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2007/02/09

モンシロチョウではなくタンポポに

あまりにも追われて、
呆然としながら、
春の日差しに照らされた
タンポポだったら良いのに
と思う。

しかし、タンポポの
体内では、必死のメタボリズムが
ずっと進行しているわけであり。

神経経済学は偶有性を扱う
という点において
従来の機械論的な脳科学から
一歩前進だが、
未だ危機を通しての創発、
人格のEntwiklungを
扱っていない点において、
一個の生命哲学にはなり得ていないのだろう。

物理学科の時、
数理物理学の試験で
一行の問題を前にみんなでうんうん
うなりながら解いていた時、
音の奔流の中で歌うブリュンヒルデのような
気分になった。

人生の波乱は確率では解けない。

百年単位で見た時、現代の
脳科学、認知科学の手法は
ローカルミニマムに陥っていた
ということが明らかになるだろう。

タンポポがすごいのはモンシロチョウが
来るのをじっと待っているということで、
しかしその待つ姿や精神のあり方に
一つの工夫がある。

創造性はモンシロチョウではなく
タンポポに似ているとしたら。

日差しが次第にやわらかくなってきた。

2月 9, 2007 at 07:15 午前 |

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コメント

蝶のサナギの中は、どろどろの状態なんですよね。
それを知った時、すごくロマンチックな感じがしたんです。

Wikipediaで「不対電子」のページを読んでた時も、
破骨細胞が誘導される話を担当医から聞いた時も、
すごくロマンチックな感じがしたんです。

なんででしょう?
今リチウム飲んでて、脳がとろとろだから?
「代謝」のシステムに触れたから?

「becoming」のコメントでも良かったのですが、連投になってしまうのでコチラに。

投稿: | 2007/02/10 9:14:59

茂木先生の上にやさしい太陽の光が差してきたようですね…。
よかったです…。

ピカソの『ゲルニカ』を見たときのクオリアのピュアさを先生
が改めて想起し、文学に生命の躍動感を与えていく…そんな
『クオリア降臨』を執筆していた頃の先生のクオリアの探究へ
の想いが少しずつ日記に感じられるようになってきたのは、先
生の心の中でなにか吹っ切れてきているものがあるんでしょう
ね。わがことのように嬉しいです!!

今の茂木先生は、タンポポの冬のロゼッタのように、改めて茎
を伸ばし開花することに向けてじっとエネルギーを蓄積してい
るのかもしれませんね。私もそうありたいです…。

投稿: コロン | 2007/02/10 5:48:21

昨日、静岡のホテルで久々「プロフェショナル」を見て、ようやく見ることが出来た安堵感。

本日、東京に帰る直前、谷島屋でニーチェの「ツァラトゥストラ」「悲劇の誕生」を買い、前者を新幹線で一時間ばかり、立って読みました。

その時、立ち上がったものは、茂木先生は、ツァラトゥストラなのだと。孤独とは、そう言う意味だったのか・・・と。

まだ、途中ですが・・。初めて手に取って、すばらしい哲学書だと思いました。

投稿: | 2007/02/10 1:23:40

人生の波乱は、確率では解けない…。確かにそうだ。
いろいろなもの・こと・思いが、絡まっているのが
人生の「主成分」ならば、
その「主成分」がダイナミックに、またエネルギッシュに変動するのが「人生の波乱」で、その「波乱」が何時起こるか解らないのが実相なのだ。

春の日差しに照らされた蒲公英(タンポポ)は生きぬくために必死のメタボリズムを行っている。

ものが何でもある時代、われわれは果たして必死で生きて居るか。

創造性とは、今ココで、必死に生きている中で生まれてくるのではないか。

本当に多忙な茂木先生。くれぐれも御自愛を…。

投稿: 銀鏡反応 | 2007/02/09 18:09:18

茂木さんはたんぽぽですよね。
実情は忙しいのだけれど。
ほのぼのとした空気は、茂木さんそのものというか。
あわただしさの中にいて、そんな風におだやかでいたい。
茂木さんはやっぱりたんぽぽですよね。

投稿: | 2007/02/09 16:14:56

たんぽぽコーヒーは、とても優しく、マイルドな味わいです。

味にも精神のあり方でてる?!

投稿: | 2007/02/09 12:22:17

こんにちは。
ニューロネクスト(neuronext)です。

目的においても手段においても近視眼的なローカルミニマムに陥りやすいという科学(思想)の現状において、時間軸においても空間軸においても、もう少し幅を拡げて考えてみるという要素は重要だと感じています。

個のレベルにおける科学(思想)と同時に、集合のレベルにおける科学(思想)を「意識的に」増やしていくことが、時間軸・空間軸の幅を拡げることに役に立つかもしれません。

(昨夜の『プロフェッショナル』におけるMIT・石井教授が最後に、「自分がいなくなった後の未来(時間)の世界全体(空間)にインパクトを与えることができること、それがプロフェッショナル」という主旨の発言をされていたことが印象的でした。)

歴史的に考えても、「個性」が重要か「集合性(全体性)」が重要かという観点は常に議論の的になってきたように思います。
そして「個性」とはどこからどこまでか、「集合性(全体性)」とはどこからどこまでか、という「境界定義」をめぐる様々な争いを繰り返してきたと思います。(それが一部の競争原理として創造性の源泉になったこともありましょうけれど。)

しかし、少なくとも我々は、「絶対的な一つの集合」に完全に紐づいている存在と言えます。

それは地球という集合です。

インターネットや移動技術の向上、あるいは政治・経済的な連合や統合等の要素により境界性が薄れてきているといっても、まだ地球という絶対的な境界内に限定された話であります。

その意味で地球基準という視点での取り組みは、歴史的にもまだ浅いと言えるかもしれません。

最近ではNASA等の提供物としてハイビジョンを含めた高画質な地球の映像が、種々のマルチメディアによって簡単に手に入ります。
また、地上レベルではNHKで『プラネットアース』という試みも始まっておりますし、グーグルというワールドワイドな情報技術体による種々の試みも始まっております。

我々は地球という集合全体と直接対話することで、何を感じることができるでしょうか。
そこには我々に内在するすべての時間と空間、すべてのコンテンツ(およびその源泉)が詰まっているはずです。

その地球という集合全体認識のためのツールは21世紀になって飛躍的に向上していると感じております。

地球集合との直接的で真摯な対話を増やすことで、「地球からの本質的な宿題・課題」を認識することにもなるだろうと思っております。

それは、結果的にこれまで誰も踏み込んだことのない領域であるならば、すなわち独創性(創造性)と同義であるといえるのかもしれません。

投稿: ニューロネクスト(neuronext)代表 kiku&matsu | 2007/02/09 10:19:43

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