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2007/02/11

新「学問のすすめ」

ヨミウリ・ウィークリー
2006年2月25日号
(2006年2月10日発売)

茂木健一郎  脳から始まる 第42回

新「学問のすすめ」

抜粋

 かつて、福澤諭吉は『学問のすすめ』を著して、明治の人々を鼓舞した。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」という有名な書き出しで始まる福澤の文章は、人々が学問を通して旧来の身分制度の桎梏から逃れ、自由に活躍できる新時代が来たのだということを告げたのである。
 「門閥制度は親の敵でござる」という激しい言葉に表れているように、福澤は人々の自由闊達な精神を阻害する社会の制度を憎み、万人に開かれた学問という理想を奉じた。その言葉が新時代の真実をつかんでいたからこそ、当時の多くの人々の心を揺り動かしたのである。
 今、インターネット上に開かれた広大な知の海がある。一生かかっても学びきれないほどの滋味に富んだ叡智の蓄積が、ワンクリック先に人々を待っている。時代の舞台が回って、今再び、福澤が説いたような「学問のすすめ」を万人が心に銘記すべき時代が来ているのではないだろうか。

全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。

http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/


2月 11, 2007 at 07:55 午前 |

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受信: 2007/02/11 21:27:38

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受信: 2007/02/14 16:04:13

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