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2007/02/18

超新星爆発のような明るさ

憲法をはじめとする日本の法律には、
万人は平等であると書いてある。

 しかし、日常の生活実感において、
本当にそのような思想を貫くことが
できるか。
 見た目の美しさ、
 社会的地位、
 若さ、勢い、
 健康か病気か。
 そのような表面的なことに
とらわれていると、どうしても
区別をしてしまう。

 相手の魂の芯。
 その目に見えないものを
見据えることができないと、
 本当に万人は平等だと信じて、
そのように行動することはできない
のである。

 むろん、好き嫌いや
尊敬するしないの差異が
出てきてしまうのは人間として
仕方がない。

それにもかかわらず、魂の芯を
見るということに肝要な点がある。

 福島県の南相馬市で講演をした。
その足で、いわきに住むおじさんを
見舞った。

 将棋が好きで、子どもに将棋ゆかりの
名前をつけている。

 久しぶりに会うおじさんは、軽い
脳梗塞を発症したと聞いていたが、
元気そうで安心した。

 暇さえあれば福澤諭吉を読み継いでいたが、
その文体は跳ねるようで、ジャズのような
リズムがある。

 超新星爆発のような明るさは、
確かに近代日本の希望だったのだろう。

 ちなみに、上の「万人の平等」
は、国籍や肌の色、言葉などにはかかわらない
ことは言うまでもない。

2月 18, 2007 at 07:22 午前 |

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カーデザイナー奥山が以前プロフェッショナルで、日本人ならではの切捨ての美学、すなわち禅に通じるシンプルさを追求するといっていた。 [続きを読む]

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最近、茂木健一郎に填っている。その流れはそもそも殆ど興味深く見る事ができなくなってしまった我が国現代社会のテレビプログラムに於いて、俺様が定期的にほぼ必ず見る番組が「何でも鑑定団」とNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に集約されてしまった、ということ... [続きを読む]

受信: 2007/02/18 10:01:24

コメント

コメント欄、ごもっともご高説ごもっとも
ですが、精神論を他人に強要する姿勢は如何かと

「近頃の我が国民は」などという台詞は
あのロゼッタストーンにも書かれているという

善意でもって国民市民大衆を啓蒙していくというならば
善意の価値観を強化(教化?)させるというならば
物質よりも心の豊かさと謳うならば
それはどこかの宗教や思想家と変わらないのでは?
たしか風説では大東亜戦争期の日本は
そのような御節介が度を越した全体主義ではないのですか?

茂木さんが言いたいことはそのレベルなのかなぁ…

投稿: | 2007/02/19 16:25:21

茂木先生のおっしゃるとおり、今後功利主義、エゴイズムを
乗り越え、どう共生社会を作り上げていくのかは大切な社会
的課題だと思います。

個人の最大幸福よりも他者の幸福を優先に考える真摯な生き
方、これを実現していくために、人間の根底にある愛情、誠
実さなどの善き性質に依拠し、それを強化していく…そんな
ことが必要なのかもしれません。

投稿: コロン | 2007/02/19 5:10:59

魂の芯という言葉は茂木さんが考えたのですか?
私が最近、人に話をする時に、どうしてもちゃんと伝わらなかった部分がその言葉で解決できるような気がします。
ありがとうございます。

芯も大切ですが、入れ物の方もお大事になさってくださいね。
私の大好きな茂木さま。

投稿: | 2007/02/19 1:29:49

先生こんにちは。初めまして。とはいうものの、実は初めましてではないのです。先日池袋のジュンク堂書店で先生のお話を隣で伺いました。内容が素晴らしかったのは当然ですが、それよりもぼくが感動したのは、先生の一途さでした。本当に真面目な方なんだなと思いました。この人は何か胸に秘めているもの、使命感のようなものがあるに違いないと思いました。「時間がないんだ。」とおっしゃっていたような気がしますが、それは、そういう意味ですか?ちなみにぼくは1962生まれなのですが、先生もそうですか?ぼくは4月9日生まれです。18日付の日記に関してですが、「人は見た目が?割(忘れました。)」を克服するということでしょうか(ちょっと違うか。)。ぼくは今、漱石を読んでいます。後は新渡戸稲造と内村鑑三です。ユダヤ教、イスラム教、仏教にも興味がありますが、とても手が回りません。でも本当に興味があるのは、脳とコンピュータの関係についてなのです。でもぼくにも「時間がない」から(笑い)。勿論、先生のレベルとは全然違います。ぼくには遊ぶ時間が必要なので(笑い)。3月のお話、楽しみにしております。ただ、それまでに先生の御本、読めそうにありません。すみません。では、また。

投稿: | 2007/02/19 0:52:55

見た目、地位、若さ、勢い、病か否か、
…そういう表面的・表層的なことで
区別してしまいがちなのが人間の常。

そーではなくして、眼には見えざる「相手の魂の芯」を
見据えていくことが、「万人の平等」という言葉の
本当の深い意味を身で読むことになる筈だ。
(まぁ、好き嫌いは仕方がないとしても…)

しかし、はたして、自分も含めて、その相手の「魂の芯」を
見据える行為が、我々はちゃんとできているんだろうか?


きょうのエントリーでいう

「魂の芯」

とは、万人に具わる「生命の尊厳性」
のことなのではないかと思うのだが、如何だろう。

近代日本の夜明けは、まさにいわれる通り、
超新星爆発の如き明るさなのだったろう。
あの明るさの中で、日本は早い速度で近代国家に生まれ変わっていった。

そのような明るさが、いままた、巡り巡って、訪れる時が近づいている。

すでにもはや、ネットの上では 超新星爆発が起こっている。

これが実社会での超新星爆発に繋がらないとは、言えないだろう。

その超新星爆発の潮流の中で、
ドンナ差異をも差し置いて「相手の魂の芯」を見据え、
真の平等の意義を深く噛み締めることが、
我々島国の民には、本当に必要なのではないか。

障害者だから、女性だから、特定団体の所属者だから、という理由で
区別・差別しているのは、
日本人が「万人の平等」の真意を身で読んでいない
なによりの証拠だ。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/02/18 10:51:59

             魂の芯

          自分でも良くわからない

          反応として否応なく出る

  驚きの最前列              自分自身。。。!

投稿: | 2007/02/18 8:01:02

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