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2006/11/09

プロフェッショナル 仕事の流儀 輿水精一

プロフェッショナル 仕事の流儀 第32回
NHK総合 2006年11月9日(木)22:00〜22:44

優等生では面白くない

〜ウイスキーブレンダー・輿水精一〜

世界的なコンクールで最高賞を3度受賞するウイスキーブレンダー・輿水精一(57歳)。
ブレンダーとは、樽(たる)ごとに熟成するウイスキーの「原酒」を組み合わせ、一つの理想の味に仕上げていく職人のこと。原酒は、長いものでは30年以上樽の中で熟成されることで、無限に味が変化する。その原酒を数十種類、1%単位で組み合わせ、複雑で深い香りと味を生み出す。輿水は日本のトップメーカーでただひとりの「チーフブレンダー」。市場に出すすべての商品の味と香りに責任を負う。
多い日で300ものティスティングに挑むという輿水の信念は、味は「優等生では面白くない」。バランスよくブレンドされた「優等生」の酒よりも、時にやんちゃな個性を伸ばし、強い個性をもった味であることが、長く記憶に残るウイスキーとなるとは信じる。
9月、は来年発売予定の25年物の最高級シングルモルト・ウィスキーのブレンドに没頭していた。過去の偉大な遺産に敬意を払いつつ、まったく新しい個性を生み出さねばならない。だが、はかつてない苦闘を強いられる・・・。
大阪府・山崎の蒸留所を舞台に、奥深き味と香りの世界に密着する。

http://www.nhk.or.jp/professional/

11月 9, 2006 at 07:40 午前 |

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コメント

薄紫の霞そのもの、スモーキー輿水。
ひたむきで、はなかく消えるその前に一瞬こちらにやってくる。
そんな印象を持ちました。

はかない人が一生懸命ってぎゅっときます。

投稿: 平太 | 2006/11/12 22:57:51

鼻と舌で原酒の個性を見分け、それを数々組み合わせて天下の美酒を作り上げる…それがブレンダーという仕事。妥協は当然許されない。優等生的個性の原酒を組み合わせても深みの無いつまらない酒ができてしまうという。様々な個性を組み合わせた上で、チョビットひねくれ者の原酒、たとえば硝煙の匂いとテイストのするような、クセモノ原酒をほんの数%ばかし加えると、うまく行けば天下をうならす美酒が出来る。

輿水さんは、いつもそんな美酒を目指している。だから幾回もティスティングを繰り返すのだ。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/11/09 23:12:29

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