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2006/10/15

多様性こそ脳の栄養

ヨミウリ・ウィークリー
2006年10月29日号
(2006年10月16日発売)
茂木健一郎  脳から始まる 第26回

多様性こそ脳の栄養

抜粋

 先日、作家の小川洋子さんにお目にかかって対談した時、小説と数学は似ているという話になった。
 小説において、ある作品の印象は、最初から最後までその文章を追っていかなければつかむことができない。一部分の断片的な引用は、強い印象を与えたり、記憶に残ったりはするが、その小説そのものの味わいとは違う。小説の魅力は、最初から最後まで文字を丹念に追って行った時に受ける感銘にあるのであって、それは、強いて言えばその小説全体の中に宿っているとしか表現しようがないものである。

全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。

http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/


10月 15, 2006 at 09:05 午後 |

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» 秋のオススメ・・・ トラックバック Little Tree
というと、「味覚の秋」「紅葉の美しいところ」「読書や絵画や映画…」というのも愉しいんですけど… 一般的な話題とは、どうしても違う方面に目がいきがちな私のことですから… ひとつ目は、神奈川LD親の会「にじの会」2006年 秋季講演会 デス。 「一校の百歩より百校の一歩を」 〜今の学校が変わろうとしてる〜  講師:高橋あつ子先生(川崎市教育委員会) 日時:2006年11月18日(土)13:00〜16... [続きを読む]

受信: 2006/10/18 15:01:39

コメント

優れた小説は言葉のジャングル、豊かなる多様性の宝庫だ。だからわが人生の師匠はいう「良書を読め」、と。

良書には汲めども尽きざる言葉のボキャブラリーと、普段触れることの無い数々の驚き、そして深い哲学、作者の信念などなど、まさにアマゾンのジャングルのようにたくさんの、人生にとってよきものに溢れている。

生態系を破壊し、生物的多様性からますます遠ざかっていく我々にとって、せめて良書の世界こそ、貴重このうえない多様性の宝庫なのだ。

スキャンダリズム剥き出しの、くだらないヘタレ雑誌など、最早読むに値しない(でも茂木博士の「脳から始まる」が載っている「読売ウィークリー」などは別だが)。

茂木博士も、若くして良書を沢山書いて上梓している。博士の長寿たらんことを祈る。

最初の方のコメントにあるように、本気で真摯な態度で物事に取り組んでいるのは、この島国では茂木博士と養老教授くらいのものなのだろう。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/10/20 19:09:42

読売ウィークリー、きょう拝見しました。
(いつもですが)濃い発見ができてうれしかったです。

数学は単純な式の世界しか縁がなかったので、小説と似通う部分があるとは思いもしませんでした。。
それがジャングルにつながって、文学も数学も、森に似せたものなのかもしれない…、すごくおもしろいです。
私もジャングルの多様性を、無性に感じたくなりました。。

きょうは茂木さんのめでたき日ですね。
これからもお体に気をつけて、先生のもつ多様性で、いろんな発見を与えてくださいませ。

投稿: | 2006/10/20 0:17:54

茂木さん いつも素晴らしい情報 ありがとうございます。茂木さんの著作や発言を通していつも勇気づけられます。脳ブームの中、ほんとに信頼できる科学者は茂木さんです。人を馬鹿にしたようなくだらないドリルで世間をだますひどい科学者が多いですが、茂木さんはいつも本気で真摯な態度には心打たれるものがあります。これからもぼく達にいろいろ教えてくださいね。

投稿: | 2006/10/17 1:38:43

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