キプロス島出身の兄弟がやっている
『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の収録のゲストが、ロンドンで活躍
されてきたバレリーナの吉田都さん
だったので、お話しているうちに
いろいろとロンドンのことを思い出した。
ボクが最後に髪の毛を切ってもらった
床屋さんは、キプロス島出身の
兄弟がやっている店で、
ロンドンにあった。
一時間、ずっといろいろなことを
喋りまくって楽しかったのだが、
次に髪の毛が伸びたとき、
どこの床屋に行くにせよ、
またあんな風にべらべら
喋っちまうんだろうなあと
思ったら、何だかちょっと面倒
になって、
悪いことをしていると思いながら
下宿でジョギジョギ切ってしまった
のが禁断の木の実を食べたきっかけである。
あそこをあのように歩いて・・・
とストリートのつながりをありありと
思い浮かべることのできる街。
ロンドンのことを考えると、
心が楽しくなってくる。
3月 30, 2007 at 07:50 午前 | Permalink
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コメント
茂木さんのあの素敵な髪型は、
偶然の産物だったのですね♪
時には思い切って、
「禁断の実」を食べてみることも
大切だなあと感じました。
投稿: アラヤシキ・ツネ | 2007/03/31 12:07:07
イギリスだと、偶然となりにいる人に、
「人生ってなんなんでしょうね」
と、突然聞いても、ユーモラスな答えを返して
くれそうです。
ロンドンでの生活は、Life is comedy! という感じで、
主人公は、年齢不詳、国籍不明な或る女…私でした…。
ノビルの日記では、またホロリ。
おそい春のひだまりで読んだからかな。
毎日リュックをしょって駆けまわっている茂木さんは、
ランドセルをしょって駆けて行ってしまったかに思われた、
小学生の健ちゃんのままなんだなあ、って思ったよ。
昨日は、ひさしぶりにビッグ・マックを食べて、
おいしうございました!
投稿: 龍神 | 2007/03/31 8:23:50
>下宿でジョギジョギ切ってしまったのが
禁断の木の実を食べたきっかけである。
これって、もしかして、
時折ご自分でカットされるということでしょうか?
。。。 ぷぷぷ、楽しいですね。
宮崎駿さんが、テイト・ブリテンを訪問されていて、
とても嬉しくなりました。
世界中で最も好きな美術館です。
ターナーを愛していますので。。。
投稿: suzaku | 2007/03/31 4:38:32
20年以上続けてきた標準的サラリーマン髪型をガラリと変えて、散髪屋で刈り上げてもらった。気分が変った。頭部の雰囲気とココロが連動した。
クスリの「副作用」の症状が末梢性か中枢性かを判断する業務に、心の中では「そんなに単純なもんちゃうやろ」と思いつつ、就いていた時期がある。クオリア日記を読み始めてから、改めて中枢と末梢に思いをめぐらせることとなった。
ペンローズは「では、マイクロ管のある肝臓にもココロがあるの?」と批判されたが、その時期医師から聞いた話からは、肝臓にもココロがあると思った。長年肝臓で苦しむ人が、ある新薬でcureした後では、めざましく活気づく例が少なくないという。そんなの当たり前という雰囲気があるが、よく考えると不思議である。心頭滅却してもシンドイものはシンドイ。シンドクなくなるためには、例えば肝臓のココロがシンドク感じなくなることが、決定的という。
末梢が脳をコントロールする、相互作用する、という説や話は目新しいものではないが、ブレイクスルーが欲しい極めて興味深い分野です。
投稿: fructose | 2007/03/31 1:32:12
そのときには、それが「最後」だったんだと、
ちっとも気が付かないで、でも、気付かないふりをして、
どこかで予測していたのかもしれない、
そんな思い出を、いくつか数えられる。
過ぎ去った時間への懐かしさは、憧れにも似て、
ときどき、記憶の街に出掛けてみたくなる。
実際には、なかなか旅行にも行けない毎日なので。
投稿: フミ | 2007/03/30 22:35:40
私はロンドンから鉄道で1時間南へ下ったブライトンという町のことを考えると幸せな気分になります。今住んでいる町は名古屋から30分くらい。住んでいる環境に似た場所に惹かれる、とかそういったことも関係があるのでしょうか。こじんまりとした場所が落ち着く自分を発見しました。
投稿: とんさと | 2007/03/30 22:09:30
2月28日の、内田先生との「これで日本は大丈夫?」を
聴きにいかせて頂いた者です。とても楽しいひと時を、
どうもありがとうございました。
タクシーを待っていたら、偶然、茂木先生が内田先生と
来られたので、思わず握手して頂いたのですが、力強い
手に、同行者3人で感激いたしました。
毎日、早朝に書き込まれるブログを楽しみにしています。
お忙しそうですが、お体に気をつけて、ますますのご活躍
を、お祈りいたします。ガンバレ、モギセンセイ!
投稿: ミナ | 2007/03/30 21:38:13
ロンドンでの思い出は、茂木先生の心の中に、何時までもかけがえのない思い出として蓄積しているんだなぁ…。
そして先生がそれを思い出すたびに、柔らかい風が先生の心をふきぬけていくんだろうな。
私もそうした旅の思い出を持ちたいな。
その最後の床屋サン、今でも元気に営業なさっていれば好いですね。
たしか…キプロスは南部がギリシャ系、北部がトルコ系なんですよね。
首都はニコシアというそうです。
それはさておき、今夜は先生にとって楽しみに(たぶん)なさっていたイヴェントが六本木であるんでしたね!
多忙な日々や鬱陶しさを吹き飛ばし、思いきり楽しまれんことを!
投稿: 銀鏡反応 | 2007/03/30 19:27:00
私もLondon・・・・の事を考えると、本当に心が楽しくなってしまいます。
数年前まで、仕事やプライベートで直ぐ隣の町のように行っていましたので、東京では迷子になるけど、ロンドンの地下鉄や、バスはスイスイでしたし、歩いていても(比較的安全なので)夜もタクシーつかまらないとどこまでも景色を愉しみながら飽きずに歩いていました。ただ、残念なのは、20数年前に初めて行った時は、GreatBritainの古き良き、そしてよそ者を受け付けない威厳がまだあったのですが、最近は行く度、景色が変わっていて。 大好きな老舗のレストランが、びかびかのビデオShopになっていたり。このストリートの景色にそれはないでしょう!?ですが、時代の波に、大英帝国も勝てないのですね。世界中どこでもソウですが、変わって欲しくない街のひとつです。色々な思い出と供に記憶の引き出しにしまっておいて、時々思い出して、胸キュンしてしまいます。(どんより曇った日は、Londonみたいだなあ・・・などなど)
先日、私のビジネスでもキプロス出身のLondon在住のDrから連絡あって、ああLondonは異種移民の街で面白い事に事欠かない処だったことを、彼のキプロスなまりの英語と、(スカイプからですが)ふっと感じる匂いと供に思い出していました。この記憶から匂いなどが鮮明に思い出し確かに感じれるというのも面白い感覚ですが、ありますよね?
投稿: Mayu | 2007/03/30 16:09:21
振り返るとと心が楽しくなる場所は貴重ですね。
そういう場所がいっぱいあったら素晴らしいなと思います。
きっと生命と非生命の区別、意識と無意識の区別は迷妄・・・
鉱物にも生があり朝露煌く山の中で宮沢賢治も石ころとおしゃべり
してたのかもしれません そんな場所にいきたい。
私という意識はどこからくるのか?これも迷妄な区別なのかな?
私も生きているし細胞も生きている ひとつひとつの命の
無数のあつまりである私 素粒子はわからないがその集合であるようなものがクオリア? 個々の細胞の反応の複合体であるのがクオリオなのか?
物でもあり命のあつまりでもあるのに どうして一人の私と
言えましょうか このとらえられない感覚は私が独り占めできる
ものではなく 私の中のみんなから創られたものなのかな?
忘我の境地で内宇宙のみんなとおしゃべりするのもまた楽しいです。
それにしても茂木先生の日記でふわっと心が軽くなるのは何故なんだろう?活字なのにどんなテレビを見るよりポップな感覚になります。
セルフカットは難しいですね、私は左利きなのでちょっと
難しくて挫折しました。中途半端な形で美容師さんにバトンを
投げました(笑)。
季節の変わり目ですのでどうぞお体に気をつけてください。
投稿: 宏 | 2007/03/30 10:59:08