、はっきりとしてくるような、
たしかな心地良さがある、
ただの地面だと思っていたのが、
みんなと地球の上にいる、と思えてくる、
のを、最近、忘れていた。運動不足だ!
天気の良い日には、散歩に出て、
高台から遠くの景色を楽しんだり、
しばらく夕焼けを眺めるとか、
実行してみようと思います。

投稿: | 2007/04/10 23:50:25

茂木さんの日記、読んでいてとても温かくなる。また、熱くなる。
うまく言えなくてもどかしい。
ただ、自分が感じているものを茂木さんの言葉の中に見つけるととても嬉しくなる。
嬉しくて、温かくて、熱くなる。
いつも「ありがとう」が言いたくて。
ひょう

投稿: | 2007/04/10 21:52:31

なんだか最近
老荘思想に近いものを感じる茂木さん。
出家したいとかランニングハイの境地を求めたり、、
魂に向き合っておられるのでしょうか?
脳の中には、宗教など精神世界を欲するシステムがあると
聞いたことがあるけれど。。

この日記から拝察される日常は、
修行のようであり、自然と癒合しているようでもある。
だーっと突っ走って 宇宙に飛んでかないよう
要注意ですよ。


投稿: | 2007/04/10 20:59:51

ものごとはなんでも、たぶん「正常」「非正常」という区別は誤りで、
本当は「典型」「非典型」という区別があるだけなのかもしれない。
そしてそれらは、個々で共存しているだけなのかもしれない。

朝の風を受けて走る、
フラワーピッグこと茂木先生の言うように、
無垢なる魂を見出したければ、
一人の個として宇宙や天や時の流れに真っ向から向き合うことが
非常に重要なのかも知れぬ。

その無垢な魂の向こうに、深淵な生命哲学は
きっと秘められている。


閑話休題。

鬱に苦しんでいた時代、好く休日の朝などに、
家のまわりをマラソンのように走ったことがある。

するとためこんでいた鬱々が、
流れ出る汗と共にさーっと昇華されて、すっきりしたものだった。

オレンジに限らず柑橘系の香りはスカッとしていいものだ。

リフレッシュにはうってつけの薫りだ。

茂木先生は、もしかして、柑橘系の香りが
お好きなのかしらん?…それでは。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/04/10 19:02:26

マラソン幼稚園ってご存知ですか?大阪にあります。
3年保育の間、ひたすらマラソンの練習をするんです。はだしで。
先日卒園マラソン大会のドキュメントやってたんですが、
なんと、42.195kmのコースを走るんです。園児が。

そして、69歳の園長先生とともに、8時間かけて園児は完走していました。星組の全員。発達障害のT君はクラスや園長先生を牽引するようなみごとな走りで、トップでゴール。

園児たちの表情は、普通に話しを聞くときも、ものすごい気合と集中力があって、そこが素晴らしかった。

この園児たちは、とてつもない気合と大きな力を得たと思う。
走るってことで。

投稿: | 2007/04/10 13:57:47

はじめましてこんにちは。「コンピュータと脳はどう違うか」とても面白かったです。本当にありがとうございました。先月ワーグナーを見に行った際に茂木さんをお見かけました(憶えていらっしゃらないと思いますが、めがねをかけて青いカーディガンを着てた者です。正面から凝視してしまって申し訳ありませんでした)。今年2月にプロフェッショナルの流儀をみました。自宅にTVを持っていなくて入院中にたまたま見た番組がこれだったのですがとても面白くて、いよいよ自宅にTVを買おうかしらと思ったくらいです。茂木さんのお顔を見たのはそれが初めてでしたが劇場で見たときすぐ思い出しました。最近このブログにたどり着き、HPのワーグナーの記事とともに楽しく読ませて頂いております。TVの話に戻りますが、今この記事を読んでいたら茂木さんがあの番組の最後に走って消えていったのを思い出してつい噴出してしまいました。(私がみたのはちょうど茂木さんの一日を追うドキュメンタリでした)。長文失礼いたしました。お仕事がんばってください。応援してます。

投稿: aitqb | 2007/04/10 10:02:53

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