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2006/12/04

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黒板の前に立って
さまざまなことを教えていたはずが、
 なぜかいつの間にかクラス全員で
なわとびを始めて、
 私は二重回しをした。

 昔取った杵柄で、
小学校のとき校内大会で優勝をしたこともあって
 なわに覚えがあるのだが、
 飛んでもとんでも息が切れないのは
やはり夢の愛敬か。

 137回でひっかかって、
それで覚めた。

 1/137.03599911。

 微細構造定数がさかさまになって
つまづくとはこれいかに。

 それから、横になったまま
しばらくBBCのコメディをLittle Britain
を見て呆然を癒した。

 昨日の目覚めは、よほど違っていた。

 NHKのクルーが来ていて、
 目覚めてすぐ仕事をしている
ところを撮影されていたのだ。

 ホテルのガウンを着ているところに
いきなりピンポーンと来たので、
 くつしたは床の上に脱ぎ捨ててあるし、
ズボンは財布とかが入ったまま椅子の
上にどしーんだし、
 うひゃあと思ったが、
 嵐山吉兆の徳岡邦夫さんの回で
お風呂に入って髪の毛を切っていた
のがおもしろかったから、
 きっと見る側は楽しいだろうとおもって
気にせず仕事をつづけた。

 昨日アップした日記は、撮影されながら
書いたものである。
 途中で話しかけられたりして、
気も散る目も散るそんな中で急いで
jolt downした。
 そんな味わいが出ている。

 年末収録の『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の「仕事術スペシャル」の中で「時間活用術」
として使われる予定。

 あまりと言えばあまりの、
このところのマッドな
ハードスケジュールに、
 身体が音を上げたらしく、
スーパーひたちで
 東京に戻り、
 シンポジウムに向かう頃には風邪の
症状が出ていた。

 有楽町で降り、東京フォーラムの外を
「さむいなあ」と思いながら
 風にぴゅうぴゅうと押されるように、
とぼとぼと東商ホールにたどり着いた。

 シンポジウムでご一緒した
辻省次先生はとてもあたたかいお人柄で
おっしゃることが一々身に沁みて
共感できた。

 朝日新聞の田辺功さんの名コーディネート
もあり、
 「脳医学の進歩を考える 〜医学と科学の融合〜」
のパネルディスカッションも
 充実して楽しい時間になった。

 オンタイムが続くかぎり超高速で回転させるのが
私の矜恃であるが、
 終わると当然のことながら急降下する。

 朝日新聞の車で家までもどりながら、
「もうだめだ」と思った。
 ごはんを食べて、すぐに眠る。

 それから、「寒いなあ」と珍しくトイレに
何回か起きた、微細構造定数のなわとびの
夢に至った。

 素電荷、真空の誘電率、光速度、プランク定数から
なるこの自然定数が
 ゆめのなわとびのつまづきをもたらした
という含意にはなにかspecificなものが
本当はあるのだろう。

 無意識の用意してくれるさまざまな素材を、
私たちの意識は時に驚き、時にあくびをしながら
受け取り、その本当の意味を知らないままに
時は過ぎていってしまう。

 意識にはそれをもたらす物質的プロセスの
範囲に明確な区切りがあるが、
 無意識においては、本来脳とその他の区別すらなくて
つながっている。
  
 その重大な含意を追いかけていくと、
いつか虹のかけ橋の下にたどりつくのだろうか。

12月 4, 2006 at 08:35 午前 |

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コメント

毎日、楽しみに読んでいます☆

昨日の「なにごとであれ、もっとも肝心なことは大抵隠蔽されている」
と、今日の「・・・含意にはなにかspecificなものが本当にあるのだろう。・・・・・その重大な含意を追いかけていくと、いつか虹のかけ橋の下にたどりつくのだろうか。」

私は、最近毎日このようなことを考えていました。

プロフェッショナルに出演された方を、私の心がcatchしてしまい離さないので意識下においていました。
するとある日、地方空港で偶然出会いました。出会った翌日から不思議
なことが起きたり、私のアンテナにさまざまな言葉がひっかたり・・・
含意を追いかけていくと、いつか虹のかけ橋の下にたどりつくのでしょうか。たどりつきたいなぁ・・・

茂木先生、お体ご自愛くださいね。

投稿: sae | 2006/12/04 20:36:07

私がこのコメントを書いている頃は、美術解剖学講義のあとの、楽しい飲み会の最中でしょう。

あそこの公園は、この時期だと流石に寒いから、場所を居酒屋などに移転して、楽しくやっていらっしゃるのでしょう。
今度の講義には是非参加したい、と思っています。

それにしても昨日の日記は、取材を受けながらのUpだったとは!

目覚めたばかりの茂木先生の姿が思い浮かびます…。結構とッ散らかっている状態での仕事ぶりを撮られるのって、どんな気持ちなのだろう…。

起き抜けのフラワーピッグはどんな表情を為さっているのだろう。

それにしても、先週はホントにマッドでタイトなスケジュールで、フラワーピッグはまたも風邪を引かれてしまったようだ。

夢の中ではダレでも、無意識の世界に立っている。そこで人は、いろいろな光景を立体映画のように見ている。

茂木先生が見た微細構造定数の縄跳びも、無意識の世界にいるときに観る立体映画なのかもしれない。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/12/04 19:40:36

やわらか脳寝る前のひと時、楽しみに読んでいます。
議論、討論する機会が日常で少ないと、自分の考えがどんなもんか、
ずれてるのか、ましなのか、青いか、幼稚か確かめるのが難しいし、
面白くないのだけど、その機会を与えられているようで
とても楽しいです。

勝手に茂木さんの教壇の前に陣取って、講義、討論聴いてる感覚です。
判断力のことについて書かれたところは、ちょっとへへんでした。
私もそう、思ってたから。
そうそう、あんまり日常ではほめてももらえないから。そんな気にも
なるんです。

あともうちょっと?ですか。全力疾走は。
お大事に。

投稿: 平太 | 2006/12/04 8:58:20

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