« 不可思議な欠落 | トップページ | そういうこととは遠い世界 »

2006/12/07

プロフェッショナル 仕事の流儀 木村秋則

プロフェッショナル 仕事の流儀 第35回

りんごは愛で育てる 
〜農家・木村秋則〜

 インターネットで売り出すと、10分で完売。そして、腐らない。そんな「奇跡のりんご」を作るのが、青森・弘前の農家・木村秋則(57)。そのりんご作りは、化学的に合成された農薬や肥料を一切使わない。
りんごは病害虫に弱く、農薬なしでは収穫量は10分の1になるといわれる。そのなかで、農薬に頼らないリンゴ作りを日本で初めて本格的に成功させたのが木村だ。業界では「不可能を可能にした男」と呼ばれ、全国の農業生産者や消費者、研究者までもが木村の畑を視察に来る。木村自身、全国各地から請われて、農業指導に出かける、という「カリスマりんご農家」だ。
木村が独自のりんご作りを実現したのは22年前。しかし、成功するまで8年もの間、りんごは全く実らず、収入もゼロ。サラ金から借金をし、夜はキャバレーでアルバイトをしながら食いつないだ。りんごが実らないまま、6年目を迎えたとき、「家族に迷惑をかけた」と自殺を決意。首をくくろうと登った山で、栽培のヒントをつかむ。
木村のりんご作りの哲学は「育てない、手助けするだけ」。りんごの生命力を引き出すために、畑をできるかぎり自然の状態に近づける。そこには、人と自然の魂の対話がある。
今年、岩手に住む60歳の土木会社元社長が、木村の弟子となり、初めて本格的なりんご栽培に挑んだ。果たして、りんごは実を結ぶのか。 農業、そして人間に対する、木村の静かで強い愛情と情熱を追う。

NHK総合
2006年12月7日(木)22:00〜22:44

http://www.nhk.or.jp/professional/

12月 7, 2006 at 03:31 午後 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55852/12959412

この記事へのトラックバック一覧です: プロフェッショナル 仕事の流儀 木村秋則:

» 奇跡のりんご トラックバック BlueSpeaker<·
NHK の「プロフェッショナル」と言う番組で「奇跡のりんご」と題した回があった。深く感動した事をおぼえています。しかしながら、人間は忘れるものですね。昨日「News 23」で同じ「奇跡のりんご」特集を見て、忘れてい...... [続きを読む]

受信: 2006/12/07 21:36:13

» 未来に続く道 トラックバック セレンディピティ 〜まだ見ぬ君へ〜
夜空に溢れ、戯れる星たち。 決して諦めるなよと眺めてる。 昔夢見た物語は、 大人の世界では通じない。 社会の厳しさの多くは、 大人の無責任が転がっているだけと気付いたとき、 常識を覆そうと思った。 既成概念に真っ先にNOと言おうと決めた。 無理だとい....... [続きを読む]

受信: 2006/12/08 8:59:49

» 木村秋則さん トラックバック My little corner of England
NHKの番組、プロフェッショナルを見た。茂木さんが先月番組を収録した時にブログで [続きを読む]

受信: 2006/12/08 11:49:49

» 追憶の父「プロフェッショナル 仕事の流儀」 トラックバック 御林守河村家を守る会
茂木先生のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を、妻とふたりで拝見いたしました。 木村秋則さんが、婿入り先でりんご園をはじめ、挫折して6年目に、自殺を決意して登った岩木山で自然農園のヒントをつかみます。 やがて22年後に、全国各地から請われて、農業... [続きを読む]

受信: 2006/12/08 13:05:38

» リンゴは愛で育てる 農家・木村秋則 トラックバック 須磨寺ものがたり
NHK「プロフェッショナル」で初の農家のお話であった。昨日12/7(木)茂木健一郎がメインキャスターを務める番組「プロフェショナル」(午後10:00~10:44)が、放送された。 [続きを読む]

受信: 2006/12/08 15:32:44

» 子育ての流儀(?) トラックバック 510Style
いつも、だいたいかかさずプロフェッショナル〜仕事の流儀〜[NHK]を見ています。 今日は“りんご農家”木村秋則さんでいらっしゃいました。 最初は“りんご農家”かぁ〜。私とは縁遠いヒト・・・?!くらいの... [続きを読む]

受信: 2006/12/08 18:55:32

» 子育ての流儀(?) トラックバック 510Style
いつも、だいたいかかさずプロフェッショナル〜仕事の流儀〜[NHK]を見ています。 今日は“りんご農家”木村秋則さんでいらっしゃいました。 最初は“りんご農家”かぁ〜。私とは縁遠いヒト・・・?!くらいの... [続きを読む]

受信: 2006/12/08 18:57:56

» りんご農家 木村秋則 トラックバック 大野川上流農業水利事業所ブログ
  本日は、7日放映のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」からで、待望の農家 [続きを読む]

受信: 2006/12/11 22:09:02

» 自然循環農法 トラックバック 炭と自然食品館
私たちは、木村さんのリンゴや山本さんのお米のように自然そのものを味わうことを目指しています。それはリンゴやお米を食べるのですが、最終的には土そのものを食べているのです。誰も土を直接食べるとなれば、その土に農薬も化学肥料などは入れないはずです。ですから私...... [続きを読む]

受信: 2006/12/12 19:07:50

コメント

一途で愛らしい方、と思わず若輩者の私が表現したくなる人でした。

おとぎ話のような言葉、思想はおとぎの国の話でなく、
それが事実だと感じたとき、世界はほんとはとんでもなく、地球はとんでもなく素敵なところであったのかと思いました。

自分の都合で生きる人間ほど醜く、かっこ悪いこともない。と感じる場面が多々あり自分を反省しました。

奥さんもほんと素敵なひとで、

「お父さん、りんごの木、子供たちよくがんばった」って語る姿にとても感動しました。

私なら「いやーそりゃー大変で大変で苦労しました。」って我がのことを盛大に宣伝してしまうだろう。

あのご夫婦だからこそ、たどりついた幸せの国なんだろうなあ。

投稿: 平太 | 2006/12/12 9:42:02

本日は、7日放映のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」からで、待望の農家が主人公です。

  木村さんのりんごは、産地直送で1個300円で、インターネットで10分で完売するそうです。1年先まで予約が入っている人気店の東京のフレンチレストランでは、「木村さんのりんごのスープ」として農家の名前を入れたネーミングで出している。シェフは、「木村さんのりんごは腐らないですよね。生産者の魂がこもっているからですかね」という。

  りんご農家の木村秋則さんは、農薬も肥料も使わない自然農法でりんごを生産する人で、今から30年前に取り組んだそうです。そして、22年前に成功したそうです。

 全国から、生産者、消費者、研究者の視察が相次ぎます。「常識はずれの栽培方法ですからね。我々にわからない何かがある」と研究者は言っています。

  そして、木村さんはひとつのことだけにこだわる。「主人公は、リンゴの木なのよ」

  当時は、自然農法に切り替えた途端、病虫害が発生し、8年間りんごが生産できず、世間からは、「ばかだとか」、「かまど消し」(青森県では、かまどの火を消す(家を潰す)人という意味)とか言われたようです。

  木村さんの自然農法は、できるだけ自然な状態にするため、雑草は伸び放題です。管理をしないということではなく、生態系をきちんと押さえた上で、リンゴの木がリンゴを実らせる環境を整えるということです。

  これにより、リンゴの害虫を食べる益虫が多く生息するようになり、害虫を駆除することができます。害虫が多くなったと思えば、自分の手で駆除する。益虫と害虫のバランスをとるのです。

 そして、最低年2回は草刈を行うそうで、それによって、土の温度の変化が伝わるようになり、リンゴの木に季節を感じてもらうのだそうだ。土の温度の変化が伝わるように秋であれば9月に草刈を行うのだそうだ。草がぼうぼうだと、土の温度の変化がなくなるという。


 そして、目に見えない病原菌などは、米やトウモロコシを発酵して作った酢で、わずかながら殺菌作用があるそうで、これを手作業で散布するそうです。この手作業にこだわるのは、スプレイヤーなどの機械で散布すると土を締め固めてしまって、リンゴの木にはよくないということらしい。あくまで、リンゴの木を中心として考えるのです。

投稿: 大野 | 2006/12/12 5:33:26

いえいえ,「仕事の流儀」ではなく
木村一家の「生きる流儀」ですね.これは,,,

投稿: ちょし | 2006/12/09 19:04:07

凄い,凄すぎる,,
何がって木村さんを見守ってきた家族が凄い...
「育てない,手助けするだけ」 こんな気持ちで我が子を見守っていけたら,...
これは,木村さん一家の仕事の流儀でしょう.

投稿: ちょし | 2006/12/09 18:25:46

凄い,凄すぎる,,
何がって木村さんを見守ってきた家族が凄い...
「育てない,手助けするだけ」 こんな気持ちで我が子を見守っていけたら,...
これは,木村さん一家の仕事の流儀でしょう.

投稿: ちょし | 2006/12/09 18:23:26

茂木健一郎先生、おはようございます。
お元気ですか。
この間は、りんご教室をありがとうございました。
先ほどのメールの非礼お詫び申し上げます。
先生は今、何やっていらっしゃるんですか。
(杉原さんは元気かな?)
今、僕の周りでは風邪がはやっていますよ。
明日は寒くなるそうですよ。
みなさんも(もちろん先生も)健一郎先生も、
(もちろん信幸さんも)
杉原信幸さんも、お体を大事にしてくださいな。
りんごをとったらなんか出てくるんでしょうか。
木村秋則さんに聞いてみたい。
講義にいらっしゃらないかしら。
青森……

明日晴れるといいな

茂った喜びの
皆さんと茂木健一郎先生へ
東次郎

このコメント版が伝言板なら

杉原信幸さん、お元気ですか。
大切なお話を聞かせてくれてありがとう
りんごの真剣な様子は、
まったく信幸さんだと思いました。
いい人間に育ってください。
楽しみにしています。
お風邪に気をつけてがんばって下さい。
応援しています。
それではまた。失礼します。
杉原信幸さんへ


バイバイ


投稿: 東次郎 | 2006/12/09 16:01:44

今日杉原さんから教えてもらいました。
面白かったです。
青森はもう雪が降っているのでしょうか。
大きな大地だなあと思いました。
海も見えるのかな。
いつか見てみたいです。
 
茂木健一郎先生、ありがとうございました。

またね

09.12.2006
t拝

投稿: 東次郎 | 2006/12/09 15:04:35

33年住んだ東京から5年半前に新潟の山間地にUターンした者です。この地も耕作放棄地が増えるばかり。いい水が豊富で、米も野菜も素晴らしいものが育つ土地なのにもったいない気がします。木村さんのような自然農法、それに不耕起栽培などを試してみると面白いのではないか....。

微力ながら地域興しの狙いも込めて開設したブログにトラックバックさせていただきたいと思います。番組については、もう1つ運営している『栃尾高校野球部応援ブログ』でも紹介させていただきました。

投稿: 中沢 滋 | 2006/12/08 23:10:04

今回の内容もすばらしかったです。

投稿: のん | 2006/12/08 13:05:13

今回のプロフェッショナル「りんごは愛で育てる~木村秋則~」を拝見させていただき、とても感動しました。
NHKのサイトにも書き込みした内容ですが、その後、茂木さんのブログにも道草して書き込みしてます。みなさんと感動を共有できたらいいですね。

木村さんの姿勢、たとえようがないほど愛に満ちていますね。
りんごの木と対話し、そこから学び、それを8年という歳月をかけて、自然がはぐくむ実りとして答えを出し収穫していく・・・
その間のご苦労と、決意と、りんごの木の命に対する思いに感動し涙が出てきました。

真摯に取り組む人には、神の大きな手が降りてくるのでしょうね。
自殺を考え、その瀬戸際に、神からの掲示のように、「土を見ろ」というインスピレーションが与えられるのですね。

それは、どの分野にもいえているようです。
数学者の愛に応えて、神はその人に数学の定理を直感として与えるとい言葉があすます。

万策尽きた・・・・。その時に神の手は降りてくるのですね。

りんごがとても愛おしく可愛い存在として木村さんには写っている様で、それがテレビの画面からも伝わってきました。
命あるものへの愛なのですね。心からの愛の波動にりんごの木は応えているように感じました。

りんごの木を愛すること。
りんごの木の生命力を信じてあげること。

プロの人たちに共通していることは、本当に大切な愛や命、誠意などと言った、第一のものを第一とすること。だと感じています。
自分への評価や経済的な第2、第3のものを第1とした人には、神の手は降りてこないようですね。

また、木村さんの人柄もいいですね。
動物王国のムツゴロウさんに似ているな~と思いました。
動物も植物も自分を愛してくれる人を知っているようです。
そんな人柄に応えて大いなる愛、神は“答え”を授けてくれるのでしょうね。

木村秋則
なんとなく、この方は名前から神様に選ばれている気がしました。
りんごの木のなる村に、秋に実りがなる法則をつかむ人。

投稿: のん | 2006/12/08 13:03:06

『りんごは愛で育てる』とはすばらしい表現ですね!

本物を作るとうのは、並大抵なことではなく、極限状態になって初めて真実に直面するのでしょうか? 木村さんご家族には脱帽です。愛に溢れていますね。

私もちょっとした経験があるのです。静岡の家の庭に白い薔薇の木が一本あるのですが、一度も肥料も消毒もしたことが無いのですが、そこに住んで居た時、一年に3度花が咲いていたのです。普通、春と秋に咲きます。
北風が強く吹く12月から1月の最も寒い時期に2ヶ月ほど咲き、そして4月頃と9月頃にまた咲くのです。毎年咲いていました。静岡といってもその季節は風が強い地域なので非常に寒いのです。
私は強い風に耐え、健気に咲く白い薔薇に感情があると確信していました。薔薇は毎日音楽を聴き、私は薔薇に毎日話しかけていたんです。

庭は広かったので草が一杯生えましたが、草取りか草刈りをしていました。消毒は一度もしませんでした。地面の中の虫が死んでしまうのではないかと思って。
所が、東京に引っ越すとき、仕方なく除草剤を庭に撒きました。
すると2,3ヶ月後、驚いたことに今までの3倍ほどの強力な雑草が生えてきたのです。クロバーや仏の座やタンポポは姿を消し、すすきなどの強い雑草が根を張り大きく成長していました。
それには本当にびっくりしました。

それにしても、りんごの実を虫に食われずに、美しく、赤々とオイシイりんごに育て上げるのは神業ですね。
自然の中にこそ真理があり、木村さんの叡智と愛の力ですね・・。

投稿: tachimoto | 2006/12/08 1:00:07

 初回から出来る限り、番組を拝見している者です。
感動は毎回の事ながら、今夜は見ていて鳥肌がたってしまったので、書き込みしています。 
 
 何かしていて失敗した時、方法を考えたり調べたりする事は 良くある事ですが、自分の考えを引いて、対象をイメージし観察し直す事で、
きずきを、得た事がありました。
今夜は、まさしく その もっともっと特大級に触れた思いがします。愛や信念に満ちた笑顔も壮絶でしたが
「馬鹿になれ」は謙虚になれということで、
「馬鹿になれない偏見という悲しさ」と戦ってきた重さが 画面の林檎の見事さから伝わってきました。

こういう方が 同じ地上に立っておられるというだけで、感動と感謝で 胸が一杯になりました。

投稿: raintree | 2006/12/08 0:16:00

 今朝家内から「今日のプロフェッショナルは無農薬のりんご農家だってよ」ときいた次の瞬間には、私はもうある本を手にとって、あるページを探していました。その本は動物写真家の岩合光昭さんの写真集『きょうもいいネコに出会えた』(新潮文庫)で、もしやこの方ではないだろうかという印象的な写真を記憶していたからです。
それはページは130と131で、雪の中の立派なりんごの木の枝にいるかわいくてりりしい黄トラにゃんこ、と、とってもいい笑顔のおじさんの写真だったのです。そのおじさんはその「おにゃん」という名前の雪まみれのネコに、やさしい笑顔で「おにゃん、ほらカメラはあっちだよ」と指差してはなしかけている写真です。(本の中では『Aさん』と紹介されていますが、今テレビで見て、やっぱし木村さんでした。)
 いま、番組を拝見しましたが、おそらくいままでで私がもっとも衝撃を受けた回だと思います。受けたものが大きすぎて、具体的な記述が不能状態です。
私のいる世界はぜんぜん違うけど、こう生きたらいいんじゃないか、という示唆と、何より おおきな優しさとエネルギーを頂戴した気がしています。
 本当にありがとうございました。

投稿: 武蔵野跋渉同盟 | 2006/12/07 23:21:26

何度もすいません。トラックバックを何回か挑戦しているのですが・・・私は中小企業診断士の大学院生のサラリーマンです。ご一読いただき承認をいただければ幸いです。まずはご挨拶まで。

投稿: りん | 2006/12/07 18:30:28

コメントを書く





絵文字を挿入